歴史を知らない韓国

歴史を知らない韓国

「日本に正しい歴史認識を基にした誠意ある行動を期待する」―朴槿惠大統領はブラジル訪問の際、こう述べた。米国でも「韓国疲労症」が指摘されるほど執拗な反日の姿勢には嫌気がさす。しかし歴史を知らないのは韓国のほうではないのか。朴大統領にお父さんのことも含め、歴史認識を改めてもらいたいものだ。

前田守人の視線

 「終戦70年」の今年は、韓国では「解放・独立70年」である。朝鮮半島は当時日本領であり、米ソ中など連合国に日本は降伏するが、韓国と戦ってはいない。今年2月、国連の安全保障理事会は創立70年で「反ファシスト戦争の勝利」を祝った。
 中国はいまなお歴史の真実を認めないと日本を非難するが、当時の中国とは「中華民国」のことである。ポツダム宣言は米英が作成し、中華民国の蒋介石を含めて共同宣言として発表されたもの。その後、アメリカの軍政の終了と大韓民国の樹立が宣言されるのは1948年。中国共産党による中華人民共和国の建国は1949年である。こうした当たり前の歴史認識が忘れられて、中韓両国が戦勝国のように考えているとしたら、大きな勘違いである。

「韓国人こそ歴史を学べ」

  • 朴槿恵大統領は父親を糾弾すべし

    朴槿恵大統領は父親を糾弾すべし

    韓国人に対しては、ひたすら歴史的なファクトを出すだけでいい―。幼稚でメチャクチャな論理を振りかざす韓国の言い掛かりに対して、ケント・ギルバートが歴史をひも解き“反撃策”を授ける。

日米に広がる「韓国疲れ」

 先日、日本でのさる講演会で「韓国は疲れますよねえ。うんざりという感じですが、黒田さんは韓国に長くいて疲れませんか?」といわれた。日本でよく聞かれる質問だ。韓国の執拗(しつよう)な反日現象に刺激され、日本で広がっている反韓、嫌韓感情の一端である。
 安倍晋三首相の訪米に対する韓国の“妨害工作”も日本人の対韓感情をさらに悪くしたに違いない。歴史認識だろうが慰安婦問題だろうが、ともかく「日米関係になぜ韓国がしゃしゃり出て日本の足を引っ張るのか?」というのが大方の日本人の気持ちだろう。
 で、先の質問に対する答えは「もちろん疲れるけれど、ぼくは韓国に住んでいて反日だけではない他の情報にも接しているので皆さんほどは疲れない。免疫もできているし。韓国人も反日だけで暮らしているわけではないし、それに日本は先進国ですから今も一方で“日本に学べ”という話が日常的には結構出ます。疲れても癒やされるときがあるわけですよ」である。
2014年12月、会談を前に握手する米民主党のマイク・ホンダ下院議員(左)と韓国の朴槿恵大統領=ソウル・青瓦台(共同)
 ところが「韓国には疲れる」という話は実は日本だけではなく、米国でも出ているらしい。韓国の新聞がワシントン発で伝えていたが、日本との首脳会談を拒否し関係悪化を続ける韓国に対し米当局者や研究者たちの間で「いいかげんにしろ」という気分が広がっていて、それが「コリア・ファティーグ(韓国疲れ)」といわれているのだそうだ。慰安婦問題を押し立て、日本に謝罪させようと米国で官民挙げて日本非難を触れ回っている韓国に、米国でも舞台裏では“うんざり感”が出ているというわけだ。
 それでも“安倍たたき”に手ぐすね引いていた韓国マスコミは、無難に(?)終わった安倍首相の米議会演説に対して、相変わらず親韓派の米議員などを動員し批判のコメントばかり伝えていた。まるで米国全体が安倍演説を批判しているかのように。
 安倍首相の訪米は日米同盟強化が最大目的だったが、韓国では米国と日本が仲良くすることが韓国の損であるかのような受け止め方がされていた。安倍首相のすることには何でも非難、反対する韓国マスコミの“安倍たたきキャンペーン”のせいだ。日米韓協力体制の維持、強化を願う米国としてはこんな韓国の現実無視、現実歪曲(わいきょく)はさぞ頭が痛いだろう。(産経新聞ソウル駐在客員編集委員・黒田勝弘、2015.05.24

