サンデーショックにみる今時のお受験事情
263

テーマ

サンデーショックにみる今時のお受験事情

2015年2月1日は、首都圏の中学受験に大きな影響を与える6年に一度の「サンデーショック」。女子校御三家と呼ばれる最難関校の併願が可能となり、志望する受験生にとっては入試動向が大きく変化することで知られる。少子化でますます過熱する中学受験。今時のお受験事情に迫る。

2015年2月1日は、首都圏の中学受験に大きな影響を与える6年に一度の「サンデーショック」。女子校御三家と呼ばれる最難関校の併願が可能となり、志望する受験生にとっては入試動向が大きく変化することで知られる。少子化でますます過熱する中学受験。今時のお受験事情に迫る。

波乱必至!今年の「女子御三家」入試

サンデーショックとは

サンデーショックは、日本の首都圏における中学入試で使われる用語である。キリスト教にゆかりの深い中学校は日曜日を受験日とすることを避けることから、入試集中日と日曜日が重なることで、例年と併願校の組み方などの入試戦略が大幅に変化する事象を指す。それらの学校のことをミッションスクールと総称するため、ミッションショックとも呼ばれることがある。東京や神奈川では私立学校間の協定により、帰国子女入試を除き入試開始日を2月1日としている。このため東京・神奈川の大部分の私立中学校が2月1日から5日を入試日としており、特に難関校は1日に集中している。 他方、一般的にキリスト教系の学校は、日曜日に行う日曜礼拝と重ならないよう、例年入試を行っている日が日曜にあたることとなった場合には、入試日を変更することが多い(特にプロテスタント校)。

親心を探る

偏差値41からの「下剋上受験」

 難関私立中学を目指す親子のための受験ブログで、2014年4月の初登場以来、アクセス数第1位を続ける異色の男性がいる。ネット上のハンドルネームは「桜井信一」。桜井さんは中卒で、「娘には自分と違う道を歩んでほしい」と一念発起。自ら小5の学習からやり直し、付きっきりで娘と猛勉強を続け、女子最難関の桜蔭中学(東京)を目指した。その壮絶な勉強記録は受験関係者の間にも衝撃を与えている。
 桜井家は妻も中卒、双方の両親も中卒で、受験とは無縁の生活を送ってきた。娘が小5の夏に何げなく受けた無料模試の偏差値は41。これがきっかけとなり、娘の中学受験を決めた。だが、「今から進学塾に通っても一番下のクラスにしか入れない」「そもそもうちの子が他の子と同じように理解できるわけがない」と自ら勉強を教えることにした。
 とはいえ、桜井さん自身も全くの未知の世界。受験参考書や大手塾のテキストを集め、自ら勉強するしかなかった。昼は肉体労働、夜は娘と深夜まで勉強、そして朝まで娘に教えるための自分の勉強…。そうした生活は受験を迎える1年半の間続き、娘が解いた問題は全て自分でも解いた。睡眠時間は連日2、3時間だったという。
 「勉強しろと叱るのではなく、親も一緒になって努力しなければ、小学生くらいの子は勉強なんてしません。中卒の私でもできたのだから、多くのご両親はもっと簡単にできるはずです」と桜井さん。
 娘は桜蔭中には不合格となったが、同校に次ぐレベルの難関中に合格。現在は中2となり、東大を目指している。ブログは、娘の学校生活に支障が出るためハンドルネームで執筆。自らが教えた受験算数の解き方や日々の学習方法などを細かく紹介している。
 受験塾の講師や受験参考書の執筆、家庭教師の依頼も後を絶たない。また、受験勉強に没頭した1年半のドキュメントが2014年7月、「下剋上受験」(産経新聞出版)として発売された。「この年になって自分でも勉強の楽しさに気付きました。ただ娘も思春期になり、父親と勉強することに少し抵抗を感じ始めているようです。中学受験は親と子が一緒に苦しみ、一緒に喜びあえる最後の機会だったと改めて感じています」。桜井さんはこう話している。

■ 父娘の記念受験ブログ(桜井信一)

「全力」の経験を財産に

サンデーショックにみる今時のお受験事情

みんなの投票

あなたが中学受験生の保護者だとしたら、志望校選びで最も気にすることは何ですか。

  • 進学実績

    96

  • 校風

    130

  • 偏差値

    37