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    フェイスブック ロシア発偽情報、米国で1億2600万人に届いたと

    されるなか、ツイッターが両社による広告枠購入を禁止 <解説>  一蹴されても――デイブ・リー、BBCテクノロジー担当記者(サンフランシスコ) マーク・ザッカーバーグ氏がこの問題を「クレージー」な話だと呼んだのは、わずか1年前だ。この1年でこのロシア介入問題が、世界最大のソーシャルネットワークにいかに危機をもたらしているかと思うと、呆然とするものがある。 「クレージー」だと一蹴した自分たちの間違いから学ぶこともなく、どうやらフェイスブックは今週になっても複数の米議会委員会に対して、ロシア発の内容は2万3000分の1にすぎないと言うつもりらしい。 米議会はただでさえ、フェイスブック、ツイッター、グーグルといったIT大企業からの回答に満足していない。それだけに、いかにもエンジニアの言い訳然としたフェイスブックの言い分を、上下両院の情報委員会がそっけなく一蹴したとしても、フェイスブックは驚かないはずだ。 マーク・ザッカーバーグやツイッターのジャック・ドーシーCEO、グーグルの幹部たちが自ら、議員の質問に受け答えするわけではない。それは顧問弁護士の仕事だ。 巨大IT企業のトップが自ら作り上げたプラットフォームの影響力について、自分の口で証言せざるを得なくなるまで、果たしてあとどれくらいか。考えずにはいられない。 (英語記事 Russia-linked posts 'reached' 126m Facebook users in US)

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    米俳優スペイシー氏の告白に非難殺到 加害行動謝罪と同性愛告白を同時に

    2017年10月31日 13:35 公開 スティーブン・マッキントッシュ芸能担当記者 ケビン・スペイシー氏が同性愛者だと明らかにしたのがもし昨年のことだったら、反応はまったく違ったはずだ。しかし30日のカムアウトに、世間はまったく別の反応を示した。 まず初めに、これが昨年だったら、間違いなく歓迎されていただろう。同性愛者だと打ち明ければ出演映画の興行収入にマイナスに響くと大勢が考えている世界で、ハリウッドのトップ俳優がカムアウトしたのだから。 しかし人気テレビシリーズ「ハウス・オブ・カード」にも主演するスペイシー氏は、1986年に子役の男の子に性的な関係を持ちかけたと非難されて初めて、カムアウトすることを選んだ。 当時14歳だった米俳優アンソニー・ラップ氏は米バズフィードに対し、当時26歳のスペイシー氏から自宅のパーティーに招待され、ベッドに連れ込まれたと明らかにした。当時のスペイシー氏は酔っていたようだと話した。 スペイシー氏はツイッターし、謝罪した。さらに続けて「今回の出来事は、自分の人生の他のことにも向き合う励ましになった(中略)昔から色々な男性を愛してきたし、逢瀬も重ねてきた。今はゲイの男性として生活することを選ぶ」と書いた。 しかしそれ以降、スペイシー氏はこのタイミングを選んでカムアウトしたことを問題視され、批判されている。自分の性的指向を盾にして、疑惑による悪評をかわそうとしているという非難もある。 情報サイト「ゲイ・タイムズ」のジョシュ・リバーズ新編集長は、「ゲイだからといって許されることではない」と話す。 「どんな性的指向だろうと、誰かを性的に狙って捕食動物のように追い回すのは悪い行為だ」 「スペイシー氏は自分のセクシュアリティーについて、明らかにする時期を間違えた。まして、このようにとんでもない行為について非難されている状況なのに」 レズビアンやバイセクシャルの女性に向けた月刊誌「ディーバ」の発行者で、英LGBTアワードの共同創設者でもあるリンダ・ライリー氏は、スペイシー氏がこの時期にカムアウトしようと選んだことについて「残念だ」と話した。 「疑惑をかわそうとしていると感じた。これまで実に何度もカムアウトする機会があったのに、そうしなかったた。それは本人の選んだことだが、今回は謝罪に専念すべきだった。なので自分自身の話にずらしてしまうのは、要するに最低だ」 ライリー氏はさらに、「正直に言うと、今回のスペイシー氏の声明文そのものがとても計算高いものだと思う。やったことを認めようとしているけれど、自分がゲイだという部分でごまかそうとしている」と加えた。 一方で、LGBT(性的少数者)向けニュースサイト「ピンクニュース」のベンジャミン・コーエン最高経営責任者(CEO)は「ケビン・スペイシーは(疑惑を暴露された以上)カムアウトする以外、ほかにどうしようもなかったと思う」と指摘する。 「しかし当時たった14歳の子供に対し、不適切な行動をとったという非常に深刻な疑惑に回答すると同時に、カムアウトすることになったのは残念だ」 コーエン氏はさらに、「ニュース性のある話題が2つになった」と指摘する。「一つは『スター俳優のケビン・スペイシー氏が同性愛を告白した』というもの。そしてもう一つが『ケビン・スペイシー氏が1980年代の性的不品行を糾弾されている』というもの」。 「今回のスペイシー氏の対応で、この2つの問題が結びついているように見せかけてしまったのは残念だ」 スペイシー氏が謝罪声明を29日夜遅くに発表すると、ソーシャルメディアでもたちまち同様の反応が多く見られた。その反応はLGBT関係者だけに留まらなかった。 トランスジェンダーの活動家アシュリー・マリー・プレストン氏はツイッターで、「ケビン・スペイシーがゲイだろうと、興味はない。なぜ、性的指向と未成年に対する性的嫌がらせを一緒にするか、そちらの興味がある。話題をそらさないで」と投稿した。 英コメディアンでレズビアンのスー・パーキンス氏はツイッターで、「よくやったね、ケビン。自分の性的指向をずっと黙っていて、未成年への性的暴行疑惑とひとまとめにできるタイミングで初めて、明らかにしたなんて」と皮肉った。 映画評論家のリチャード・ローソン氏は、「自分がゲイの男性だと公表することと、自分が14歳少年を狙った人間だと公表することは同じじゃない。これを一緒にするのは、吐き気がする」とツイートした。 リバーズ氏は、「スペイシー氏が2つのことを一緒くたにしたことに(LGBT)コミュニティーが怒っているのは、当然だ。話題をそらすテクニックみたいだ」と述べた。 「同性愛と小児性愛には関係があると主張する人たちが、ただでさえいる。そんあものはないとみんな分かっているけど、彼の声明は、偏見の否定に何も役に立たない」 「同性愛恐怖症の人は、あらゆる口実を使って自分たちを正当化する。(スペイシー氏の謝罪は)同性愛恐怖症の人が私たちコミュニティーを攻撃する、お手軽な手がかりを与えたようなもの。偏見を助長する簡単な手がかりを与えたようなものだ」 他に大勢が、スペイシー氏がもっと早くにゲイだと公表しなかったことに落胆していると話した。 コーエン氏は、「特に今の『ハウス・オブ・カード』での大役を考えると、素晴らしい話になったと思う」と残念がった。 「米国の主流テレビ番組の出演者がカムアウトするという、興味深いチャンスで、とても前向きなことだったはずだ。けれどももちろん、そうはならなかった」 ライリー氏は、スペイシー氏がもっと早くカムアウトしていたら、「称賛されていただろう」と考えている。 「LGBTの俳優が、自分がゲイだと言えて、言っても別に大したことにならないのは、素晴らしいこと。毎日のようにどんどん大勢の人がカムアウトしている。だから、彼のキャリアにとっても大きなマイナスにはならなかったと思う。活躍しているLGBTの俳優はたくさんいるから」 それにもかかわらず、スペイシー氏は大勢から批判される羽目になってしまったとリバーズ氏は言う。 「私たちLGBTはコミュニティーとして、このような情報操作や話題をそらす行為を、これまでも敏感に感じとれるように訓練されてきた。なので絶対に我慢はできない」 ライリー氏はさらに、「実に大勢のLGBTの人が、カムアウトするためにとても多くのことを犠牲にしてきた。非常に勇気のいることだった。だから、カムアウトすることは勇気ある行動だと見られるべきで、話題をそらすための方便と思われてはならない」 (英語記事 Why are people angry about Kevin Spacey coming out?)

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    トランプ氏外交顧問、大統領選中のロシア接触をFBIに偽証

    2017年10月31日 11:37 公開 2016年米大統領選中にドナルド・トランプ陣営の外交顧問だった人物が、ヒラリー・クリントン氏に不利な情報をめぐり昨年春にロシア政府関係者と会談していたことが、司法省の訴状で30日に明らかになった。トランプ陣営とロシア当局との接触に関わったことを正式に認める人物が、ロバート・ムラー特別検察官によって初めて訴追された。 訴状によると、ジョージ・パパドプロス被告はトランプ陣営の外交顧問だった2016年3月から同4月にかけて、ロシア政府とつながりのある複数人物と、クリントン候補(当時)に「泥を塗る」「数千通のメール」について会談していた。今年1月に連邦捜査局(FBI)の事情聴取を受けた際、被告は会談の時期をトランプ陣営に加わる前だったと嘘をついた。7月末にワシントンのダレス空港で逮捕され、10月5日に捜査妨害の罪状を認めたという。 パパドプロス被告とは別に、トランプ米大統領の元選対本部長だったポール・マナフォート被告も同日、大統領選とは直接関係のないウクライナとの関与をめぐる資金洗浄の共謀など罪状12件で正式起訴された。 マナフォート被告の訴追の方が当初は注目されていたが、パパドプロス被告の罪状は、トランプ陣営の選挙戦に直接関与するものなので、大統領自身に打撃を与える可能性があると、複数の専門家は指摘している。 トランプ氏が大統領選中の昨年4月1日に「国家安全保障会議」と題してツイートした写真にも、パパドプロス被告が写っている(左から3人目)。 パパドプロス被告は、シカゴを拠点に国際エネルギー取引を専門とする弁護士。ロシア政府とつながりがあると思った人物2人と、トランプ陣営参加後に会談していたことを、逮捕後にFBIに認めた。 司法省の訴状によると、2人のうち1人は、「ロシア政府関係者と陣営関係者」の会談を仲介できるかもしれない匿名の女性。もう1人は、ロンドンを拠点にした大学教授で「ロシア政府関係者と相当のつながり」があると思われていた匿名の人物だった。 訴状によると、この「大学教授」がパパドプロス被告に興味をもったのは、トランプ陣営内でそれなりの地位にあったからで、それ以外の理由はなかった。 昨年4月26日ごろにロンドンのホテルで朝食をとりながら会談した際、この教授は被告に、ロシアがクリントン氏について「数千通のメール」の形で「泥」を持っていると話したとされる。教授は、問題のメールについてモスクワでロシア政府幹部から知らされたと説明したという。 元選対本部長とロビイストも起訴 昨年夏までトランプ陣営の選対本部長だったポール・マナフォート被告と、その知人でロビイストのロック・ゲイツ被告も30日、米国に対する共謀や資金洗浄共謀などの罪状12件で正式起訴され、出頭を命じられた。2人はワシントンの連邦地裁に出廷し、12件についていずれも無罪を主張した。 連邦地裁は両被告に自宅軟禁を命令。マナフォート被告には保釈金1000万ドル、ゲイツ被告には同500万ドルの支払いを命じた。 司法省が発表した起訴状によると、両被告は2006年から2017年にかけて司法省や財務省の公務を妨害し、米国に不利益をもたらすよう共謀したほか、2006年から2015年にかけてウクライナの親ロシア派政治家、ビクトル・ヤヌコビッチ前大統領とその政党の「未登録代理人」として活動。オフショア口座を使った巨額の資金洗浄を共謀して私腹を肥やした罪や、外国組織の代理人として未登録のまま活動した罪なども含まれる。 ヤヌコビッチ氏は2014年に親ロシア政策を攻撃されて失脚した。 マナフォート被告の弁護士ケビン・ダウニング氏は地裁前で会見し、被告の無実を主張した。「資金を米国政府から隠すために、オフショア口座を使って資金を全て米国に持ち込むなど、馬鹿げた話だ」。 ゲイツ被告は、300万ドル以上をオフショア口座から他の口座に送金したとされている。 ホワイトハウスの反応は ホワイトハウスのサラ・サンダース大統領報道官は、トランプ選対におけるパパドプロス被告の役割は「非常に限定的」なものだったと述べた。 「ボランティア的立場」で、「正式な形での活動は何もしていない」と報道官は主張した。 報道官はさらに、マナフォート被告に対する罪状はいずれも、トランプ選対とは関係のないものだと述べた。 ロシアの選挙介入については、むしろクリントン選対に注目すべきだと強調し、「これまでも何度か繰り返してきたように、本当の結託スキャンダルはどれもクリントン陣営とフージョンGPSとロシアだ」と述べた。 「フージョンGPS」とはワシントンの民間リサーチ会社。ロシア情報当局がトランプ氏について問題情報をつかんでいるという、いわゆる「スティール文書」の作成を、当初はトランプ氏に敵対する共和党系組織から請け負った。米紙ワシントン・ポストなどによると、クリントン陣営と民主党全国委員会も2016年4月に弁護士事務所を通じて、この資料作成に資金を提供した。 (英語記事 Trump adviser George Papadopoulos lied about Russian links)

