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    マタ? モラ?… ハラハラし過ぎだ!

    小浜逸郎(批評家)♪トントトトン、チリテンシャン熊 兄ぃいるかい。いつも物知り気取ってるから一寸聞きてえと思って来たんだが。兄 気取ってるたぁご挨拶だな。俺は気取ってるんじゃなくてほんとに物知りなの。熊 へいへい。じゃ聞くけど、セクハラって知ってっか。兄 バカにすんじゃねえ。おめえみてえなスケベ野郎がよ、女が嫌がってんのに抱かせろって迫ったり、ケツ触ったり、いやらしい言葉吐いたりすることさ。熊公、やってんじゃねえか。事と次第によっちゃあお上に引っ張られんだぞ。熊 兄ぃこそてめえの心配してもらいてえな。じゃ聞くけど、パワハラって知ってっか。兄 知ってっかもねえもんだ。仕事場なんかで権柄づくで手下に無理強いすることよ。熊 おう、なかなかやるじゃねえか。兄 あったりめえよ。お次はなんでえ。どんと来い。熊 お次はマタハラ。兄 マ、マタ、マタハラ?……なんでえ、やけに「ハラ付き」ばっかし集めてきやがったな。いってえぜんてえどういう風の吹き回しだい。ハラハラさせんなこんちくしょう。熊 (小声で)知らねえんだな。ついでにもう一丁。モラハラって知ってっか。兄 この野郎、俺を試す気だな。その手は食わねえ。まずマタハラから行こう。マタハラってのはな、その、つまりな……股と腹の間あたりにツボがあるってことで、漢方のほうの用語よ。熊 そんなバカな。兄 バカとは何だ、バカとは。熊 漢方だったらもっと小難しい言葉使うぜ。肩井とか曲泉とか。兄 日本語になまったの! ……じゃ、なにかい、てめえ知ってんのか。熊 知ってますよー。マタハラってのはさ、マタニティ・ハラスメント。子ども孕んだり産んだばかりで仕事してる女に、辞めてもらうためにいろんな嫌がらせすることよ。格下げとか仕事移すとか給金減らすとか辞めろって言うとかな。不景気な昨今、こういう女多いだろ。んで、いま世間じゃそういう目に遭った女が訴え起こしてる例がけっこうあるって話さ。兄 この野郎、よく調べやがったな。それだけ知ってんなら俺に聞くこたぁねえだろ。でもよ、ちょっと待てよ。雇ってる親方や大旦那のほうからすりゃ、そういう女はどうしたって働きが落ちるし続かねえことが多いから、辞めてもらいてえって思うのは当然じゃねえのか。そりゃ、じめじめした嫌がらせやるなんざ、俺もでえきれえだけどな。熊 なるほど。兄ぃもたまにはいいこと言うな。兄 ぬかすな。だから言ってんだろ。世間よく見てる俺が知らねえことはねえんだって。熊 さっきは漢方がどうのこうのとヘンなこと言ってたじゃねえか。兄 うるせえ。物知りってのはな、ただ知ってる知らないじゃねえんだ。ここ(と頭を指して)が使えるか使えねえかって話のことよ。いいか、熊公。まだあるぞ。何も大きな腹抱えたり乳飲み子抱えたりしてまで無理して働くことねえだろう。うちの嬶も金坊産んだときは育てるのに手一杯でてえへんだったぞ。こう見えてもそん時は俺も仕事いっぺえ取ってきて頑張ってな、おまけに思いっきり嬶に優しくしてやったもんだ。熊 ごちそうさまってもんで。でもそれができりゃいいけどよ。おまんま喰えなきゃ、嬶にも働いてもらわなきゃなんねえんじゃねえか。稼ぐのが好きで働きてえ女もいるし。兄 そこよ。そりゃ働き好きの女もいるさ。だけど世の中そんなに甘くねえ。大方の女は安い給金でこき使われるのが落ちだぜ。お上はそういうことちっとも考えてくれねえからな。熊 ふーむ。何だか話がややこしくなってきやがったな。兄 ややこしい話持ち込んだのはてめえだろうが。もっとややこしいこと言うとな。そのハラワタとかカタハラとかいうヤツ、お上に何でも訴えりゃいいってのは少し筋が違うんじゃねえか。熊 てえと?