「謝罪100回しても当然」

 韓国の聯合ニュースによると、韓国外務省高官が4月3日、日韓の歴史認識問題について「加害者というのは、謝罪を100回しても当然ではないか。何回わびようが関係ない」と述べた。産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が起訴された問題に関しても「日本人にいい影響を与えていない」と語った。また、日本の外務省のホームページから「(韓国が日本と)価値を共有する」という表現が削除されたことについて「関係がよくなればまた(この表現が)使われるということだ。削除したからと、価値を共有しない国だとは思わない」とも話したという。

リーダーとしての器量が違う

  • 折れた朴槿恵 父の遺産をなぜ壊したか

    折れた朴槿恵 父の遺産をなぜ壊したか

    朴槿恵氏の父、朴正煕元大統領は野党や学生などの反対の怒号と罵声に荒れる中、日韓基本条約を批准した。東アジアの冷戦構造は半世紀たってもさほど変わっていないのに、父が苦心して作り上げた日韓関係を、娘はドロ沼に突き落としてしまった。

「外交敗北」で問題分離か

5月13日、朴大統領との会談を終えた
経団連の榊原会長(共同)
 5月4日、朴槿恵大統領は首席秘書官会議で、韓国外交について「歴史問題に埋没せず、それはそれとして指摘していく」とした上で、「外交問題は別の観点に基づく明確な目標と方向性を持って進めている」と強調した。対日政策では歴史・領土問題と安全保障・経済問題を切り離し、実利重視の現実路線で安保・経済問題に対応するという「2トラック戦略」の推進を朴大統領が正式に確認したものだ。
 韓国の外交当局は最近、日韓関係悪化の長期化によって国益が損なわれているとするメディアなどの批判に対し、「2トラック戦略に基づく対日外交を進めている」と釈明していた。一方で朴大統領は同日、大統領府で「日本の首相のより前向きな歴史認識表明などを通じ、韓日の真の和解と未来志向的協力が実現することを期待する」と述べ、日本の対応を促した。
 尹炳世(ユン・ビョンセ)外相も同日の国会外交統一委員会で、安倍晋三首相訪米後の対日外交について「歴史(問題)は断固として対応するが、北朝鮮の核問題などでは戦略的利害を共有し、経済・文化(協力)は確実に強化するという2トラック戦略に変わりはない」と指摘した。
 韓国では、対日歴史問題で共闘していた中国の習近平国家主席が先日、安倍首相との首脳会談に応じたほか、オバマ米政権が訪米した安倍首相を予想以上に厚遇したことへの衝撃は大きく、与野党ともに「韓国外交の敗北」などと政府の責任を追及していた。

「日韓」ではどうにもならないのか

  • 100回謝罪しても当たり前とは やっぱり韓国とは付き合いきれない

    100回謝罪しても当たり前とは やっぱり韓国とは付き合いきれない

    韓国外交省「高官」の「謝罪を100回しても…」との発言は、朴槿恵氏の「恨み1000年」発言以来の“ヒット作”だ―。日本国は、この本音発言を100年は忘れてはなるまいと室谷克実が警告する。

  • 韓国はなぜ謝罪にこだわるのか?

    韓国はなぜ謝罪にこだわるのか?

    安倍首相が米議会で演説してから日にちが経っているにもかかわらず、韓国発の「安倍首相の謝罪要求」のニュースが並んでいた。韓国人はなぜ謝罪にこだわるのか、根本は儒教に依るところは否定できないだろう。

  • 日韓協力推進のカギは多国間の取り組み

    日韓協力推進のカギは多国間の取り組み

    米外交問題評議会のジャクソン研究員が、4月20日付の米誌で、日韓関係改善の道は第三国を含む枠組みの中で協力関係を図ることにあり、米国もその方法により関係改善を支援すべきである、と論じている。

歴史を知らない韓国

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