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    スペイシー氏の謝罪の仕方に怒り 少年に性的関係持ちかけ

    2017年10月31日 9:00 公開 ハリウッドのスター俳優でアカデミー賞も2度受賞しているケビン・スペイシー氏(58)が30日、30年以上前に当時14歳の子役に性的な関係を持ちかけたと名指しで非難され、謝罪した。しかし、謝罪すると同時にそれまで伏せていた自分の性的指向を公表し、自分はゲイだと明らかにしたため、話題をそらすための方便にカミングアウトを使うなと非難されている。

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    読み書きができない米国人 仕事が…育児が…

    投資が問題だという指摘もある。読み書きができなければ、就職が難しい。しかし問題はそれにとどまらない。BBCのアリーム・マクブール記者が報告する。

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    米俳優ケビン・スペイシー氏、子役に性的関係持ちかけた過去明かされ謝罪

    2017年10月30日 17:03 公開 ハリウッドのスター俳優でアカデミー賞も2度受賞しているケビン・スペイシー氏(58)が30日、30年以上前に当時14歳の子役に性的な関係を持ちかけたと名指しで非難され、謝罪した。 スペイシー氏にベッドに連れ込まれたと名乗りを挙げたのは、米俳優アンソニー・ラップ氏(46)。人気ミュージカル「レント」のオリジナルキャストとして有名で、現在は「スタートレック:ディスカバリー」に出演している。 ラップ氏は米バズフィードに対して、自分が14歳の時、当時26歳のスペイシー氏に自宅のパーティーに呼ばれたと話した。気がつくとほかの客はいなくなり、スペイシー氏に抱きかかえられてベッドに連れ込まれたという。関係を拒否して帰宅したが、自分の性的指向を親に打ち明ける心の準備ができていなかったこともあり、親にも何があったか話せなかったと説明している。 記事でラップ氏は、パーティーに残ったのは自分1人だと気づいてスペイシー氏のベッドの隅に座っていると、スペイシー氏が寝室に入ってきたと話した。 「僕のことを、まるで新郎が新婦を抱き上げるみたいに抱え上げた。でもすぐには抵抗しなかった。『一体なにごとだ?』と思ったから。そうしたら僕の上に乗ってきたんだ。僕を誘惑しようとしていた(中略)性的な関係を持ちかけられていると気づいた」 ラップ氏はバスルームに逃れて帰宅した。しかし、その後もスペイシー氏が俳優としてスター街道を駆け上り、「ユージュアル・サスペクツ」や「アメリカン・ビューティー」でアカデミー賞を受賞する様子を見ながら、つらい思いを抱え続けたと記事で話している。長らく沈黙していたが、大物映画プロデューサー、ハービー・ワインスティーン氏による性的加害行動の被害者が次々と名乗りを挙げるのを見て、自分の体験を公表することにしたのだという。 ワインスティーン氏は、50人以上の女性をレイプしたり性的嫌がらせをした疑いで各地の警察に捜査されているが、合意のない性行為があったという主張については全面的に否定している。 バズフィードの告発記事を受けて、スペイシー氏はラップ氏との接触についてツイッターで、「正直なところ本当に覚えていない。30年以上前だったはずだ。けれども言われているように自分が振舞ったなら、心からお詫びしなければならない。酔った上でのきわめて不適切な振る舞いだったはずだ」と謝罪した。 さらにスペイシー氏は、「(ラップ氏が)長年ずっと抱えてきたというような思いをさせてしまったことを、謝りたい」と書いている。 スペイシー氏はさらに続けて、自分は長く私生活について明かさなかったが、「これまでは女性とも男性ともつきあってきた。昔から色々な男性を愛してきたし、逢瀬も重ねてきた。今はゲイの男性として生活することを選ぶ」と書いた。 加えて、「このことについて正直に、そしてオープンに向き合い、そのためにまずは自分の行動を点検していく」と付け足した。 対するラップ氏はツイッターで、「声を上げていた多くの女性や男性の肩に乗って、自分の体験を語ることにした。ほかの人たちが僕にしてくれたと同じように、光を照らして、できれば世界を変えられるように」と、今回名乗りを挙げた理由を説明した。 スペイシー氏が子供への性的暴力を謝罪したと同時に、自分の性的指向を明らかにしたことも、大勢から強く非難されている。 米テレビ司会者のビリー・アイヒナー氏は、「あのケビン・スペイシーの声明。ダメ。絶対にだめだ。ダメ」とツイートした。 「@NotThatJonesy」さんは、「『子供を性的に暴行したのか?』 『ええ、そう、僕はゲイなんだ』 『そうじゃない……そんなことを聞いてるんじゃないよ』」とツイートした。 アカデミー賞を2度受賞し、人気シリーズ「ハウス・オブ・カード」に主演し、ロンドンのオールド・ビック劇場の芸術監督も務めたことのあるスペイシーさんは2010年に、なぜ自分が同性愛者だと認めないのか情報サイト「デイリー・ビースト」に質問された。 その際にスペイシーさんは、「どうやって生きるか、人にはそれぞれ理由がある。単に自分はその一線を超えたことがないだけで、今後も絶対に超えない」と答えていた。 2017年トニー賞授賞式を司会した際には、自分が同性愛者だといううわさを冗談のタネにして、「カムアウトするぞ」と歌ったかと思うとすぐに、「いや、ちょっと待って、いいや」と言い直していた。 (英語記事 Kevin Spacey apologises over Anthony Rapp 'sexual advance' claim)

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    日本の女子高生、学校から「髪を黒く染めるよう強要」 賠償請求

    2017年10月30日 15:16 公開 日本人の女子生徒(18)が、生まれつき茶色い髪を黒く染めるよう、学校から繰り返し強要されたとして、大阪府に対し損害賠償を求める訴えを起こした。 日本の複数報道によると、大阪府内の公立高校に通っていた女子生徒は、生徒の髪色を黒と定める校則に従わわないなら、退学するしかないと言われていた。 報道によると、髪の染料のせいで女子生徒の頭皮と髪は痛んでしまったという。 府立懐風館高校は、生徒の髪染めや脱色を禁止するための校則だと説明している。 女子生徒の母親が高校に対し、生まれつき髪色が茶色いのだと説明していたにも関わらず、指導があったとされる。生徒は昨年9月から登校していないという。 生徒は約220万円の損害賠償を求めているとされる。地元メディアによると、府側は裁判所に対し、請求棄却を求めている。 日本の多くの学校では、頭髪や化粧、スカートの丈など、外見について厳しい規則がある。 今年4月の朝日新聞調査によると、東京の都立高校の6割近くが髪の毛が茶色い生徒に対し、幼児期の写真などを出させるなどして、生まれつきかどうかを見分けるための「地毛証明書」を提出させていることが分かった。 朝日新聞によると、少子化が続く日本で新しい生徒を呼び込む競争が激化するなか、「生活指導をきちんとしていることを保護者や生徒にアピールするねらいもある」という。 (英語記事 Japan teen 'forced to dye hair black' for school)

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    バルセロナで大規模な独立反対集会 スペインの結束求め

    に治安など、多くの政策分野で影響力があった。 <解説> 「沈黙させられた大多数」 ギャビン・リー、BBCニュース(バルセロナ) カタルーニャの一方的な独立宣言に反対し、スペインの結束を訴えてバルセロナ市内を行進した人たちの多くが、スペイン国旗を振り「スペイン万歳」「街の通りはみんなのものだ」などと叫んでいた。 カタルーニャの野党第一党は、州の「これまで沈黙させられた大多数」が声を上げているとした。 警察のヘリコプターが上空から警戒するなか、デモは平和な雰囲気で行われた。 デモに参加した警察官数人はBBCに対し、警察内でも分裂が深く、独立支持派の同僚が中央政府からの命令を無視すればどうなるのか心配だと語った。 鍵となるのは、未だにカタルーニャ州首相を自認するカルレス・プッチダモン氏の進退だ。プッチダモン氏は、州政府幹部や100人の役人と共に、中央政府から職務を解任された。 プッチダモン氏の職権は事実上、12月の選挙までスペイン副首相に移行された。 独立支持派は、中央政府による独立派指導者の強制解任に抵抗するよう、互いに呼びかけ合っている。 (英語記事 Catalonia independence: Huge Barcelona pro-Spain rally)

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    トランプ氏、ロシア疑惑捜査「魔女狩り」と罵倒 連続ツイート

    2017年10月30日 12:26 公開 2016年米大統領選とドナルド・トランプ氏陣営のロシア疑惑に関する捜査が週明けにも初の訴追に至るのではと推測されるなか、トランプ大統領は29日、ヒラリー・クリントン氏や民主党の「罪」について罵倒するツイートを連投した。 複数メディアは28日から、ロバート・ムラー特別検察官が指揮するロシア疑惑捜査で最初の訴状がすでに提出されたと伝え始めた。早ければ30日にも訴追がある見通しとの報道もある。CNNやロイター通信によると、具体的な罪状や訴追対象は明らかになっていない。 こうしたなかで29日朝、トランプ氏は4つのツイートを連投。次のような内容だった(太字は原文で大文字による強調)。 「クリントン依頼の偽資料(払った金はもう1200万ドルか?)について捜査されないことについて、共和党がこれほど怒って団結するのを見たことがない……」 「……ロシアへのウラン売却取引、3万3000通以上の削除メール、コーミー工作などなどなど。なのに連中はうそっぱちのトランプとロシアの……」 「……『結託』を調べてる。そんなものはないのに。民主の連中はこのとんでもない(国にとってもよくない)魔女狩りを、悪の政治に使ってるが、共和は……」 「……かつてないほど反撃してる。民主党・クリントンの罪はものすごい。事実がどんどんあふれ出ている。なんとかしろ!」 さらにこの約1時間後には、「共和党が歴史的な減税と税制改革を盛大に推し進めている最中に、『ロシア』話がこんなに。偶然か? いいや!」とツイートした。 ツイッター上でトランプ氏を批判する人たちはただちに、昨年の大統領選で敗れた対立候補をことさらに糾弾するのは、自陣営に対する捜査から国民の注目をそらしたいからだと、大統領を非難した。 その一人のエド・クラッセン氏はツイッターで、「自分こそ話題そらしの王様なのに、人が話題をそらしていると非難している」と書いた。 米情報各局はすでに、ロシア政府がトランプ氏の当選を支援していたと結論している。 しかし、トランプ氏は27日、自分とロシアの間に結託などなかったのは今では「一般的に合意されている」ことだと発言。それよりも、ロシア政府とクリントン氏がつながっていると非難した。 これを受けて、ロシア疑惑を調べる下院情報委員会のアダム・シフ副委員長(民主党)は、「大統領、特別検察官と議会はまだ何の結論も下していません。結論が出たらご連絡します」とツイートした。 ムラー特別検察官は、トランプ氏を当選させるためにロシア当局とトランプ陣営が具体的に結託していたかどうかを調べている。これに対して、ロシア政府もトランプ陣営も、結託の事実はないと否定している。 ムラー検察官の捜査チームがこれまでに、複数の現役ホワイトハウス関係者や元政府幹部を長時間にわたり事情聴取してきたことは、すでに知られている。 連邦捜査局(FBI)の長官だったムラー氏は今年5月、当時のジェイムズ・コーミーFBI長官が大統領に解任されて間もなく、ロシア疑惑に関する特別捜査官に司法省から任命された。 トランプ陣営や複数の共和党議員は、クリントン氏が国務長官だった2010年当時に米ウラン採掘権の2割を持つカナダ企業の支配権をロシア原子力庁ロスアトムが獲得したことを問題視。これはロシアが夫ビル・クリントン氏の慈善団体に巨額寄付をしたからだと、非難し続けている。因果関係のつながりを示す客観的な裏付けはされていない。 連邦議会はこの問題の調査を開始したが、民主党は、トランプ陣営のロシア疑惑から目をそらすための作戦だと批判している。 (英語記事 Trump rages on Twitter at Clinton and Russia inquiry 'witch hunt')