兄 つまりさ、そりゃなかにはひでえ嫌がらせもあるかもしんねえけどよ、孕んだ女や乳飲み子抱えた女は負担が大きいから、親方のほうで気ぃ効かしてな、そのぶん軽い仕事に代えてやるとか、責任減らしてやるって気持ちでそういうことを勧めてる場合も多いんじゃねえの。そうだとすりゃ、そりゃむしろ人情ってもんだぜ。それをおめえ、カタハラだあ、カタハラだあって騒ぐと、親方ともギスギスしちゃう。こりゃあんまりいいことじゃねえと思うんだがな。大事なのは人情だよ、人情。熊 そういう場合が多いかもな。今日は兄ぃ、何だか坊さんみてえな悟ったこと言うじゃねえか。でもたしかに、分限をわきまえねえで騒ぐのはみっともねえ。それはそうと、カタハラじゃなくて、マタハラ。兄 この際どっちでもいいやね。それで何だっけ。もう一つの何とかハラは。熊 モラハラ。兄 モラハラってのはな、つまり、その……上方のほうじゃ、モグラのことをなまってモラっていうのさ。そんでそのモラが孕むと、たくさん仔を産んで畑のミミズを全部喰っちまう。だからモグラを孕ませねえように警戒を怠るな、モラハラに気をつけろってのが、この言葉の起こりよ。熊 また始まりやがった。せっかくいい線行ってたのに、百日の説法屁一つたあこのことだ。モラハラってのはぁ、モラル・ハラスメント。上方じゃなくて遠い伴天連のお医者さんが言いだした話。殴ったり蹴ったりしていじめるんじゃなくて、言葉や付き合い方を通してじわじわといじめていって、相手の心を痛めつける、ひどいときには脳みそもやられちゃうって話さ。見かけは慇懃にふるまってながら、こういうことをしたくってしょうがねえ気性の悪いヤツがけっこういるんだってさ。いまんとこお咎めなしだけど、被害訴えるのが増えてるそうだ。兄 それだよ。いるいる。まるで俺んとこの大家みてえなヤツな。だからその気性の悪いヤツがモグラだよ。モグラが孕むと子どもは親のまねしてどんどんそのいじめが広がってく。今度あのねちねちした大家が店賃の催促に来やがったら、「おい、モグラ!」って呼んでやっからな。みなさん、モラハラに気をつけましょう!熊 何言ってんだか。店賃滞らせてるのは誰だよ。そろそろ帰るぜ。兄 ちょっと待った。話は最後まで聞け。あのな、熊公、おめえのハラハラ話聞いてて思ったんだけどな。近頃は、海の向こうから来たそのたぐいの言葉ぁやたら使って、てめえだけがこんなに被害に遭ってまーす、何とかしてくださーいって訴えるずるっこい野郎女郎が多すぎねえか。そのモラハラとかいうヤツだってよ、要するに昔から俺たちが経験してる人付き合いの縺れだろ。長屋連中だって、そんなもめごとはしょっちゅうだぜ、だけどそんなのいちいちお上に訴えようなんて奴は一人もいねえ。みーんな辛さに耐えながらてめえたちで解決してんだ。だいたいお上なんて俺たちゃ信用してねえからな。世の中ってのは、お上が決めた決まりがどうのこうのの前に、どいつもこいつも混じり合って暮らしてんだ。いろんなことあるに決まってるじゃねえか。あの大家にだって俺は「おい、モグラ!」、これで終わりよ。伴天連の偉い先生だか何だか知らねえが、ヘンな言葉作ってやれストレスだ、心の傷だと大げさすぎるんだよ。セクハラだってよ、ちょっとケツ触ったぐれえでセクハラセクハラって騒ぐなてえんだ。いい女ってのは、たいていそのへんうまくかわしてるもんだぜ。熊 やっぱケツは触らねえほうがいいと思うけど、その見え切りはなかなかのもんだな。兄ぃ、なぜかまた急に正気に返ったみてえだ。それが続きゃあ、本気で尊敬するんだけどな。知らねえくせにホラ話ばっかしねえほうがいいんじゃねえの。そのうち長屋連中にあいそ尽かされてモラハラに遭うかもよ。兄 なに、そんときゃ、こっちがモグラになってやるだけのこった。♪テンテケテン、ストトントンこはま・いつお 昭和22(1947)年、横浜市生まれ。横浜国立大学工学部卒業。国士舘大客員教授。    

