反日・反独はいつまで続くのか

反日・反独はいつまで続くのか

来日したメルケル首相は「ドイツは過去と向き合った」と言った。日本だって何度も過去と向き合ってきたのに、日独はいつまでも「悪者」「悪役」の役回りだ。戦勝国の都合のよい秩序が戦後70年も続いたが、日本は辛抱強く世界平和に貢献してきた。自信をもって、大きな声で世界に発信するべき時ではないか。

前田守人の視線

 戦時の小説や映画では、日独はあることないことを悪役として描かれ、連合国側はたいてい正義の味方だ。優れた歴史家は「現在の価値観から過去や歴史を裁いてはならない」という。歴史的な事実を検証することの必要性と、それを政治・外交のプロパガンダに利用することは分けて考えるべきだ。
 われわれは歴史の授業で「持てる国と持たざる国」について学ぶ。アジアやアフリカで勝手に国境線を引き、植民地化を進め、資源と労働を収奪してきたことは、今日の価値観からすれば許されない。当時、なぜ日独が戦争に突入せざるをえなかったのか。戦後70年、近現代史をしっかり学ぶべきではないか。

冷静に知的な議論を

  • プロパガンダ映画にはうんざりだ!

    プロパガンダ映画にはうんざりだ!

    「映画は大衆を教育するためのもっとも有力な道具の一つである」といったのはかのレーニンであるが、戦後70年ものあいだ、旧連合国においてつくられた日本やドイツを悪者として描いた映画は世に溢れている。ジャーナリストの丸谷元人が歴史の虚妄を暴く。

「アンブロークン」

 アンジェリーナ・ジョリーの監督第2作。第二次世界大戦中、旧日本軍の捕虜になった元五輪選手の米軍パイロット、ルイス・ザンペリーニの半生を描いた。

 原作はローラ・ヒレンブランドのベストセラー小説。旧日本軍について「(捕虜は)人肉食いの風習で生きたまま食べられた」などと描写していることから、日本国内で公開しないよう求める運動が起きている。

■テーマ「反日プロパガンダを許すな!」(2015.02.09)

相手の歴史を学べ

  • 韓国人はドイツ人を全く知らない

    韓国人はドイツ人を全く知らない

    韓国では日本の「正しい歴史認識」不足を指摘する声が強い。その一方でドイツの戦後の償い方を称え、日本に対して「ドイツを見習え」といってきた。ところが、実際は、韓国人のドイツの歴史に対する学習はそれほどではないことが明らかになった。

演説で「ドイツの信頼を獲得」

 1月31日、94歳で亡くなった統一ドイツの初代大統領のリヒャルト・フォン・ワイツゼッカー氏。第二次世界大戦でのドイツ降伏40年で、ナチス・ドイツ時代を率直に振り返った言葉は「歴史的」と国内外で評価され、国際社会に対するドイツの信頼回復に大きく寄与した。
 「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」。ワイツゼッカー氏がこう強調したのは1985年5月8日。ドイツ降伏から40年を迎え、連邦議会で「荒れ野の40年」と題して行った演説でのことだ。
 大統領だった同氏はホロコーストなどナチスの蛮行を批判した上で、ナチス体制が終焉(しゅうえん)を迎えた終戦の日を、ドイツ国民が「解放された」日だと強調。一方で「罪の有無、老若いずれを問わず、われわれ全員が過去に対する責任を負わされている」と述べ、ドイツ国民に過去に対する責任を呼びかけた。
 演説でワイツゼッカー氏は、ナチスの犯罪を「個人的なもの」とし、国民全体の「集団的」な罪を否定している。このため、戦後処理をめぐる議論で日本の対応を批判する際、この演説を引き合いに出すのは妥当ではないと指摘する専門家もいる。

認識を突き崩せ

  • 日本人の歴史認識に物申す

    日本人の歴史認識に物申す

    米国人の1人としてPRCに戦勝国を自称されると腹が立つ。 ケント・ギルバートが日本人の歴史認識に物申す。

  • 「敗戦国」の枠組み突き崩すには

    「敗戦国」の枠組み突き崩すには

    戦後の枠組みが堅牢だろうと、日本はそれに甘んじるのではなく、少しずつでも突き崩していく努力をしていくべきだ。歴史問題について阿比留瑠比 が自論を展開する。

反日・反独はいつまで続くのか

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