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    金正恩氏、妻と化粧品会社を訪問

    2017年10月30日 11:12 公開 北朝鮮の最高指導者・金正恩氏が、米国やその同盟国との対決を離れ、平壌市内の化粧品工場を訪問した。 国営メディア・朝鮮中央通信が29日、朝鮮労働党委員長が改修された「平壌化粧品工場」を党幹部や李雪主夫人と共に視察したと報じた。夫人が公の場に姿を見せるのは珍しい。 せっけんや美容製品と写る金正恩氏の今回の訪問は、ミサイルや武器と共にポーズを取る普段の様子とは大きく異なるものだった。 金氏は化粧品会社を称賛し、世界レベルの化粧品を生産するよう呼びかけた。 正恩氏の父親で最高指導者だった金正日氏も、14年前に同じ工場を訪問している。 訪問の様子は国営朝鮮中央通信(KCNA)で報道された。この前日にはジェームズ・マティス米国防長官が、北朝鮮の核武装について米国は「決して容認しない」と発言している。 28日に韓国・ソウルを訪問したマティス長官は、核兵器のいかなる使用にも「巨大な軍事行動」で対応すると述べた。 (英語記事 Kim Jong-un makes visit to cosmetics firm with wife)

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    タイ前国王 5日間の国葬終わる

    2017年10月30日 9:00 公開 昨年死去したタイのプミポン前国王の国葬が、バンコクで行われた。25日に始まった葬儀は5日間の日程を終えた。前国王の遺体は26日に荼毘(だび)に付され、29日には遺骨が王宮内に、遺灰が寺に安置された。国葬の終了をもって、1年間の服喪期間が明けた。

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    タコが次々と歩いた夜 英ウェールズ海岸

    2017年10月30日 9:00 公開 英南西部ウェールズ・ケレディギオンで10月27日の夜、20匹以上のタコが海から這い出して、砂浜を歩いているのが目撃された。イルカ観察ツアーを案内する地元男性が発見し、数匹は海に戻したが、翌朝には多くのタコが砂の上で死んでいたという。なぜタコがいきなり海を出たのかは分かっていない。

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    追い詰められたISから逃れ シリア住民に人道危機

    2017年10月30日 9:00 公開 シリア北部の支配地域を追われる過激派勢力のいわゆる「イスラム国」(IS)は、東部デリゾール県に追い詰められている。そこでISと米軍主導の連合軍が対峙するなか、住民35万人が避難し、砂漠のまんなかで人道危機に直面している。

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    豪副首相の議員資格、無効に 二重国籍で豪高裁

    2017年10月27日 16:42 公開 オーストラリアの高等裁判所は27日、 二重国籍を保持していたバーナビー・ジョイス副首相ら議員5人について、選挙での当選は無効だと判決を下した。 この高裁判断により、ジョイス副首相を含む3人の議員資格が向こうとなる。他の2人はすでに7月に議員を辞職している。 ジョイス副首相は判決の直後、「裁判所の判決を尊重する」と話した。「わたしたちは、抑制と均衡により自由を享受できる、素晴らしい民主国家で生活している。審理を行った裁判所に感謝する」 オーストラリア憲法は、二重国籍保持者の選挙で公職に就くことを禁止している。 これまでわずか1議席差で過半数を得ていた与党は、ジョイス議員の失職により過半数を失う。ただしジョイス氏は補欠選挙で再選される可能性がある。 ジョイス副首相は8月の時点でニュージーランド国籍を放棄していた。下院での返り咲きを目指すと約束した。 二重国籍が問題となった他の議員4人(フィオナ・ナッシュ、マルコム・ロバーツ、ラリッサ・ウォーターズ、スコット・ラドラム各氏)はいずれも、上院に当選していた 。ナッシュ議員は与党、他の3議員は野党所属。 政治家と裁判所の言い分は 3日間の公判で政府は高裁に対し、ロバーツ議員とラドラム議員のみ議員資格を失うべきで、ほかの議員は昨年選挙で当選した際、自分たちの二重国籍について知らなかったと主張した。 ロバーツ議員は、自分は国籍を放棄しようとしたと主張。一連の問題をめぐり、すでに辞職しているラドラム議員とウォーターズ議員は釈明せず、7人全員の議員資格を無効にすべきだと主張した。 これに対して裁判所は、オーストラリア憲法第44条1項にのっとり、5人の政治家は「外国勢力の臣民または国民」であるため不適格との判決を下した。 二重国籍が問題となったほかの上院議員2人については、先祖の国籍を受け継いだとはみなされない、あるいは親から受け継いだ外国籍による権利を享受していないなど、憲法の二重国籍の定義に該当しないため、当選は有効と判断された。 一連の二重国籍問題は7月以来、オーストラリア政界で大きな話題になっており、何十人もの議員が自分の国籍をあらためて公表した。 政府はどうなる? ジョイス氏が議員資格を失ったため、マルコム・ターンブル首相の政権与党は下院(定数150)で75議席となり、過半数を失い。つまり、ターンブル首相は少数与党による政府の首班ということになる。 ターンブル首相は、裁判所の判断は残念だが、それでも野党第一党・労働党の69議席よりは政府の議席は6議席多いと強調した。 12月2日の補欠選挙でジョイス氏が勝てば、ターンブル氏は再び76議席を回復できる。すでにニュージーランド国籍を放棄したジョイス氏はオーストラリア国籍のみとなったため、出馬する資格がある。 少数党政府が法案を下院で可決させるには、無所属議員や小規模政党の支持が必要となる。 また、ジョイス議員とナッシュ議員が閣僚だったため、内閣改造も必要だ。 野党・労働党は、両議員が閣僚として決定した数々の政策事項の有効性は、「法的に疑わしい」と批判。異議を申し立てる可能性を検討する姿勢だ。 (英語記事 Australia's deputy PM disqualified)

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    中国の弁護士、拷問を語る 習体制の「法との戦い」で

    2017年10月27日 16:07 公開 ジョン・サドワース記者、BBCニュース(北京) 謝燕益(シェ・ヤンイー)弁護士は繰り返し当局から身体を痛めつけられたが、何より耐えがたかったのは肉体的な苦痛ではなかった。 午前6時から午後10時まで低い椅子にしゃがみ込む、負荷のかかる姿勢をとらされた。 このような体勢を15日間続けると、足の感覚がなくなり、排尿もしづらくなったと謝さんは話す。 食べ物を与えられず、「十数時間も」厳しい拷問を受けた時もあったという。 謝さんは殴られた。 寝ている間にも監視された。看守たちは、一晩中同じ姿勢で寝るよう謝さんに命令した。 しかしこうした身体的苦痛よりも何より耐え難かったのは、独房に入れられたことだという。 「小さな部屋に1人閉じ込められ、半年間、太陽の光を見なかった。読むものも、することもなく、ただあの低い椅子に座っていた」 「普通の人は、あの状況にいればおかしくなる。世界から隔離されていた。あれは拷問だ。隔離されるのは殴られるよりも痛みが大きい」 真偽を確認するのは不可能だが、謝弁護士の話は、他の被害者の話と一致している。いずれも、習近平国家主席が就任して最初の5年間で始めた、いわゆる「法との戦い」の被害者だ。 ただし謝弁護士の場合、直接本人から話を聞いているというのが、珍しい。 拘束された他の弁護士と同様、謝さんは釈放後に外国メディアに話をしないよう警告されたが、無視した。 謝さんは、「この取材を受けるのは危険かもしれない」と話す。 「けれども声を上げることが自分の責任だと思う。やるしかない。何をどう考え話すからと人を逮捕する、そんな社会は受け入れられない」 中国の「法との戦い」 中国ではただでさえ人権活動家が厳しい状況に置かれていた。そこへ来て習体制1期目の2015年半ばになると、弁護士や活動家の摘発が始まった。 今回の共産党大会で2期目に就任し、権力基盤を固めた習主席にとって、この「法との戦い」は特に後ろ向きな、負の側面となっている。 弁護士や弁護士助手、活動家たち合わせて300人以上が尋問を受け、20人以上が正式な捜査対象となった。 それから2年。長期刑に服している人もいれば、いまだに刑の言い渡しを待たされている人もいる。少なくとも1人は、完全に行方が分からなくなった。 謝弁護士は他の摘発された弁護士たちと同様、主に当局者の汚職、警察暴力、あるいは信仰迫害などデリケートな事件を担当してきた。そのため、嫌がらせや暴行は常に仕事の一部だった。 謝さんはまた、平和的な民主化を大胆に提唱し、国家主席退任後も中央軍事委員会に留まった江沢民・元国家主席に対して訴訟を起こした。 しかし状況が劇的に悪化したのは、今の国家主席になってからだという。 2012年の前回共産党大会で習体制になって間もなく、漏えい文書がネット上に出回り始めた。共産党支配にとって脅威となる7つの主要なイデオロギーをまとめた内容で、中国の大学やメディアでその7つの思想を広めることを禁じていた。 中国共産党指導部に近い部局が作成したこの文書が禁止したイデオロギーには、「欧米式立憲民主主義」や「普遍的価値」、「市民社会」などが含まれた。 今にして思えば、この文書はそれ以降の方向性を示していたと言える。 習主席の下で、市民が意見交換できる内容の範囲が狭まり、メディア管理が強化され、外国組織や慈善団体の規制が追加された。またインターネットの検閲、そして今回のような人権弁護士への抑圧が強まった。 砕かれた望み もともとは、こんなはずではなかった。 欧米諸国は何十年も前から、中国との貿易拡大によっていずれ中国に政治改革がもたらされるだろうと言い続けてきた。 米国のジョージ・W・ブッシュ元大統領はかつて対中関係に関する演説で、「経済的自由が自由の習慣を生み出す」と述べた。 そして、その期待が実現しているように見えた時期もあった。 習近平氏が将来の指導者として有力視されるようになった2007年の共産党大会に先駆けて、国営メディアはためらいつつもオープンに、政治の段階的は変化を話題にしていた。 楽観的な見方がすでに消えつつあった2012年党大会の頃でさえ、民主化の手段として司法の独立と権利章典の成立を求める、公開書簡や陳情書が提出されたていた。 今現在そのような要望書に署名できるのは、よほど勇気ある学者や記者、ないしは弁護士だけだろう。 批判=フェイクニュース? 中国の国営メディアは少なくとも1件、人権弁護士の拷問の報告を「フェイクニュース」として切り捨てた。海外メディアの拷問報道については、後ろ向きな記事を書くのに「非常に熱心だ」と責めた。 しかし、外国の中国ウォッチャーでさえ、中国の高層ビルや高速鉄道、拡大を続ける膨大な中産階級の希望に圧倒されがちだ。 わずか数人の人権派弁護士や活動家がどれだけ厳しい状況にあっても、それは本当に大事なことではないと思えたりするのかもしれない。 しかし謝弁護士たちが中国当局に拷問されたという証言は、非常に重要な問題提起となるべき内容だ。 大国となった中国は、影響力を拡大させ、自信をどんどんつけている。しかし今の中国には、世界で指導的な立場の経済大国となるための前提条件だと従来思われてきた、政治的自由が何もない。 国民14億人へのメッセージは明確だ。中国の人たちは、「中国共産党の権威にあえて反抗する前によく考えろ。たとえ共産党が仕切る裁判所の中でだろうと、何か言う前によく考えろ」と釘を刺されているのだ。 「目を覚まし行動を」 謝弁護士は1年半にわたり拘束された後、保釈された。 しかしまだ監視や脅迫から自由になったわけではない。 8月下旬に謝さんのインタビューを撮影し終わってしばらく後に、当局者が謝さんを訪問し、再び警告していった。 この時の警告はより具体的だった。中国共産党にとって最大かつ最も神聖な集会、つまり党大会の準備を乱すようなことは一切するな、という内容だった。 謝さんの身の安全を考慮して、私たちは中国共産党大会が終わるまでこの記事の公開を遅らせた。 インタビューの撮影そのものも、不穏な状態で行われた。謝さんの集合住宅が、12人ほどの男性に取り囲まれたのだ。 外の男性たちを窓からのぞきながら、私は謝さんに尋ねた。3人の子を持つ父として、しばらくは目立たないよう静かにしている方がいいのではないかと。 「私はいつも静かです」という返事が返ってきた。 「私の家族は誰に対しても親切だ。私たちは常に分別をわきまえ、穏やかに行動している」 「私たちは法を尊重する市民だ。法的権利を行使している。私たちは全ての人が尊厳ある生活を送り、互いを尊重し、法の原則に従って生きられることを願っている」 BBCの取材陣が退出すると、先ほどの男性たちが私たちの車を囲み、窓を叩き、ドアを開けるよう怒鳴った。 私たちは車外に出ることを拒否したが、最終的に、警察が到着した。 1時間ほど足止めされた後、その場を離れてもいいと言われた。 行ってもいい。自由だ。このようなぜいたくは、習体制の中国において、人権派弁護士やその家族には与えられない。 あえて政府の邪魔をしようとする者はだれだろうと。 (英語記事 China lawyer recounts torture under Xi's 'war on law')

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    ネットで粘着され「生活台なしに」 住所もさらされ