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    「怪物」清宮幸太郎はこうしてつくられた

    湯浅大(サンケイスポーツ編集局運動部) 西東京代表・早実のスーパー1年生、清宮幸太郎内野手による空前のフィーバーが日本中を席巻している。今や、高校野球100周年の節目に出現した若きスターがメディアに登場しない日はない。長男の早実・幸太郎内野手をスタンドから応援するラグビートップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督=8月13日、甲子園球場(撮影・松永渉平) 早大ラグビー部などで活躍し、現在はトップリーグ・ヤマハ発動機の監督を務める克幸氏を父に持ち、DNAは超一流。早実初等部時代には東京北砂リトルのエースで4番として132本塁打し、世界一も経験。米国で「和製ベーブ・ルース」の異名も取った。中学時代に右肩を痛めた影響で打者に専念すると、高校入学後に1年生ながら伝統校の3番を任され、約3カ月間で13本塁打を放っている。 早実といえばかつて5季連続で甲子園に出場し「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした荒木大輔氏、「ハンカチ王子」として人気を集めた斎藤佑樹(現日本ハム)らスター選手を輩出してきた。野球部の指揮を執る和泉監督は当時の斎藤も指導しているが、「斎藤のときは(甲子園での)優勝という過程があってからの加熱だった」。地方大会が始まる前から騒がれている清宮フィーバーとの違いを語り、それは「想像以上」と加えた。それでも「本人はまだ怖いもの知らずで、全部受け入れて楽しんでいる様子がある」というから驚きだ。 清宮のすごさは何よりも、このハートの強さにある。技術面はこれからいくらでも伸びていく。1年生離れしたパワーは実証済み。これからも多くの経験から学び、練習していくことで技術は向上していくはずだ。早実には恵まれた指導者や、専用グラウンドをはじめ室内練習場やウエートトレーニングルームなど充実した練習環境も整っている。 今後も着実に成長していく技術面を、16歳とは思えない強心臓が支えている。清宮は幼いころから克幸氏に一番を目指す教育を受けてきた。幼稚園時代、七夕の短冊に「世界一を獲る」と書いて周囲を驚かせたこともある。野球と出会う前はラグビーをはじめ相撲、水泳など複数の競技に挑戦し、勝負根性をたたき込まれてきた。7歳だった2006年8月に早実・斎藤と駒大苫小牧・田中(現ヤンキース)が投げ合った甲子園決勝の再試合を生観戦し、野球の道を選んだが、このときも克幸氏から頂点に立つことを前提に認めさせたという。 目標が高いところにあるから自然と発言も大きくなる。西東京大会初戦、夏の公式戦初安打は遊撃後方へポトリと落ちるものだった。「あんなんですみません。みっともないですね」と照れた。4安打を放った試合でも「ここで打たなきゃ3番打者の意味がない」。同大会では6試合で20打数10安打を放ち、10打点は大会トップの数字だった。それでも「100%を発揮できていない」と大会を振り返る。少し悔しさをにじませている口調は、リップサービスではないことを示していた。今治西との初戦の一回、打席に入る早実・清宮幸太郎=2015年8月8日、甲子園球場(村本聡撮影) 甲子園に乗り込んでも、強気な姿勢は打席でも見てとれた。愛媛代表・今治西との初戦。相手バッテリーから徹底して内角を攻められた清宮は、第2打席で死球を受けた。カーブが右足首のあたりに直撃。幸い、レガース(防具)に当たったため、何事もなく出塁したが、特筆すべきはその後の打席にあった。 第3、4打席ともにしっかりと踏み込み、甘く入った初球を狙ったのだ。前の打席で当てられた残像による影響や恐怖心はみじんもみせずに積極的に攻めのスタンスを貫いた。