異常気象からいかに身を守るか

異常気象からいかに身を守るか

台風18号から変わった低気圧の影響で、栃木、茨城両県は記録的な大雨となり、土砂崩れや河川の越水、堤防の決壊など甚大な被害が出た。この夏、日本だけでなく世界各地で確認された異常気象。地球規模で続発する未曾有の天災から、私たちはどう身を守ればいいのか。

いま必要なのは「主体的避難」

  • 気象災害を生き抜くために「災害過保護」から脱却せよ

    気象災害を生き抜くために「災害過保護」から脱却せよ

    東日本大震災で津波に襲われた岩手県釜石市小中学生の99.8パーセントが懸命に避難して生き延びた。同市で子どもたちへの防災教育に力を注ぎ「主体的」避難を導いた群馬大学大学院理工学府教授、片田敏孝氏が気象災害への備えに警鐘を鳴らす。

首都圏に集中する「ゲリラ豪雨」

 「ゲリラ豪雨」という言葉が日本で広まったのは2008年。この年は全国各地で局地的大雨による被害が特に多かった。7月28日には神戸市で都賀川の水位がわずか10分で1メートル30センチも上昇し、流された子どもら5人が死亡するという痛ましい事故が発生。8月5日に東京都豊島区の下水管内で、工事中の作業員5人が急な増水で亡くなったが、大雨・洪水警報が発令されたのは事故の起きた後だった。
 普通の夕立と違うのは、その雨の強さと規模の大きさ。夕立は数10分ほどでやむ場合が多いが、ゲリラ豪雨は場合によっては時間雨量100ミリ近くの猛烈な雨が1時間以上も続く。都市部の下水道は一般的に最大毎時50-60ミリの雨量を想定してつくられているため、すぐに都市型洪水が発生することになる。
 民間気象予報会社「ウェザーニューズ」によると、このような事前の発見・予測が難しい局地的な雷雨は、2013年夏(7月23日から9月30日)に日本全国で2923回も発生。地域別では面積の広い北海道の200回が最多だったが、その他では茨城県173回、埼玉県163回、千葉県158回など東京周辺の自治体が軒並み上位を占めた。(東京都は116回)
 また、気象庁の研究チームが過去118年間の観測データを使い、東京における夏の夜(6-8月の午後5時から11時)の短時間降水量を調べたところ、①期間全体で100年あたり約50%の割合で増加している、②他の時間帯や季節では同様の傾向はみられなかった——ことが分かった。最近30年間のデータ分析によると、東京都心の夏の夕方における降水量は周辺地域より30%以上多いという。(nippon.com 2014.07.08

気象と防災は違う

  • 「記録的」がもたらす未曾有の災害 異常気象からどう身を守るか

    「記録的」がもたらす未曾有の災害 異常気象からどう身を守るか

    昨夏、甚大な被害をもたらした広島土砂災害や豪州洪水―。地球規模で続発する異常気象から私たちはどう身を守ればいいのか。中部大特任教授の武田邦彦が教示する、未曾有の災害への具体的な避難方法や対処法とは。

  • 気象情報を駆使すれば 賢明な意思決定ができるかもしれない

    気象情報を駆使すれば 賢明な意思決定ができるかもしれない

    気象庁のサイトを覗くと、「気象情報を活用して気候の影響を軽減してみませんか?」というページがある。「気候リスク」という概念はどんなもので、どう活用できるというのか。

2014年は史上最も暑い年

 【ワシントン=小雲規生】米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は16日、2014年の平均気温が1880年以降で最も高かったとする分析結果を発表した。1880年以降の上位10位のうち、1998年を除くすべての年が02年以降に集中しており、NASAは「要因の多くは二酸化炭素などの排出量が増えたことにある」としている。
2014年の世界各地の気温が、過去の平均値からどう変動したかを示した図。赤い部分は例年より暑く、青い部分は寒かった(NASA提供・共同)
2014年の世界各地の気温が、過去の平均値からどう変動したかを示した図。赤い部分は例年より暑く、青い部分は寒かった(NASA提供・共同)
 NASAとNOAAは世界約6300カ所の観測データなどを分析し、14年が最も気温の高い年だったと認定した。NOAAによると14年の世界の平均気温は14・59度で、これまで最高だった05年と10年の14・55度を上回った。
 14年はロシア極東部、米西部、南アメリカ内陸部の一部、欧州の大部分、北アフリカ、オーストラリア沿岸部で記録的な暑さになった。一方、米北部は異例の気温の低さだった。またNOAAは、各地で大型台風などの大量発生や干魃、海氷の減少などの異常な気象現象がみられたとしている。
 NASAは「14年の記録的な暑さは、(太平洋赤道域東部の海面水温が上昇する)エルニーニョ現象が起こらないなかで記録された」と指摘。次にエルニーニョ現象が起きた場合は、さらに気温が上昇する可能性があるとみられている。(産経ニュース 2015.1.17

想定外に備える

  • いつ訪れるかわからない「想定外の惨事」 絶体絶命から逃れる方法とは?

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    「考えもしていない」惨事に遭遇したとき生死を分けるのはどんな行動なのか?雑誌『タイム』のライターが著した『生き残る判断 生き残れない行動』より、科学ジャーナリストの東嶋和子 が読み解く。

  • 「スーパー台風」が日本を襲う?  台風がどうなるかを予測する!

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    これまでになかったような猛烈な豪雨。台風の勢力は強大化しているのか? また台風の発生数は増えていく傾向にあるのか?『気候は変えられるか?』(ウェッジ社刊)の著者、鬼頭昭雄氏が台風の現状について語った。

異常気象からいかに身を守るか

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