    :39 公開 英国の10代女性が、インターネットで粘着質な嫌がらせに遭い、「生活が台なし」になったとBBCに話した。自分の顔写真や住所と共にわいせつなメッセージや脅迫が、ソーシャルメディアで広く拡散されたのだという。 英北部リーズに住むビクトリアさん(18)は動画配信アプリ「Live.me」(ライブミー)で、「自殺してしまえ」と言われた。自宅の住所が、「泥棒するならこの家」とツイッターで共有された。 BBCヨークシャーがイングランドとウェールズの警察を取材したところ、ソーシャルメディアで暴言を吐かれたという警察通報が1日200件以上と、前年に比べて倍増しているのが分かった。 2015年の違反件数は合計4万2910件だったが、2016年には7万9372件に増加した。 「氷山の一角」 ビクトリアさんはライブミーとツイッター、それにインスタグラムに公開アカウントを持ち、それぞれ数千人のフォロワーがいた。 しかしビクトリアさんによると、自分の顔写真とわいせつな写真を重ね合わせた画像が送りつけられ、自宅の住所が書き込まれた。たった一言、「死ね」と書かれたメッセージを送られたこともあったという。 「抗不安薬が必要になりました。完全に自信を失ってしまった。あまり外出しなくなった」とビクトリアさんは話す。 「頭のどこかで、外出すれば誰がどこで見ているか分からないと思ってしまう。結局、このせいで本当に生活を台なしにされた。社交的な人間だったのに。今はただ元の自分に戻りたいだけです」 ビクトリアさんは、悪意のあるコミュニケーション(苦痛あるいは不安を与えることを意図した手紙や電子メッセージの送信と定義される)を警察に伝えたが、誰も逮捕されなかった。 「自分のせいのような気がすることもある。でもみんなネット上で自分をさらけだしているから、標的になりやすい。私はただ、新しい友達を作るための、面白いことだとばかり思っていたのに」とビクトリアさんは言う。 「まさかこんなことになるなんて」 ウェストヨークシャー警察のマット・デイビソン警視は、ビクトリアさんの事件は捜査中で、新しい情報が得られれば追及すると話した。 「警察は被害者とその家族に定期的に連絡を取っており、捜査の進捗を伝えている」 英紙タイムズによると、最近ではネットに悪意のある投稿をした疑いで毎日9人は逮捕されている。このため、人権団体は「過剰な取り締まりだ」と批判しているという。 毎日9人がネット上に悪意のある投稿をして、逮捕されていると最近報じたことを受け、インターネットの「過剰取り締まり」に対して人権団体から批判が起こった。 しかし、エセックス警察のスティーブン・キャバナ本部長は、悪意のあるコミュニケーションの増加は「氷山の一角」だと話した。 全国的なデジタル犯罪を担当する委員会のトップも務めるキャバナ氏は、ソーシャルメディア企業が利用者保護の取り組みを強化すべきだと述べた。 キャバナ氏は、「デジタル時代に警察や社会が変わるなか、このようなことはますます増えていく」と話した。 「企業や政府、警察、利用者がもっと効率的に人を守り、犯罪者を処罰する方法を整える必要がある」 シェフィールド・ハラム大学の司法心理学講師、ミシェル・ニューベリー博士は、ソーシャルメディアの利用時間と荒らし行為の増加は相関していると指摘する。。 ニューベリー博士は、「携帯電話を持っていないことの方が非常に珍しい。最近はすぐ携帯が使える」からだと言う。 ツイッター社は嫌がらせに対処するため、わいせつ画像や憎悪のある画像に新しい制限を導入する予定だと話している。 ライブミーの広報担当は、「全ユーザーに安全で友好的な環境を作ることが、ライブミーの目標だ。だからこそ、ユーザーが嫌がらせを受けたり、いじめられたりする話を聞くといつも心が痛む」と述べた。 「コミュニティーのルール違反行為に担当者が対処できるよう、厳しい規則を設けている。自動ソフトと生身の担当者が、ネット上のいじめや不適切行為、あるいは自傷行為の危険性を24時間、365日見張っている」 ライブミーとは? ・急成長しているライブ動画配信アプリ ・利用者は約2000万人 ・自分の動画を誰がシェアするか、ユーザー自身は制限できない ・「いいね」やプレゼントの数で、ユーザーのオンライン上の順位が上がる ・2017年8月、9歳の少女に裸の動画投稿を強要した男が有罪判決を受けた。動画は200回以上視聴されていた。 (英語記事 Teenager's life 'ruined' by Live.me and Twitter 'trolls')

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    トランプ氏、ケネディ大統領暗殺資料の部分公開を承認

    2017年10月27日 12:38 公開 ドナルド・トランプ米大統領は26日、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺に関する2800件の機密資料公開を承認した。ただし、国家安全保障上の懸念を理由に、その他の資料は公開しなかった。複数の情報機関が一部の非公開を求めたとされている。 1992年に議会が可決した法律は、ケネディ大統領暗殺に関する約500万ページにわたる全記録を25年以内に全て公開するよう定めていた。その期限が26日だった。90%以上の記録がすでに公開されている。 米国立公文書記録管理局が26日に新たに公開した資料について、政権幹部は内容を明らかにしていない。 ケネディ大統領が54年前にテキサス州ダラスで射殺されて以来、その死をめぐっては陰謀説がしきりに取り沙汰されてきた。 米中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)、国務省、そのほかの部局が公開直前に、特定の文書の機密を保持するよう求めたとされており、政府の隠蔽疑惑は解消されそうにない。 トランプ氏は政府幹部あての公開指示書で、米国民は「この重大な出来事の全てを完全に知る」権利があるとし、「そのため本日ついに、ベールをはがすよう命じる」と書いた。 一部の非公開文書はさらに今後6カ月かけて、内容を精査される。しかし、来年4月26日の期限後も公開されないままの可能性がある。 政府関係者によると、一部非公開の要請に大統領は不承不承に応じたという。 トランプ氏は、「わが国の安全に取り返しのつかない形で損害を与えてしまうよりは、非公開措置を今のところ受け入れるしかない」と補足した。 新たに公開された資料は国立公文書記録管理局のウェブサイトに掲載されている。 <トランプ氏はツイッターで、「長い間待っていたジョン・F・ケネディの文書が明日公開される。すごく興味深い!」と投稿した> 何が起きたのか? ケネディ大統領は1963年11月22日、オープントップのリムジン車でダラス市内を移動中に射殺された。 大統領の前に座っていたテキサス州のジョン・コナリー知事は負傷。ダラス市警のJ・D・ティピット巡査は、その直後に殺害された。 リー・ハービー・オズワルド容疑者が逮捕され、ケネディ大統領とティピット巡査の殺害容疑で起訴された。しかしオズワルド容疑者は、自分は「ただの身代わり」だと、容疑を否認した。 事件から2日後の11月24日、オズワルド容疑者はダラス警察署の地下で、地元ナイトクラブのオーナー、ジャック・ルビーに射殺された。 公式見解は? 1964年9月に公表されたウォーレン委員会の調査報告書は、オズワルド容疑者が、致命傷となる銃弾をテキサス教科書倉庫ビルから撃ったと断定した。 「リー・ハービー・オズワルドとジャック・ルビーのいずれも、国内外を問わず何らかの陰謀に加担していた証拠はない」と委員会は結論している。 一方で暗殺に関する下院特別調査委員会の1979年調査は、狙撃犯が2人いた「可能性が高い」と見解を示した。 リー・ハービー・オズワルドとは何者だったのか? 元海兵隊員でマルクス主義者を自称していた。1959年にソビエト連邦に渡り、1962年までそこで暮らした。 ミンスクのラジオやテレビの製造工場で働き、妻となる女性と出会う。 ウォーレン委員会は、ケネディ暗殺事件の2カ月前に、オズワルド容疑者がメキシコシティでキューバとロシアの大使館を訪れていたことを突き止めている。 諸説飛び交う 狙撃手がもう1人いたかもしれないという意見のほかに、致命傷の銃弾はケネディ大統領の背後ではなく前面から撃たれたはずだと言う人もいる。 警察が逮捕後のオズワルド容疑者の頬をパラフィンで調べたところ、容疑者はライフルを発砲していない可能性が指摘された。ただし、この検査の信頼性は疑問視されている。 コナリー元知事は、ウォーレン委員会の結論に異を唱え、自分に当たった銃弾はケネディ大統領には当たっていないと主張していた。 (英語記事 JFK assassination: Trump declassifies some documents)

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    トランプ米大統領、鎮痛剤の乱用「国家的な不名誉」

    便を繰り返し使っていたことが判明し、辞任した。 <解説> まずは第一歩 ラジニ・バイディヤナザン、BBCニュース(ワシントン) 鎮痛剤やヘロインの依存症が、農村か都市部かを問わず、米国各地のコミュニティーを蝕んでいる。 昨年の大統領取材で国中を取材して回るなか、大勢の被害者に出会った。たとえばアーカンソー州の美容師は、腰痛のためにと処方された鎮痛剤のせいで元夫を亡くしていた。あるいはニューハンプシャー州で知り合った家族は、過剰摂取で10代の娘を失っていた。さらには、自分が患者に処方する薬に医師の側が依存してしまう話も繰り返し聞かされた。 トランプ大統領は、薬物中毒を国家非常事態と宣言する方針を示していたが、今回の公衆衛生緊急事態宣言はむしろ短期的な対策で、予算措置は大きくない。 回復中の依存症患者や支援団体に話を聞くと、大きな変化をもたらすには、24時間体制のリハビリと治療にもっと投資する必要があると言われる。 確かに今日の宣言は、前向きな一歩として歓迎されるだろうが、この危機に取り組むための予算を確保し対策を実行するには連邦議会の行動が必要だ。今後は大勢の目が、議会に注がれることになる。 (英語記事 Trump: Opioid 'national shame' a public health emergency)

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    トランプ氏、依存症に苦しんだ兄から学んだ

    2017年10月27日 9:00 公開 米国に広がるオピオイド系鎮痛剤の乱用による中毒死について、ドナルド・トランプ米大統領は26日、国家的な公衆衛生の緊急事態だと宣言した。対策強化をホワイトハウスで発表した大統領は、アルコール依存症で苦しんだ自分の兄フレッド氏の思い出を語った。フレッド・トランプ・ジュニア氏は大統領の8歳年上。1981年に43歳で亡くなっている。

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    1億5200万年前の魚竜化石を発掘 インドで初めて

    2017年10月26日 15:51 公開 インド西部のグジャラート州でこのほど、1億5200万年前の魚竜の化石が発掘された。インドで魚竜の化石が見つかるのは初めて。研究の成果は米科学雑誌「プロスワン」に掲載された。 絶滅した魚竜は水の中で生きていた爬虫類(はちゅうるい)。今回の化石は塩砂漠のカッチ大湿原で中生代の地層の石から見つかった。中生代は2億5200万年前から6600万年前にかけて続いた。 研究チームを率いたグントゥパリ・VR・プラサード教授によると、長さ5.5メートルの化石はほぼ完璧な状態で見つかった。頭蓋骨と尻尾の一部だけが失われていたという。 プラサード教授は、「インドで初めて見つかったジュラ紀の魚竜の記録だというだけでなく、インド・マダガスカル地域の魚竜の進化と多様性や、ジュラ紀におけるインドとほかの大陸との生物学的つながりの解明に役立つという点で特筆すべき発見だ」と語った。 インドとドイツの研究者で構成された研究チームによると、新たに発見された化石は、魚竜の一種。1億6500万年前から9000万年前に生きていた、オフタルモサウルスのものとみられる。 研究チームは発表文で、今回の化石の分析によって、1億5000万年前のインドと南アメリカとの間に海洋的なつながりがあったのかについて解明が進むかもしれないと述べた。 化石の歯の様子から、生息環境の中で食物連鎖の最上位にいたことがうかがえるという。 魚竜とは 「泳ぐ恐竜」だと間違われることが多いが、2億5100万年前から1億9900万年前にかけての三畳紀初期に初めて登場する。 「Ichthyosaurs(イクチオサウルス)」という名前は、「魚トカゲ」という意味だが、19世紀半ばから爬虫類に分類されている。 体長は1メートルから14メートルで、平均は2~3メートル。英中部ドンカスターの博物館に所蔵されている魚竜の化石は1.5メートルある。 鋭く丈夫な歯が特徴。 魚竜は恐竜が登場する以前の、1億4550万年前から6550万年前にかけて続いた白亜紀後期初頭に絶滅した。 (出典: Encyclopaedia of Paleontology) (英語記事 Ichthyosaur fossil discovered for first time in India)