そうして4打席目に強烈なゴロで一、二塁間を破る甲子園初安打。タイムリーというおまけつきだ。 ただし、いや、もちろんというべきか試合後は安打に喜ぶどころか渋い表情。好機で凡退した3打席を悔やんだ。「全然だめですね。チャンスでことごとくだめでした。どうしようもないですね」。並の高校1年生であれば、甲子園初安打を素直に喜ぶのではないか。最低でも及第点は与えるだろう。だが、清宮は違った。 実は強気な発言の裏には克幸氏の教えがある。「小さい頃から人前で『頑張ります』というのはやめるように父にいわれているんです。それがしみついているのか、人と同じことを言うのが嫌なんです。人と違うからこそ伸びるというか…人と同じならそこで埋もれちゃうので」。16歳とは思えない価値観。独自の理想論を語り、そこを目指して努力する。達成することで成長し、また新たな目標を口にする。怪物は練習だけでなく、自身の発言も進化への“種”としている。 「自分の活躍はまだ期待に追いつけていない。期待に添うようなプレーができれば。1年の夏から甲子園に出られるのは貴重なこと。人生最大の財産になる」。雰囲気にのまれるどころか、楽しみながら、あこがれの聖地の土を踏んだ。無限大の可能性を秘めたスーパー1年生・清宮の伝説は、まだ始まったばかりだ。

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    絶望のマクドナルドに策はあるか

    日本マクドナルドの業績悪化が止まらない。12日に発表した2015月6月期連結中間決算は最終損失が262億円、中間期としては上場以降最大の赤字となった。異物混入問題などが尾を引き、サラ・カサノバ社長の施策もことごとく不発に終わっている。マクドナルドは泥沼から抜け出せるのか。

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    「ひとり負け」マクドナルドがおそらく今やるべきこと

     8月12日、日本マクドナルドホールディングスはサラ・カサノバ社長の記者会見の中で、上期予想とほぼ同じ上期売上高1720億円、当期純損失は262億円と発表しました。4月16日に発表した日本マクドナルドの『ビジネスリカバリープラン』から4ヶ月が経ち、新たなマクドナルドがブランド力強化や顧客満足度の回復のためにどのような施策を打ってくるのかが焦点となっています。平成27年12月期第2四半期連結決算状況および特別損失の計上のお知らせhttp://www.mcd-holdings.co.jp/news/2015/release-150812a.html 昨年7月に使用期限切れ鶏肉問題が発覚してからというもの、失墜した顧客からの信頼を回復することがなかなかできず18カ月連続減収に喘いでいる状態で、減益幅こそ徐々に縮小しつつあるとはいえ日本市場ではダウントレンドから抜け出せていません。 何しろ、全店客数が前年比マイナス19%、全店売上高で前年比マイナス27%ですから、どれだけ厳しい数字であるかは想像に難くありません。私事ながら、今年のマックのハッピーセットはポケモン各種遊具であり、私の家の子供たちは見事にまったく食いつきません。以前、ハッピーセットにブーブという車のおもちゃが起用されたときは、この子達は一生マックを食べて生きていくのではないかと不安になるほどのリピートをしていたんですけれども。 個人的な事情と合致するように、外食系の調査会社ではかねてからマクドナルドが強いとされてきたファミリー客の足が遠のき、一回の購買あたりの訪問客数平均も減少。それに被さるように、一時はマックコーヒーで盛り返したはずの顧客が今度はコンビニのコーヒーに取られ、結局はもっとも客単価の低いティーン層に店舗スペースを長時間占領される、という悪循環に見舞われております。