イスラム国の脅威にどう対抗するか
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イスラム国の脅威にどう対抗するか

イスラム教過激派組織「イスラム国」が邦人2人を人質に取った事件で、邦人1人が殺害されたとの声明がインターネットに投稿された。真偽は不明だが、湯川遥菜氏が殺害されたとの情報もある。ジャーナリスト、後藤健二氏の安否については依然分かっていない。テロの脅威にわが国はどう立ち向かえばいいのか。

イスラム教過激派組織「イスラム国」が邦人2人を人質に取った事件で、邦人1人が殺害されたとの声明がインターネットに投稿された。真偽は不明だが、湯川遥菜氏が殺害されたとの情報もある。ジャーナリスト、後藤健二氏の安否については依然分かっていない。テロの脅威にわが国はどう立ち向かえばいいのか。

人命尊重か自己責任か

後藤健二さんととみられる男性(左から2人目)と写真に写る湯川遥菜さん(Facebookより)
 「自分の責任でイスラム国支配地域に行く」。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束されているとみられるフリージャーナリスト、後藤健二(47)さんは、取材先のシリア北部で撮影したビデオに、こんなメッセージを残していたという。
 自己責任。この言葉がいま再び大きな注目を集めている。2004年にイラクの紛争地域で日本人3人が武装勢力に拘束された際にも、「自己責任論」が巻き起こり、日本国内で賛否が渦巻いた。
 今回の人質事件でも、ネットでは自己責任論を肯定する意見が目立つ。「危機管理ができなくて何がジャーナリストだ!」「身代金は自分たちで支払えばいい」…。人質となっている日本人2人を非難する書き込みであふれ返るが、一方で作家の平野啓一郎氏は自分のツイッターで「スポーツなどで国際的に活躍すると、『同じ日本人』として思いっきり共感するのに、紛争地帯で拘束されたりすると、いきなり『自己責任』と言って突き放してしまう冷たさは何なのか」と語り、日本国内で噴出する自己責任論への違和感を訴えた。
後藤健二の疑惑 - マスコミが正確に報道しない湯川遥菜との関係(世に倦む日日)
イスラム国に対抗、twitterでコラ画像で挑発合戦(産経新聞 2015.1.22) 

後藤健二氏の母が緊急会見

問われる国家

石原慎太郎が読み解く

人質はテロの資金源

 イスラム国は、敵対勢力に恐怖を与えるために人質を最大限に利用する戦術をとっている。身代金が支払われた人質については解放する方針とみられているが、要求に応じればイスラム国を利することにもなる。支払いの可否についての判断は各国で割れている状況だ。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、シリアでは昨年11月時点までに少なくとも13カ国、20人以上の民間外国人がイスラム国に拘束されたとみられている。このうち、身代金を支払ったとされるフランス人やスペイン人らは解放されているが、「テロリストとは交渉しない」との方針を掲げる米国や英国の人質は、殺害されるか拘束が続いている。

映像は加工・合成の疑い ビデオ声明は砂漠の中で人質の男性2人を座らせている映像だが、 陰影の出方など不自然な点もあり、専門家や政府関係者から合成 映像ではないかとの指摘が出ている。映像では、左の人質男性と 覆面姿の男の影が右後方に伸びているのに対し、右の男性の影は 左後方に伸びている。人質2人の首に出ている顎の影も左右反対 になっているように見える。京都造形芸術大の村上聡准教授(映 像制作)は「映像だけで判断するのは難しい」とした上で、(1) 影の方向が違う(2)服がなびくタイミングが異なる(3)同じ 素材であれば服の色が異なる-などとし、「右側の男性だけ異なる時間に撮影され、映像が合成されている可能性もある」と話している。

震撼する世界

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