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    トルコで逮捕の人権活動家ら保釈 裁判開始

    な思惑による起訴だと明らかだった」と語った。 アムネスティのトルコ担当、アンドリュー・ガードナー氏はBBCに対し、トルコでは今や大勢が怯えていると話した。ガードナー氏は、活動家たちが無条件で釈放されなければ、人権団体が国内で活動するのは非常に難しくなると指摘する。 BBCのセリン・ギリト記者はこの事件を通じて、トルコ国内の表現の自由について懸念がさらに高まっていると指摘する。 トルコは昨年のクーデター未遂以降、まだ非常事態宣言が施行されている。 クーデター未遂以来、5万人以上が逮捕され、12万人が解雇ないしは停職処分を受けた。 レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領 は、一連の措置は安定を維持するために必要不可欠だと話す。 エルドアン大統領は、米国在住のイスラム指導者フェトゥラ・ギュレン師がクーデター未遂の首謀者だと主張しているが、ギュレン師はこれを否定している。 (英語記事 Activists go on trial in Turkey on terror charges)

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    タイで故プミポン前国王の火葬 5日間の国葬の中心的儀式

    2017年10月26日 13:39 公開 タイで26日、昨年死去したプミポン前国王の火葬が予定されている。5日間にわたる国葬の中心的儀式が行われる同日夜、長男のワチラロンコン国王が火葬の火を点火する。 昨年10月に88歳で死去したプミポン前国王は国民の崇敬を集めていた。25日には王宮で仏教儀式が行われ、国葬の一連の儀式が始まった。 26日も王宮で仏教儀式が行われた。この後、前国王の遺体は山車に乗せられ、大規模な葬列と共に王宮近くに設営された火葬場に向かう。 首都バンコクの旧市街にある多くの建物は黄色いマリーゴールドの花で飾られ、大勢の市民がすでに葬列の順路の周囲に集まっている。 国葬期間中には、タイ全土から最大25万人が集まると予想されている。 多くの市民は何日も前からバンコクに到着しており、25日夜から前国王の肖像写真を手に葬列が通るのを待っていた。 公休日とされた26日には、多くの企業や店舗が終日あるいは半日の休業を予定している。 王族や40カ国以上から集まった要人が火葬に参列する。 現地時間の午後10時(日本時間27日午前零時)にワチラロンコン国王が薪に火を点じる予定で、遺灰は翌27日に再び王宮に運ばれる。その後、葬儀は2日間にわたって続く。 政治の混乱が繰り返されクーデターが何度も起きたタイで、故プミポン前国王は国の安定の象徴となっていた。 昨年の10月13日に国王が死去すると、1年間の服喪が発表され、多くの人々は黒い服装をした。 葬儀は1年近くかけて準備され、王宮近くには巨大な火葬場が建設された。 火葬のために建てられた建物には、伝説上の生き物や縁起が良いとされるライオンや像の彫刻が置かれている。 仏教の伝統に基づき、儀式は宇宙を模し、薪が積まれた火葬壇は神聖なメール山(須弥山)を表している。 葬儀の参列者は厳格な決まり事を守らなくてはならない。王室への不敬行為を禁じるタイの法律は、世界でも特に厳しい。 バンコク中心部の歴史地区の道路は通行禁止となっている。海外の観光客は、現地の市民のように黒い服装をする必要はないものの、敬意を示す服装や行動が求められている。 (英語記事 Thailand begins royal cremation for late King Bhumibol Adulyadej)

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    日本で74歳「忍者」逮捕 窃盗容疑

    2017年10月26日 12:07 公開 日本の大阪府警は今月、忍者のような黒装束で侵入盗を繰り返していたとされる男性を逮捕・追送検したと明らかにした。250回以上の盗みを重ね、「平成の忍者」と呼ばれた犯人とみられる男性が、捕えてみれば74歳だったことに、捜査員は驚いているという。 男性は普段は顔を隠して犯行を重ねていたが、今年に入り防犯カメラに素顔を撮影されたのを機に、警察が監視を続け、今年7月に逮捕されたという。 容疑者は、2009年から今年7月の8年間にかけて、250件以上の侵入盗で合計3000万円相当の金品を盗んだ疑い。 相次ぐ侵入盗の犯人が黒装束で、塀の上を走るなど身軽なことから、捜査員の間で「平成の忍者」と呼ばれていた。逮捕した容疑者は74歳だが、捜査員はもっと若い犯人を想定していたという。 調べによると、捜査員が容疑者の行動を監視し続けたところ、日中の容疑者は、大半の高齢者とほとんど変わらなかった。しかし、ひとけのない空き家に入り服を着替え、夜になるのを待ってから犯行に及んだという。 大阪府警幹部は、容疑者が「忍者のような黒装束だった」と話した。 警察によると窃盗犯の身体能力は高く、道を歩く代わりに塀の上を身軽に走り抜けることもあったという。 逮捕された容疑者は、「もっと若ければ捕まらなかった。74歳で歳なので、もうやめる」と話したという。 (英語記事 Japanese police arrest 74-year-old ninja thief suspect)

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    「ものすごい栄達」 2期目就任の習・中国主席にトランプ氏

    北京の人民大会堂で最高指導部の新体制が発表された際には、主要な西側メディアが取材を許されなかった。 BBCや英紙フィナンシャル・タイムズ、エコノミスト誌、米紙ニューヨーク・タイムズ、英紙ガーディアンが締め出された理由について公式な説明はない。しかし、記者たちへの非公式な説明によると、各社の報道内容に対する当局の不満が背景だされる。国内外の報道統制を強めようとする習氏の決意の表れだとみられる。 (英語記事 Donald Trump notes Xi Jinping's 'extraordinary' rise)

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    中国の新指導部 今までと様子が少し違う

    新体制を発表した。長年の慣例を破り、習近平・国家主席の後継者が明示されなかったことが、人目を引いた。BBCのキャリー・グレイシー中国編集長が解説する。

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    イラクのクルディスタン地域政府、独立への動き凍結を提案

    2017年10月25日 18:20 公開 イラク北部で先月実施されたクルド人自治区の独立を問う住民投票をめぐり、自治区を統治するクルディスタン地域政府(KRG)は24日、住民投票の結果を受けた独立への動きを凍結し、中央政府との対話を始めることを提案した。 KRGは声明で、「さらなる暴力と衝突を避けるために」戦闘停止を提案したと述べた。 イラク軍が先週、油田地域にある北部キルクークなどからクルド人勢力を排除し掌握した際、一部で戦闘が起きていた。 KRGは先月25日に独立を問う住民投票を実施。選挙委員会はクルド人とクルド人でない人々両方を含む投票者330万人のうち92%が独立を支持したと発表した。 KRGは声明で、「戦闘の継続はどちら側にも勝利をもたらさず、国を無秩序と混乱に陥れる」とし、「10月16日に始まったイラクとペシュメルガ(クルド人治安部隊)の間の攻撃と対立は(中略)流血の継続につながる可能性がある」と述べた。 イラク政府は住民投票を違法だとしており、危機を終わらせるための対話を呼びかけていた。 イラクのハイダル・アバディ首相は先月、KRGが住民投票の結果を「破棄」するよう要求した。同首相は住民投票が、「イラク人の平和的共存や地域の安全を」を脅かすと述べ、「イラクが強制的に統治する」と付け加えた。 (英語記事 Iraqi Kurdistan referendum: Kurds offer to freeze independence)

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    中国共産党、新指導部を選出 習氏後継者は示唆されず

    れる。 新体制発表前には、習氏が常務委員会の構成を5人に減らし、統制を強化するとの憶測も出ていた。 BBCや英紙フィナンシャル・タイムズ、米紙ニューヨーク・タイムズを含むいくつか国際的な報道機関が、人民大会堂での新体制発表の取材を認められなかった。 中国外国特派員協会はこれについて、「報道の自由の原則に大きく違反している」とするコメントを出した。 習氏にとって意味するもの 常務委員会に後継者と目される人物が加わらなかったことは、習氏による今後5年間の権力固めに加えて、2022年以降も習氏が何らかの地位を維持する可能性を示唆している。 24日には、党大会で習氏の政治理念が「習近平思想」として党規約に盛り込まれ、習氏は毛沢東に並ぶ権威を得た。 「習思想」が全会一致で承認されたことで、中国国内における習氏の政治力は大きく高まり、習氏を攻撃するのはほぼ不可能になった。さらに習氏は、将来引退した後も長期間にわたって影響力を維持し続けられる可能性が高い。 2012年に総書記に選出され、翌年国家主席となった習氏は、今回の党大会で2期目の5年間をスタートさせる。 近年の中国指導者は10年で交代してきたが、規定上は習氏が国家主席を退任する2022年以降も、党や軍のトップであり続けることは可能。主席退任後も習氏が影響力を維持することができる。 習氏の下で中国はどのように変化したか 2012年のトップ就任以来、習氏には、中国の「中核」指導者など、さまざまな称号が授けられてきた。 習氏の1期目、中国は経済を大きく発展させ、近代化を進め、世界の舞台で主張を強めた一方、権威主義的な統治が強まり、検閲や人権侵害の事例が相次いだ。 習氏が主導した幅広い汚職撲滅運動では、100万人以上の当局者が処罰された。一部には、反汚職運動が習氏の党内ライバルの大規模な粛清に使われたとの見方もある。 「習近平思想」とはどんなものか 一見したところ曖昧な美辞麗句のようだが、習氏がトップに就任して以来掲げてきた理想の共産主義を説明している。 14の主な項目は、国の統治のあらゆる側面で共産党が果たす役割を強調するほか、以下の内容がうたわれている。 「完全で深いレベルでの改革」や「新しい発展のアイデア」への呼びかけ 「人間と自然が調和する生き方」の約束。これは環境保護の向上だけでなく、国内の電力需要の大きな部分を再生可能エネルギーが担うようにするという従来の方針を意味するかもしれない 「人民軍に対する共産党の絶対的な支配」の強調。同時に現代中国史最大の規模だと専門家らが指摘する軍幹部の入れ替えが実施されている。 「一国二制度」と本土との統合の重要性の強調。これは明らかに香港と台湾を念頭に置いているとみられる。 (英語記事 China congress: No heir apparent as Xi reveals top leadership)

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    米国務長官とアフガン大統領会見の写真に修正 場所の特定回避か

    2017年10月25日 15:21 公開 レックス・ティラーソン米国務長官が今週アフガニスタンを初訪問し、アシュラフ・ガニ大統領と会談した際の写真が修正されていた様子だ。24日までに明らかになった。会談は首都カブールで行われたと当初発表されていたが、実際は何キロも離れた米空軍基地内だったことが分かっている。 修正前の写真には、窓のない部屋の中で着席したティラーソン長官とガニ大統領の頭上に、米軍の時計と赤い火災報知機が写っている。 しかし、アフガニスタンの大統領府が出した報道向け資料には、時計や火災報知機だけが取り除かれた同様の写真が使われ、ガニ大統領がティラーソン長官の「訪問を受けた」と書かれている。 当初、米国とアフガニスタン双方が会談はカブールで行われたとしていたが、米国務省はその後、場所はアフガニスタン国内で最大の米軍施設、バグラム空軍基地だったと訂正した。 駐アフガニスタン米国大使館からの報道向け資料には、両氏の頭上の壁部分が除かれた写真が含まれている。 しかし、大使館がツイッターに投稿した別の写真には、壁の時計と火災報知機がはっきりと写っている。米紙ニューヨーク・タイムズは「場所が米軍施設だったと、ばらしてしまったことになる」と指摘した。 時計には、米軍関係者が「ズールー」という通称で呼ぶ世界標準時(GMT)と米東部時間が表示されている。 しかし、アフガニスタン政府の写真では、時計や火災報知機は写っていない。ニューヨーク・タイムズが取材した専門家は、写真が修正されているのは「疑いの余地がない」と断定した。米国とアフガニスタンのいずれも、写真の違いについて説明していない。 同紙によると、ティラーソン長官がアフガニスタンに滞在した時間はわずか2時間で、治安への懸念が高まるなか、訪問終了まで情報は公開されなかった。 9月にジェームズ・マティス国防長官がカブールを訪問した際には、反政府勢力タリバンが空港にロケット弾を撃ち込んでいる。 (英語記事 Tillerson in Afghanistan: Photo of meeting apparently doctored)

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    アインシュタインの「幸福論」 メモ2枚が約2億円で落札