つまり、落ち着いた雰囲気でコーヒーを飲みたい層も、ファミリーで手軽な食事を楽しみたい層も失い、よりジェネラルには新鮮な野菜の入ったハンバーガーやサンドイッチを百円高くても食べたいニーズをすべて落として、学生と近所のサラリーマンやOLのランチ需要だけで成り立っているような状態です。 昨今では新たに進出した中国市場での苦戦も伝えられるなど、グローバルに展開する優良企業であったはずのマクドナルドの暗雲が晴れません。一方、堅調な欧州市場や一部のアジアでは顧客とのエンゲージメントにある程度成功しており、そういううまくいった事例をロールモデルに日本でどのような展開をするのか関心を持たれてきました。決算会見で説明する、日本マクドナルドHDのカサノバ社長(中央)=12日、東京都中央区(荻窪佳撮影) が、今回の発表の中には、マクドナルドが顧客への信頼回復策や、変化するニーズに対応するための抜本的な改革を打ち出すのではないかと予測される向きもありましたが、蓋を開けてみるとこれといった内容はなく、むしろマクドナルドとして何に取り組むのが良いのかいまなお思案中であるかのような印象を受けました。 日本では、むしろマクドナルドだけでなく、ワタミグループやゼンショーホールディングスの各チェーン系業態の伸び悩みを埋める形で新たな需要を創造する店舗が拡大し、マクドナルドの凋落した「朝食市場」での争いや、居酒屋業態での脱低価格居酒屋といった別の次元の競争が始まっているのが現実です。 一連の問題の根幹には、マクドナルドが本来持っていた強みがマイナスに転嫁してしまう社会変化があります。というのも、マクドナルドに代表される外食チェーンにおいては一般的にコストを低減させるための大きな方法として本社機能の強化による集中購買がまずメインにあります。そこから、手間のかかる一次加工から場合によっては店舗で簡単な調理だけで済ませられるよう「半製品化」を行うセントラルキッチン方式や、経験の乏しい店員でも一定の味付けにできるようなマニュアル化や、すべての店舗で同じサービスが提供できるような均一化されたデザインといった、安く、一定の品質のものをどこでも同じサービスで提供できるようにする、というのがマクドナルドのビジネスの勝ちパターンであったわけです。 おそらく、マクドナルドの不調は、きっかけこそ鶏肉の使用期限問題だったものの、根本の原因はマクドナルドをマクドナルドたらしめているメソッド、ビジネスモデルそのものが、日本の外食を楽しみたいメイン層のニーズから離れてしまった、というかなり危機的なものであることは言うまでもありません。つまり、ブランド力の低迷や商品企画力という表向きの話よりも、もっと根底にある「安いものよりも新鮮でおいしいものを食べたい」という日本国内市場の環境変化をもろに被ったということです。 7月に投入したレギュラーメニューにたっぷり野菜を加えた新商品がありましたが、客足の早期の回復には結びつかず不発に終わりました。マクドナルドが取り組むべき改革の方向性としてはおそらく間違っていないもののマクドナルドが本来持つ強みとは異なった施策であるため、効果が出てくるまで時間がかなりかかるのでしょう。やはり、マックで飯といえば、しょっぱいポテトと紙コップに入った冷たい炭酸飲料というセットメニューがベースにある限り、上に野菜が載ったところで食指が伸びるのか、というところだろうと思います。 おそらくは、やるべきことは現状の顧客ニーズに合う商品企画を打ち出してブランドの修正を徐々に行いつつ、次の消費者のトレンドがマクドナルドに有利になるまで地道に清掃や業務見直しをして準備することでしょう。当面の「ひとり負け」の現状から脱するために、どの客層にフォーカスした事業に仕上げていこうとするのか、マクドナルドの挑戦を見守っていきたいと思います。