プロレスは死んだのか
897

テーマ

プロレスは死んだのか

61年前のきょう、2月19日は日本プロレス界の夜明けとなった。戦後ニッポンのヒーロー、力道山が米国人レスラーを相手に死闘を繰り広げた一戦に日本中が熱狂した。それから幾度もブームが去り、いま再びプロレス人気に復活の兆しがみえるという。このブームは本物なのか。

61年前のきょう、2月19日は日本プロレス界の夜明けとなった。戦後ニッポンのヒーロー、力道山が米国人レスラーを相手に死闘を繰り広げた一戦に日本中が熱狂した。それから幾度もブームが去り、いま再びプロレス人気に復活の兆しがみえるという。このブームは本物なのか。

アントニオ猪木が語る

2月19日はプロレスの日

日本テレビが設置した大型の街頭テレビの前で、プロレス中継に見入る人々。テレビの普及に大きな役割を果たした 1954(昭和29)年、東京・新橋駅前
 1954年2月19日、日本初となるプロレスの本格的な国際試合、力道山・木村政彦対シャープ兄弟戦が行われたことに由来し、2月19日は「プロレスの日」とされている。
 大相撲出身の力道山と柔道の木村政彦がカナダ出身でアメリカで活躍するシャープ兄弟と戦う注目のタッグ戦は蔵前国技館(東京)で開催され、NHKと日本テレビが生中継。2人ともほぼ2メートルという大男のシャープ兄弟に対し力道山が空手チョップで応戦しやっつける。そんなシーンに街頭テレビ前に集まった何万人もの観客が狂喜した。

街頭テレビ、熱狂する市民 力道山人気とともに放送網が広がる(産経ニュース2014.12.7)

あのプロレス誌が復刊

新日本プロレス独走のワケ

 長きにわたり低迷が続いていたプロレスに復活の兆しがあるという。その象徴こそ、アントニオ猪木が1972年に立ち上げた「新日本プロレス」だろう。2012年にカードゲーム会社「ブシロード」の傘下に入り、たった2年余りで興行収入を倍増し、業界に一大旋風を巻き起こした。
 そのV字回復の裏側にあったのが徹底した宣伝戦略。2013年に新日本プロレスの社長に就任した手塚要氏は『月刊BOSS』の2015年2月号のインタビューで次のように語っている。
 「いまのメインの客層は30~40代の男性です。この世代というのは、かつてプロレスに熱中し、離れていった人が多い。改めて来てもらうにはどうするかということで、“流行っている感”を出した。たとえば山手線の車体広告に宣伝を出したり、駅貼りの広告をしたり、テレビCMを流した。そうすると、原体験を持たれている人が多いので、また流行っているのかなと、興味を持ってくれる。こうして単純に動員が増えていったんですね。その仕掛けは現在も続いていまして、ほとんどの大会で対前年比105~130%で推移しています」
 2014年9月18日付の日経新聞によれば、この“流行っている感”を出す作戦は「流行に敏感な女性も動かした。若いイケメン選手の売り出しも功を奏し、今やファンの3割は女性が占める」と指摘。さらに、親会社のブシロードが発売したカードゲームのヒットも重なり、試合会場には親子連れも増えたという。
 2014年12月にはテレビ朝日と共同で、動画配信サービス「新日本プロレスワールド」をスタート。既に会員数は2万人を突破するなど勢いは止まらないが、その一方で新日以外の団体は今も苦戦が続く。「一強多弱」の構図に終わらない、プロレス界全体の底上げが「復活」のカギを握りそうだ。(iRONNA編集部 川畑希望)

■長州が警告“プロレスブームじゃない!新日の独り勝ちだ”(東京スポーツ 2015年2月1日)
■人気再燃、新日本プロレス 親会社交代で売り上げ倍増(日本経済新聞 2014年9月18日) 

消えない王者の魂

去る伝説、新たな星

「ミスタープロレス」が引退

 人気プロレスラーの天龍源一郎(65)が9日、東京都内で会見し、今年11月で現役を引退することを表明した。大相撲の力士から26歳でプロレスに転向。40年近いリング生活を、晴れ晴れとした表情で振り返った。「腹いっぱいの楽しいプロレス人生だった。幕内のあそこらへん(最高位は西前頭筆頭)にしかいかなかった相撲取りが、名前も知られるようになった。自分自身こんなにプロレスにハマるとは思わなかった」決意したのは昨年12月中旬という。理由に夫人のまき代さん(58)が昨年体調を崩したことや、プロレス人気の回復などを挙げた。
 「一番支えてくれた家内が病気になり、今度は自分が支えていく番。プロレス人気も盛り返しているし、これが潮時」。今後は11月まで、天龍プロジェクト主催の「Revolution FINAL TOUR」を中心に各地のリングに立ち、現役生活を締めくくる。(吉松祐、サンケイスポーツ 2015年2月10日)

プロレス人気支える若きスター

 新日本プロレスの快進撃を支えるのが、棚橋弘至(38)、中邑真輔(34)、オカダ・カズチカ(27)という3人の若手レスラー。1999年にデビューした棚橋弘至は「100年の逸材」と呼ばれ、これまで7度、IWGPヘビー級王座に輝いた実力派。ライバル、中邑真輔とともに団体の低迷期から支えてきた選手だ。ファンサービスにも手を抜かないイケメンレスラーで、女性ファンの人気も高い。そして、彗星のごとく現れたのが、オカダ・カズチカ。メキシコの武者修行を経て2012年に凱旋帰国。191センチという恵まれた体型と、端正なルックス、抜群の身体能力という3拍子を兼ね備え、瞬く間にプロレス界を席巻した期待の大型新人だ。

「プ女子」急増

プロレスは死んだのか

みんなの投票

プロレスブームは復活すると思いますか?

  • 復活する

    247

  • 復活しない

    401

  • 復活してほしい

    249