    2017年10月25日 12:52 公開 ノーベル物理学賞を受賞した物理学者アルバート・アインシュタインが幸福な生活についての考えを書き記したメモ2枚が24日、エルサレムのオークションで合計約180万ドル(約2億500万円)で落札された。 アインシュタインは1922年に滞在していた東京の帝国ホテルで、ベルボーイにチップの代わりにメモを渡した際、運がよければこれは価値のあるものになると語ったという。 ドイツ出身のアインシュタインは科学の研究に一生をささげたが、メモでは、長年夢見た目標を達成することは必ずしも幸せを約束しないと述べている。 ホテルの部屋でベルボーイから届け物を受け取った際、アインシュタインはチップとして払えるお金を持っていなかった。 当時、講演のため日本を訪れていたアインシュタインはノーベル物理学賞の受賞を知ったばかり。チップの代わりにホテルの便せんにドイツ語の一文を書いてボーイに手渡した。メモには、「穏やかでつつましい生活は、成功を追求するせいで常に浮き足立っているよりも、より多くの幸福をもたらす」と書かれてあった。 同時に書かれた2枚目のメモには、「意思があれば道は開ける」と短く書かれている。 1枚目のメモは156万ドルで落札され、2枚目は24万ドルで落札された。 オークション会社によると、落札額は予想を大幅に上回ったという。メモ2枚のうちの1枚の落札者は欧州からだというが、身元は本人の希望で明らかにされていない。 出品したのは、アインシュタインからメモを受け取ったベルボーイのおいだとみられている。 アインシュタインが残した名言 我々の問題は、問題を生み出した時と同じ考え方では解決できない。 本当の知性のしるしは、知識ではなく想像力だ。 我々はいまだに、自然が明らかにしてくれたことの1%の1000分の1さえ分かっていない。 素敵な女の子を口説いているときは1時間が1秒のように感じる。真っ赤な燃えかすに座ったら1秒が1時間のように感じる。それが相対性だ。 (出典: The Yale Book of Quotations/BrainyQuote) (英語記事 Einstein's theory of happiness sold for $1.5m)

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    米共和党の上院議員、新たにトランプ氏に反旗 

    2017年10月25日 11:35 公開 米上院で24日、与党・共和党のジェフ・フレーク議員(アリゾナ州選出)がドナルド・トランプ大統領について、政府のトップによる「無鉄砲かつ言語道断でみっともない行動」が民主主義を危険にさらしていると激しく批判した。 フレーク議員は2018年の上院選で再選を目指さないと表明。トランプ大統領は以前、フレーク議員を「有害」だと呼んでいた。トランプ氏はボブ・コーカー上院議員(テネシー州選出)とも対立している。 上院での引退表明に先立ち、フレーク議員は米紙アリゾナ・リパブリックに対し、「現在の共和党を取り巻く状況、あるいは現在の共和党には、私のような共和党員の居場所はないのかもしれない」と述べていた。 上院で演説したフレーク議員は、大統領を喜んで批判するわけではないが、「責務と良心の問題」だと語った。同議員は、「我々の民主主義の常道と理想が日常的かつ簡単に損なわれるのを『普通』だと、絶対考えるべきではない」と語った。 フレーク議員は「真実や良識のはなはだしい軽視や無鉄砲な挑発は、極めてつまらない極めて個人的な理由のためであることが多い」と嘆いた。 「私の子供や孫たちに対する責任がある。だから大統領、私は共犯者にはならない」 ホワイトハウスのサラ・サンダース大統領報道官は、フレーク議員が引退表明したのは「多分よい判断」だったと述べ、フレーク氏の再選は難しいとの考えを示唆した。 フレーク氏同様、トランプ氏に批判的で知られるジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)は、フレーク氏の上院演説の直後に、同氏を称えるコメントを出した。 <マケイン議員はツイッターで、「私の大切な友人のジェフ・フレーク、あなたのアリゾナ州と国への名誉ある貢献に感謝する」と投稿した> 上院共和党のミッチ・マコネル院内総務も、「非常に優れた人物の演説に立ち会った」と語った。 フレーク議員は昨年の大統領選で、トランプ候補を盛んに批判し支持を表明しなかった。 上院の過去の採決では、フレーク議員は共和党の方針にほぼ沿う形で行動してきたが、比較的穏健派であることやトランプ政権下で共和党が取った方向性に批判的な姿勢のため、トランプ氏に投票した支持者との間に距離ができていた。 一方のトランプ氏はかねてからフレーク氏の再選を阻止したいと公言し、予備選でフレーク氏が敗北するために個人資産から何百万ドルの資金を提供してもよいとさえ述べていた。 24日にはコーカー議員もテレビのインタビューで、トランプ大統領が嘘をついていると非難。大統領が米国の評判を落とし、世界での立場を弱めたと語った。 トランプ氏はツイッターを使ってコーカー議員に反撃し、コーカー氏が「再選されることができない」「つまらない人間」だと述べた。コーカー議員も2018年に再選を目指さない意向を表明している。 議員たちとの衝突は、トランプ大統領が議会に税制改革法案への支持を求めるなかで障害となりかねない。トランプ大統領は24日に共和党の上院議員たちとの昼食会を開いた。 (英語記事 Jeff Flake: Republican senator quits with attack on Donald Trumpp)

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    トルコのアムネスティ幹部など人権活動家たち逮捕 公判開始へ

    2017年10月25日 9:00 公開 今年7月にトルコのホテルでワークショップを開いていた人権活動家たちが、テロほう助の疑いで逮捕された。中には、アムネスティ・インターナショナルのトルコ支部事務局長や理事長も含まれている。25日に始まる公判で有罪となれば、最長15年の禁錮刑が言い渡される可能性がある。2016年7月のクーデター未遂以来、トルコでは5万人以上が逮捕された。政府に異を唱える勢力が次々と摘発の対象となるなか、人権活動家も狙われていると懸念が高まっている。

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    トランプ氏は「真実がとても苦手」 与党有力議員

    2017年10月25日 9:00 公開 上院外交委員会委員長のボブ・コーカー議員(共和党)は24日、記者の質問に対して、ドナルド・トランプ米大統領は「真実がとても苦手」で、米国の子供たちの手本には「まったくならない」と鋭く批判した。テネシー州選出で9月末に政界引退を発表したばかりのコーカー議員は、今月初めにも、トランプ氏が米国を「第3次世界大戦への道」に巻き込みかねないと警告。トランプ氏はツイッターでコーカー氏が「再選されることができない」「つまらない人間」だと罵倒していた。コーカー氏は昨年の政権移行期に、国務長官候補に挙がっていたが、その後はトランプ氏と仲たがいしている。

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    地下鉄の性犯罪を防げ 私服警官に同行取材ロンドン

    :00 公開 ロンドン交通局によると、首都の交通機関で発生する性的加害行為の9割は通報されていない。BBCは、ロンドンの地下鉄を巡回する私服警官に同行取材した。

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    大量のマリファナが灰に 米カリフォルニア州山火事被害

    2017年10月25日 9:00 公開 米カリフォルニア州北部で今月発生した大規模山火事で、医療用大麻(マリファナ)を育てていた業者も大きな打撃を受けた。山火事の直前に収穫を始めたばかりだったと話すある生産者は、損失はすぐには分からないものの、かなりの額になると語った。

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    米共和党の上院議員、トランプ大統領を批判

    2017年10月25日 9:00 公開 米上院で24日、与党・共和党のジェフ・フレーク議員(アリゾナ州選出)がドナルド・トランプ大統領について、政府のトップによる「無鉄砲かつ言語道断でみっともない行動」が民主主義を危険にさらしていると激しく批判した。54歳のフレーク議員は2019年1月の任期満了と共に上院を退くと発表し、核心的な原理原則よりも国民の怒りを煽る政治に走る共和党に自分のような伝統的保守派の居場所はないと、党も批判した。フレーク議員は2001年~2013年の間、アリゾナ州選出の下院議員を務めた後、2013年1月に上院議員となった。

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    新しいファッションを作り出す日本の「生きる芸術」

    2017年10月24日 18:33 公開 マリーアン・ラッソン芸術担当記者、BBCニュース/グリーシャム・ターン・ビデオ・プロデューサー あるアーティストが8年前、奇抜な日本のストリート・ファッションを発明し、以来、インターネット上で世界中からカルト的なファンを集めている。 minoriさん(26)は、白い粉を使った白塗りメイクと年代物の衣装を組み合わせて新しいスタイルを作り出した。 自分の体をキャンバスとして使っており、minoriさんは実質的に「生きる芸術作品」だ。そしてその芸術は主に写真で表現される。 minoriさんの創造的な表現は、このトレンドを取り入れようとする若い女性たちに刺激を与えている。 白塗りの女性 minoriさんは都内で暮らしている。白い化粧のおかげで身元が分からないので、minoriさんが誰であるかを知るのは友達と家族しかいない。つまり衣装を着ていない時は、詮索好きの目から離れてプライベートな生活を送れるのだ。 minoriさんは10代の頃、渋谷区原宿に足繁く通うたくさんの若い女の子の1人に過ぎなかった。原宿は、奇抜で変わった、そしてたいていは斬新でもあるファッションを見に行ったり、見られたりしに行く場所だ。 かつてminoriさんは上品なゴスロリ・ファッションを楽しんでいたが、時がたつにつれ、このスタイルは自分に合わないと感じるようになった。 「自分の肌の色やメイクが服に合わないのにいつも違和感を抱いていた」とminoriさんはBBCに話す。 「顔を白く塗った時に、想像力を働かせて自分の顔を作り上げることができて、素晴らしい気分になった。これだ!と思った」 日本では、白塗りの化粧は中世の時代にさかのぼる長い伝統がある。 9〜11世紀の平安時代、貴族の男性は、その階級を示すために顔を白塗りにした。 この傾向はのちの17世紀、芸者が登場し始めた際に、女性にも取り入れられた。 その後、1926年から89年にかけての昭和の時代に、「白塗り」という用語が生まれた。 当時の超愛国主義に刺激され、人々は男女ともに学ランやセーラー服などの制服に身を包み、日の丸を手に持ち、芸者の化粧品を使って顔を白塗りにした。 インスピレーション 政治的な表現やエンターテインメントのツールとする代わりに、minoriさんは白塗りを芸術の形に発展させた。風変わりな付けまつ毛を付けて、衣装のテーマに合うような複雑なメイクを施すのだ。 日本の田舎で育ったminoriさんは、自然を芸術のインスピレーションが湧く源の1つとして捉えている。 「落ち葉の柄や木の枝、花の形……。そういうモチーフを白塗りと組み合わせてメイクにしたら、美しいだろうなと思った」とminoriさんは話す。 「当時、主流は芸者メイクだったけど、それはつまらないと思った。かつて誰も見たことがなく、やったこともないような何かをすごく作りたかった」 この3年間で、minoriさんは世界のあちこちで開催される日本のファッションのイベントに出演するようになった。ファッション・ブログでminoriさんの作品を知り、minoriさんの作品のファンになった人から招待されるのだ。 また、英国のテレビ局ITVによるドキュメンタリー・シリーズ「ジョアンナ・ラムレイの日本」や、米国人タレントのチェルシー・ハンドラーが出演するネットフリックスの番組「チェルシー」の日本でのエピソードへの出演依頼が来たこともある。 しかしながらminoriさんは、おそらく自分が最も人気がない場所は日本だろうと話す。東京で目にするファッションは多様でありつつ、若い女性がすべき服装への見方はいまだに非常に保守的だからだ。 「多くの日本人は、私のことを変わった存在だと思う。でも全体としては、反応は以前より前向きになって来た」とminoriさんは言う。 家族はminoriさんを誇りに感じており、母親はminoriさんが色々な衣装で写っている写真集を友人に売っている。 生きる芸術 生きる芸術としてのキャリアを歩んでいるのはminoriさんだけではない。英国では、アーティストでありファッション・デザイナー兼スタイリストでもあるダニエル・リズモアさん(32)が、15年にわたりminoriさんと似たことをしてきている。リズモアさんが持っている衣装やアクセサリーの数は、6000以上に及ぶ。 minoriさんはある意味「生きるエネルギー」を表現したいと言い、一方でリズモアさんは、見るものの反応を引き出したいと思っている。 それぞれの作品には違いがあるものの、2人に共通しているのは逆境の経験だ。 「通りで唾をかけられたこともあるし、殴られたり、傷つけられたり、痛めつけられたりしたこともある。でも、自家用機に乗せてもらったこともあるし、世界中を飛び回ったり、宮殿に招待されたりしたこともある。それから私の作品は世界中の美術館に展示されてもいる」とリズモアさんはBBCに語る。 「本当に興味深い生き方だと思う。楽しいしクリエイティブだし、おそらく他の方法では開かなかったであろう扉を開いてくれたし、閉じてもくれた」 「私にとっては、自分の芸術を見せる機会。ある意味、歩くストリート・アート」 しかしリズモアさんは、ありのままの自分を受け入れることを学んできた。そして先日、ロンドンの芸術系イベント「フリーズ・アート・フェア」でminoriさんと会った際、リズモアさんはminoriさんに、他の人がどう反応しようと構わず芸術を作り続けるようアドバイスした。 「ありとあらゆる反応をされる。すごくいい反応もあればすごく嫌な反応もある」というリズモアさん。現在、若者が英国中の美術館に触れられるようテート・ギャラリーが展開するプログラム「サーキット」の大使を務めている。 「人の中には恐れがたくさん潜んでいる。未知のものへの恐れ。文化の欠如から来る恐れ」 「あなたのやっていることを嫌い、理解できないという人は今後もたくさん出て来ると思う。でもあなたにふさわしい人は、そのままのあなたと、あなたの作品を愛してくれると思う」 「それ以外の人は、関係ない」 (英語記事 Japan's 'living artwork' invents new fashion style)

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    中国共産党、「習氏思想」を党規約に盛り込む 毛沢東以来の権威

    氏は常務委員からの退任が発表された。 常務委員会に誰が加わるかは、特に注目されている。北京で取材するBBCのロビン・ブラント記者は、常務委員会の構成から習氏が誰を後継者として考えているかが示唆される可能性があると指摘した。 習氏の下での過去5年間、中国は経済を大きく発展させ、近代化を進め、世界の舞台で主張を強めた。 しかし同時に、権威主義的な統治が強まり、検閲や人権侵害の事例が相次いだ。 (英語記事 Xi Jinping 'most powerful Chinese leader since Mao Zedong')

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    イラク首相、イラン支援の民兵解散求める米国務長官に反論

    2017年10月24日 14:52 公開 イラクのハイダル・アバディ首相は23日、同国を訪問したレックス・ティラーソン米国務長官と会談し、イランの支援を受ける民兵組織の解散を求める同長官に反論し、民兵たちは「イラクと地域の希望」だと語った。 イランが後押しするイスラム教シーア派民兵組織は、過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)を掃討するため動員された。ティラーソン国務長官は会談に先立ち、イラク国内でISとの戦いが終わりつつある以上、民兵組織は解散すべきだと述べていた。 シーア派民兵は先週、主要油田のある北部キルクークからクルド人勢力を退却させるイラク軍の軍事行動に参加した。 23日遅くにイラクの首都バクダッドで行われた会談の前日、アバディ首相とティラーソン長官はサウジアラビアでも会談。ティラーソン長官は会談終了後に記者団に対し、ISとの戦いが「終わりに近づきつつある」なかイランが支援する民兵らは「家に帰るべきだ」と述べた。 しかし、イラク首相府の発表文によると、アバディ首相はバグダッドの会談で、民兵はイラク人であってイランの代理人ではないとし、「国と地域の希望になるのだから奨励されるべきだ」と語った。 発表文は、民兵たちが「自分たちの国を守り、イスラム国を負かすため自分たちを犠牲にした」と述べた。 これに先立ち、ティラーソン長官はアフガニスタンでアシュラフ・ガニ大統領やアブドラ・アブドラ行政長官と会談し、同国内の戦争終結に向けた米国の新たな計画を協議した。 米政府は今年8月、反政府勢力タリバンの掃討に向け兵士約4000人の増派を決めている。 ティラーソン長官は、反政府勢力の中には穏健派がいるとみられ、彼らを和平プロセスに参加させたいと米国は考えていると述べた。 ティラーソン長官は、24日にパキスタンを訪問し、アフガニスタン国内のタリバンや他の過激派組織の掃討に向けた対応の要請について協議する予定だと明らかにした。 ティラーソン長官がアフガニスタンを訪問するのは、就任後初めて。先月にはジェームズ・マティス米国防長官が同国を訪問している。 (英語記事 Iraq rebuffs Tillerson call to disband Iran-backed militias)

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    トランプ大統領のせいで泣いてしまった――殉職米兵の妻

    2017年10月24日 12:38 公開 西アフリカのニジェールで今月死亡した米軍兵士の妻は23日、ドナルド・トランプ米大統領が遺族に哀悼の意を伝える電話をかけた際に夫の名前を覚えていなかったと語った。 殉職したラ・デイビッド・ジョンソン軍曹の妻、マイーシャ・ジョンソンさんは米ABCニュースのインタビューで、トランプ氏の口調や「言葉につっかえる」様子に「泣いてしまった」と話した。 一方でトランプ大統領は、ジョンソン軍曹の名前を「ためらわず」に言ったと主張。電話での会話は「とても恭しいものだった」と述べた。 ジョンソン軍曹は今月4日、イスラム過激派集団の襲撃で死亡した。 トランプ大統領がジョンソン軍曹の妻にかけた電話をめぐっては、電話を遺族と一緒に聞いた民主党のフレデリカ・ウィルソン下院議員(フロリダ州選出)がトランプ氏が無神経だったと非難したのをきっかけに論争が沸き起こった。 ジョンソン軍曹の家族と親しいウィルソン下院議員は、トランプ氏が遺族への電話で軍曹は入隊した時点で職務の危険性について「分かっていたはず」だと発言したと非難。大統領はこれを否定し、議員を罵倒していた。 これを受けて今度はマイーシャさんが、ウィルソン議員の主張を裏付けるとみられる発言をした。 マイーシャさんは、「大統領は、彼(ジョンソン軍曹)が入隊すればどんなことになるのか分かっていたはずだけど、それでも辛いねと言った。(中略)声の調子や言い方にとても腹が立って、泣いてしまった」と語った。 「大統領は目の前に、私の夫についての報告書を置いて、それで実際にラ・デイビッドと言ったんです。私の夫の名前を思い出そうとしながら、言葉につっかえていた。私の夫は国のために戦って、国のために命を賭けたのに、どうして名前を覚えられないんですか?」 トランプ氏の反応 トランプ大統領は23日にツイッターで、「ラ・デイビッド・ジョンソン軍曹の妻と、とても恭しい会話をしたし、彼の名前を最初からためらわずに言った!」と書いた。 トランプ氏は記者団に対し、ウィルソン議員が主張する電話の会話内容は「完全な作り話」だと述べ、「彼女が言ってるようなことは言っていない。(中略)とても良い会話だった」と語った。 ホワイトハウスはトランプ氏と殉職兵士遺族との会話は、公開されるべきものではないとしている。 論争はどのように始まったのか ジョンソン軍曹は、ニジェールで待ち伏せ攻撃され死亡した特殊部隊兵士4人の一人。トランプ氏は兵士たちの死亡直後に遺族に哀悼の意を表明せず、12日後に記者から質問されるまで殉職兵について公の場で触れることもなかったと批判されていた。 批判に対しトランプ大統領は、バラク・オバマ前大統領や他の前任者も殉職兵士の遺族に電話をかけなかったと虚偽の主張をした。 ジョン・ケリー大統領首席補佐官の息子がアフガニスタンで殉職した際もオバマ大統領(当時)は電話をかけなかったというトランプ氏の指摘には、反発の声が高まった。 ホワイトハウスはその後、トランプ氏がニジェールでの殉職者の遺族と話したと発表したが、時期については明らかにしなかった。 ニジェールで何が起きたのか 10月4日にニジェールの隣国マリとの国境近くで偵察活動に当たっていた米軍兵士3人が待ち伏せ攻撃に遭い死亡したとの報告がされた。 2日後にニジェール軍によってジョンソン軍曹の遺体が発見され、米軍の死亡者は4人だったと判明した。 ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長は23日、ニジェールで攻撃してきた武装集団は小型武器やロケット砲、機関銃を使っていたと述べた。 ダンフォード氏は、捜査の初期段階では、過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)とつながりのある地元部族の戦闘員たちが犯人だと示されていると語った。 一部情報では、待ち伏せ攻撃には最大50人が関わったとされる。 ダンフォード氏によると、戦闘が1時間続いた後、米軍兵士たちは支援を要請した。支援要請になぜこれほどの時間がかかったのかは不明。 支援要請から1時間以内に、フランス軍のミラージュ戦闘機が飛来。同日午後には仏軍の攻撃ヘリコプターやニジェール軍の緊急部隊が到着した。 ニジェールでの米軍の任務 ダンフォード氏によると、ニジェールには800人の米軍兵士が駐留しており、規模はアフリカで最大。イスラム過激派と戦うニジェール軍の訓練をしているという。 しかし、一部の米連邦議会議員にとってはニジェールでの展開規模は初耳だったようだ。 23日には、少なくとも3人の上院議員がニジェールにこれほどの数の兵士が駐留しているとは知らなかったと述べた。 上院軍事委員会のメンバー、共和党のリンジー・グレアム議員(サウスカロライナ州選出)は「なぜそこに(米軍)がいて、何をしているのか、よく分かっていない」と認めた。 <ランド・ポール上院議員(ケンタッキー州選出)はツイッターで、「戦争好きなリンジー・グレアムでさえ、どれがどれか分からなくなっている。つまり、あまりにあちこちでであまりにたくさん戦争に関わりすぎているということだ」とコメントした> (英語記事 Myeshia Johnson: Soldier's widow says Trump made me cry)

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    乳がんかもしれない12の症状 自分の胸の様子を知って

    2017年10月24日 9:00 公開 毎年10月は世界保健機関(WHO)の「乳がん啓発月間」。乳がんの兆候かもしれない12の症状について、簡単に説明する。

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    赤ちゃんに母乳の絵文字 提案したのは看護師

    2017年10月24日 9:00 公開 女性が赤ちゃんに母乳をあげている姿の絵文字が、新しく登場した。提案したのは、ロンドンのユニバーシティ・コレッジ・ロンドン病院で新生児を担当する看護師のレイチェル・リーさんだ。

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    1年かけて作った「天国」 タイ前国王の葬儀

    2017年10月24日 9:00 公開 昨年10月に88歳で死去したタイのプミポン・アドゥンヤデート国王の国葬が、26日に行われる。大勢の技術者たちが1年近くかけて準備を重ねてきた火葬壇は、神聖なメール山(須弥山)を模している。

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    北朝鮮「国難」で安倍氏圧勝 改憲に弾みか

    2017年10月24日 9:00 公開 総選挙を前倒しした安倍晋三首相は、北朝鮮の脅威拡大を「国難」と呼び、22日の衆院選で圧勝した。連立与党は衆院の3分の2議席を確保し、改憲の発議を視野に入れたが、平和憲法の改憲には反対も根強い。

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    中国の次期最高指導部の有力候補者たち

    2017年10月23日 18:29 公開 プラティク・ジャカール記者、BBCモニタリング 5年に一度の中国共産党大会。24日の閉幕後、次世代の最高指導部、政治局常務委員が発表される。 党の最高指導部である政治局常務委員7人のうち、習近平国家主席と李克強首相を除く5人が今年中に引退するとみられている。 中国政治の不透明さから、誰が委員になるか言い当てるのは至難の業だが、習主席に近い人が委員になるのは確実だ。 BBCは、中国共産党の最高指導部を引き継ぐ有力候補者たちを調べてみた。 陳敏爾・重慶市党委員会書記 ― 習主席の「腹心」 陳敏爾氏(56)は7月15日、腐敗容疑で捜査を受けている前任者の孫政才氏に代わり、重慶市党委員会書記に任命された。 陳氏は若い頃に地元の浙江省で政治のキャリアを積んだ。2002年~07年まで習氏の下で浙江省の党宣伝部長を務め、習氏と強い関係を築いた。 香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは陳氏を習主席の「信頼する腹心」と呼び、陳氏が昇進したことで、党大会で「党の上層部に加わる有力候補者としての地位が確立された」と述べた。 胡春華・広東省党委員会書記 胡春華氏(54)は、経済的に発展する南部・広東省のトップになるまで、チベット自治区や河北省、内モンゴル自治区でさまざまな役職を務めた。 また、2006年には共産党の青年団である中国共産主義青年団の第一書記に就任した。 胡氏は2012年、政治局常務委員会に次ぐ、25人で構成される中央政治局の最年少の委員に昇格した。 胡氏は「小さな胡」として知られ、胡錦濤・前国家主席の後ろ盾があるとされる。 独立系香港メディアによると、胡氏は陳敏爾氏と共に、1960年代以降に生まれたいわゆる「第6世代」の指導者たちで、習主席の有力な後継者の一人とみられている。 栗戦書・党中央弁公庁主任 ― 習氏の「強力な味方」 栗戦書氏(67)は党中央弁公庁主任で、国家主席の最側近として、習氏の日々の活動を取りまとめている。 栗氏はしばしば、習主席の国内外の訪問に同行し、最近では習氏が7月にロシアを訪問した際にも同行していた。 有能で管理能力があると言われており、河北省や陝西省で役職を担った後、2012年に中央政治局に昇格した。 また栗氏は反腐敗運動を率いる王岐山・中央規律検査委員会書記に次いで、習主席の最も強力な味方で、1980年代始め以降、習氏の親しい友人でもある。 王滬寧・中央政策研究室主任 ― 「中国のキッシンジャー」 王滬寧氏(61)は中央政策研究室主任で、栗戦書氏と同じく習主席が海外を訪問する際の同行者の一人だ。 復旦大学の元学者で、政策立案の豊富な経験があり、江沢民・元国家主席や胡錦濤・元国家主席の顧問も務めた。 習主席の外交政策における最側近とされ、韓国の日刊紙ハンギョレは王氏を「中国のキッシンジャー」と呼んだ。 香港の独立系日刊紙「明報」によると、王氏は習主席に近いため政治局常務委員に加わる可能性が高いが、「控えめな人なので、昇進には興味がないと言われている」という。 汪洋・副首相 汪洋氏は現在、現行政府の4人の副首相の内の一人で、二期目の中央政治局委員だ。 ベテランの政治家で、2007年から12年にかけて広東省党委書記を務め、習氏の野心的な「一帯一路」政策を支える中心人物だ。 胡春華氏同様、汪氏は党内の共青団出身者派閥で、政治局常務委員会入りを競う上位候補者の内の一人だと香港メディアは伝えている。 また汪氏は李克強首相の後任になるかもしれないという兆しが濃くなっており、中国首脳部は要職を二期務めるという慣例を破ることになるかもしれない。 韓正・上海市書記 韓氏は現在、中国共産党高位の政治機関、中央政治局の委員で、以前は上海市長と上海市党副書記を務めた。 王岐山氏が務める強硬に反腐敗運動を率いる中央規律検査委員会書記の座を奪うかもしれないとの予想もある。 韓氏が昇進すれば、「63歳の粘り強さは報われるという証明になる。10年前に政治アナリストが中国本土の有望政治家のリストを作成していた時に、有力な穴場的候補の一人にも数えられていなかった」とサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は指摘する。 2007年に政治局常務委員会入りする前に上海市党委書記を務めていた習氏を含め、上海は多くの指導者を輩出している。 他の候補者たち 李鴻忠・港湾都市の天津市党委員会書記 陳全国・新疆ウイグル自治区党委員会書記 趙楽際・中央組織部部長。同部は職員の人事を監督する強力な組織 劉鶴・中央財経指導小組弁公室主任 この候補者たち全員が限られた座を狙って、競い合っているかもしれない。複数のメディアによると、習主席は政治局常務委員の人数を現在の7人から5人にするとの情報がある。 (英語記事 China party congress: The rising stars of China's Communist Party)

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    【英EU離脱】経済団体が早期の暫定合意求める書簡

    る譲歩 ブレグジット交渉の進捗が見られないと考える企業の間には、不安が広がっている。 5団体の一つはBBCに対し、共同文書を出すことによって「合意と明確さがほしいと強調できる」と考えたと語った。 5経済団体は、最終的な離脱合意が施行される前の移行期間のEUとの貿易協定が、なるべく現在のものと同等であることが重要だと指摘する。 テリーザ・メイ英首相は、これまでとほぼ同様の取り決めの下で貿易を行い、英国が拠出金の責務を果たす移行期間を約2年と示唆している。 EU側の交渉官たちは、将来的な関係構築のための準備を始めることに合意したものの、貿易と暫定合意の交渉の前に、拠出金を清算するいわゆる英国の「手切れ金」について英国側の譲歩を求めている。 草稿段階の書簡の内容を確認したとするスカイニュースとガーディアン紙によると、草稿には「企業は来年始めに英国での雇用や投資に影響を与える重大な決断を下すため、なるべく早く暫定合意が必要だ」と述べているという。 さらに、「英国のEU離脱で企業が取り組む調整は2回ではなく、1回であることが不可欠だ。またブレグジットを成功させるために、企業や英国政府、それにEU当局が十分な変更を加える時間をもうけることも重要だ」と加えた。 BBCの取材では、共同文書に署名した経済団体は内容の公開を希望していないもよう。 英国での雇用や投資が失われるという懸念は、投資銀行大手ゴールドマン・サックスのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)がツイッターで、これからはドイツ・フランクフルトで「より多くの時間を過ごすだろう」と述べたことを受けて、さらに強まった。 ゴールドマン・サックスはロンドンで6000人の従業員を抱えているものの、ブレグジットを前にドイツの金融都市フランクフルトでの存在感が増している。 今月、イングランド銀行のサム・ウッズ副総裁はクリスマスまでに英国とEUが暫定合意に達していなければ、企業は緊急対応策を講じ始めるだろうと警告した。 EEFは23日に発表された調査で、ブレグジットの不確実性のため、製造業が新しい工場や機械への投資計画を手控えていると述べた。 EEFによると、加盟企業の投資見通しは「ぎりぎりで均衡して」おり、51%の企業は今後2年間で投資を増やす見込みで、残りの企業は英国のEU離脱をめぐる不確実性により、予定していた支出を抑えているという。 「非常に専門的」 英国の手切れ金をめぐっては、フランスが最も強硬なEU加盟国だと判明した様子を受け、デイビス氏は23日、ブレグジット協議のためパリに向かう予定だ。 メイ首相は同日、先週ブリュッセルで行われたEU首脳会議での進捗を英下院に説明する見通し。 メイ氏は交渉が「非常に専門的」な内容であるものの、何百万もの人々の生活が交渉の中心にあることを忘れていないと発言するとみられている。 EU離脱省報道官は、メイ首相はイタリア・フィレンツェでの演説で、厳格な時間制限を設けた実行期間を提案し、交渉初期でこの原則に合意することで、企業への不要な悪影響が最小化されることを明確にしたと話した。 報道官は、「交渉の重要な複数の分野で、具体的にはっきりと進捗している。しかし、残りの問題の多くは、我々の将来の関係をめぐる必要な協議と結びついている」と述べた。 「そのためEUが将来のパートナーシップに加え、移行の取り決めの枠組みをめぐって、内部の事前協議の開始に同意したのは喜ばしいことだ」 (英語記事 Brexit: Business leaders call for swift transition deal)

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    スペイン政府、カタルーニャに対する「クーデター」を否定

    ルカデル議長は、政府が21日に発表した措置は「事実上のクーデター」だと呼んでいる。 ダスティス外相はBBCに対し、「クーデターを起こした人がいたとしたら、それはカタルーニャ州政府だ」と話した。 州政府指導者らが独立への動きを止めなかったことを受け、中央政府はカタルーニャ州の自治権の一部停止を発表した。 カルレス・プッチダモン州首相率いるカタルーニャ州政府は、10月1日に実施した独立を問う住民投票で圧倒的多数が賛成を支持したと述べた。スペイン憲法裁判所の差し止め命令にもかかわらず実施された住民投票の投票率は43%で、投票者の90%が独立を支持したという。 2015年のカタルーニャ州選挙で約40%の票を得た、中央政府との団結を支持する複数の政党は住民投票をボイコットし、多くの独立反対派の人々は住民投票は無効だとして、投票しなかった。 スペイン政府の対応 スペインのマリアノ・ラホイ首相は21日、カタルーニャ州政府を解散し、州議会の一部の権限を制限する計画を発表した。 また当局は、州警察と州の公共放送局TV3を管理下に置こうとしているとの情報がある。 BBC番組「アンドリュー・マー・ショー」に出演したダスティス外相は、「クーデターがあるとすれば、それはプッチダモン氏とその政府によるものだ」と述べた。 「私たちがやっていることは、憲法の条項に厳格に従っている」とダスティス氏は述べ、スペイン憲法を「ドイツ憲法とそっくり同じもの」だと呼んだ。 「ほかの民主主義国家や、また間違いなく欧州連合(EU)諸国は、自国の一部地域が取ったこのような決断を容認しないだろう」 またダスティス氏は、住民投票当日に起こった警察のデモ参加者に対する武力行使の画像の「多く」は偽物だと主張した。 中央政府自身も投票の数日後、けがをしたデモ参加者に謝罪した。カタルーニャ州保健部によると、警察との武力衝突により1066人に手当てが必要だったという。 投票日の警察の乱暴な対応については、BBCのトム・バリッジ記者が伝えていた。 今後の動き スペイン上院は27日に政府の措置と州選挙の実施の提案を承認する見通し。一方で、カタルーニャ州議会が同じ日に対抗措置を議論するため招集されるとの情報がある。 プッチダモン州首相は、州政府は直接統治を受け入れないと話した。21日には約45万人が州都バルセロナでデモを行い、「独立」、「自由」と繰り返し声を上げた。 分離独立派は外部の介入を求めているが、EUは今回の危機がスペインの内政問題であるとして不干渉の立場を取っている。 なぜカタルーニャの指導者らはフランコ時代のやり方だと非難しているのか? 40年近くにわたり複数政党制の立憲君主制が続いてきたスペインは、欧州で最もリベラルな法律を持つ国の一つ。2005年にEU内で早いうちから同姓婚を導入した国でもある。 故フランシスコ・フランコ将軍は、カタルーニャの民族主義者や左派が特に嫌悪する存在だ。カタルーニャはスペイン内戦でフランコ側と争った共和国側の本拠地だった。 現在の中央政府が当時のフランコ派の戦術をとっているとの指摘は、ラホイ首相率いる国民党内の痛いところを突いている。国民党はフランコ政権の元閣僚マヌエル・フラガ氏が結党したからだ。 しかし、ラホイ首相は主要な野党2党の中道・シウダダノスと社会党の支持を得ている。 社会党は強固な反フランコ派がの支持基盤になっており、アンダルシア州など同国南部で特に支持が強い。住民投票の際にカタルーニャに配置された警官隊の一部はアンダルシアから派遣されていた。 このため、スペインのほかの地域がカタルーニャ独立を抑えるために強硬な措置を支持している理由はより複雑だ。 (英語記事 Spain Catalonia: Foreign minister denies 'coup' by Madrid)

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    WHO、ムガベ氏親善大使任命を取り消し

    弁護士たち、それにソーシャルメディアなどがこの決定を批判した。 南アフリカのヨハネスブルグで取材するBBCのアンドリュー・ハーディング記者は、ムガベ氏の支持者たちは今回の一連の出来事を、西洋諸国からのアフリカへの干渉とみるだろうと指摘した。 広報活動の失態で芽生える疑問――イモーゲン・フォークス記者、BBCニュース(ジュネーブ) 人権団体などからの非難の嵐や加盟国からの失望の声を受け、WHOはロバート・ムガベ氏の親善大使への任命を取り消すほかなかった。 急な方針転換を受けて、WHOの事務局長になったばかりのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス氏の指導力を問う声が出るだろう。 ムガベ氏を親善大使とする決定は数週間前になされたとみられる。にもかかわらず、人権侵害の疑いがかけられ、自国の医療サービスを破綻させた人物を親善大使に任命することが、物議を醸すかもしれないとテドロス氏は認識していなかったようだ。 WHOは改革の新時代に乗り出していたはずだった。しかし実際には、広報活動の大失敗に陥ってしまった。 (英語記事 WHO cancels Robert Mugabe goodwill ambassador role)

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    日本の安倍首相、北朝鮮の脅威への取り組みを約束

    2017年10月23日 11:29 公開 日本で22日に投開票された衆議院の総選挙で与党が圧勝する見通しとなったことを受け、安倍晋三首相は、北朝鮮に毅然とした態度で対応すると約束した。 安倍首相は先月、高まる北朝鮮の脅威を含め日本がさまざまな「国難」に直面しているとして、あらためて国民の信任を得るため任期満了より1年早い解散・総選挙の実施を表明した。 安倍首相率いる与党が「圧倒的多数」である3分の2の議席を維持したと、早い段階での出口調査で示され、安倍首相は当初の目的を達成した。 圧倒的多数の維持は、第2次世界大戦後の平和憲法の改正で非常に重要になる。1947年に米占領軍が主導するかたちで施行された現憲法の9条には、完全な戦争放棄がうたわれている。 日本はこれまで保有する軍事力は自衛のためだとして憲法との折り合いを付けてきたが、安倍首相は憲法の改正を目指すと長らく表明してきた。選挙後に安倍氏は、「できるだけ多くの賛成を得るべく努力する」と語った。 NHKが与党の自由民主党と公明党合わせ312議席を獲得するとの見通しを示すなか、安倍首相は、選挙で約束してきたとおり、目前の課題は北朝鮮に毅然として対応することだと述べ、「強い外交力」が必要だと語った。 8月と9月には、北朝鮮が発射したミサイルが2回にわたって北海道上空を通過している。 今回の総選挙で与党が勝利したことで、来年9月に予定されている自民党総裁選で安倍氏が3期目を得る可能性が高まる。このため、2012年末以来首相を務める安倍氏の在任期間は、06~07年の第1次内閣を含め憲政史上で最長となる可能性がある。 (英語記事 Japan PM Shinzo Abe promises to deal with North Korea threat)

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    北朝鮮とは「戦争しないというメッセージ」 航空ショーで韓国市民の声

    か、韓国・ソウル近郊の空軍基地で22日まで開かれていた航空ショーに集まった市民は総じて冷静な反応だ。BBCのマーク・ローエン記者が取材した。市民の一人は、「(航空ショーが)また戦争することはないというメッセージを北朝鮮に伝えている」と語った。また、ある市民は北朝鮮によるミサイル発射などは「毎年のこと」だとし、深刻には考えていないと話した。

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    マクロン仏大統領の飼い犬が会議中におしっこ 一同爆笑

    2017年10月23日 9:00 公開 フランスのエマニュエル・マクロン大統領が夫人と飼う犬「ネモ」が各省幹部との会議の最中におしっこをし、一同が爆笑する一幕があった。