「反安倍」が勝てないワケ

「反安倍」が勝てないワケ

「ポスト安倍」と目される石破茂地方創生相が新派閥を旗揚げした。自民党内にくすぶる反安倍勢力にとっては追い風だが、「安倍一強」の牙城を崩すのは容易ではない。安保法制成立後も野党結集の動きや、若者によるデモが続いているとはいえ、「反安倍」がそれでも勝てないのにはワケがある。

もはや笑うしかない

  • 公開質問状-首相を学問の名で恫喝した学者たちへ

    公開質問状-首相を学問の名で恫喝した学者たちへ

    大御所、著名史家、壮年論客…恥を知らないのか。発表翌日の社説で安倍談話を極めて強く非難した朝日新聞。その余りにも異常な言論空間に知的根拠を与えている主流派人文学者らを小川榮太郎が告発する。

早く引っ込んでほしい

  • 民主党が出した3人の恥かき首相

    民主党が出した3人の恥かき首相

    安保法制は違憲だとする意見書を安倍首相に送った首相経験者5人。いずれも日本に「負の遺産」を遺しただけだ。なかでも民主党が出した3人の恥かき首相を九段靖之助が笑い飛ばす。

地団駄を踏んだ朝日

  • メディアがひた隠しにする「安倍談話に秘められた破壊力」

    メディアがひた隠しにする「安倍談話に秘められた破壊力」

    いつまでも年中行事として〈戦後X年〉といい続ける日本。安倍談話はそんなシステムを木っ端微塵に破壊する力を秘めたものだった。西村幸祐はそれをきちんと報道しないメディアの現状を嘆く。

安倍首相を見直した

  • 安倍内閣の決断は後世の国民に評価されるだろう

    安倍内閣の決断は後世の国民に評価されるだろう

    歴史において、今回の決断は必ず評価されることになるだろう―。かつて保守の中で最も激しい安倍批判を展開したという政治学者の岩田温は集団的自衛権の行使容認という難題に挑んだ安倍首相の手腕を評価する。

田原総一朗が読み解く

野田聖子の総裁選出馬断念で僕が感じた、自民党に漂う危ない空気とは?
 9月8日に告示された自民党の総裁選挙は、安倍晋三首相のほかに立候補の届け出はなく、無投票のまま安倍首相の再選が決まった。野田聖子さんは出馬に意欲を見せていた。だが、立候補に必要な20名の推薦人を集められず、出馬を断念した。僕は、この結果をとても残念だと思う。そして、自民党に対して、たいへんな危機感を覚えるのである。
 50年ほど前から、自民党の総裁選をほぼすべて僕は取材し続けている。いままでにも、無投票で総裁が決まったことはなくはなかった。しかし、いまのような重大な局面では、必ず複数の候補者が出て、競い合ってきたのだ。
衆院第1議員会館で会見を開き、自民党総裁選の出馬断念を発表する野田聖子前総務会長=9月08日午前、東京都千代田区(早坂洋祐撮影)
衆院第1議員会館で会見を開き、自民
党総裁選の出馬断念を発表する野田聖
子前総務会長=9月08日午前、東京
都千代田区
 たとえば1972年である。佐藤栄作総理の後継を争って、「三角大福中」と言われた、三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の熾烈な闘い。そして1987年の「安竹宮」の争いだ。中曽根さんの後継をめぐって、「ニューリーダーの争い」と言われた、安倍晋太郎、竹下登、宮沢喜一の戦いだ。
 自民党は総合デパートのような政党である。保守、リベラル、タカ派、ハト派が党内に共存し、議論を戦わせてきた。だから、同じ自民党政権であっても、首相の派閥が変われば、いわば「政権交代」のような形になるのだ。だからこそ自民党は長年、日本の与党たり得た。
 ところが今回の総裁選では、単なる無投票というのではなく、何か陰湿な空気を僕は感じた。今国会では、安保法制法案という、日本という国にとって、大変重要な審議がされている。いま、自民党は党内でもっとも議論が行われなければいけないときだ。それなのに、疑問を呈したり、論議をする者に対して、「首相にたてつくのか」と言わんばかりの空気になっている。締め付けが強まっているのだ。
 総裁選については、細田派、額賀派、岸田派、二階派といった全派閥が安倍首相支持を打ち出した。たとえば岸田派は、伝統的な「ハト派」である宏池会である。宏池会の名誉会長である古賀誠さんが、岸田文雄さんに出馬を促したが、岸田さんはそれに応じず、安倍首相支持を表明した。議員たちが「造反」とされるのを恐れて、岸田さんの出馬に反対したともいわれている。
 総裁選は、結果はどうあろうと、党内で議論をする絶好の機会なのだ。それを封じる自民党の「空気」に、危ないものを僕は感じるのである。だから自民党には、いまや党内野党がいなくなってしまった。僕は危惧するのだ。「バスに乗り遅れるな」、と政治家たちがなったとき、国は滅びる。歴史がそれを証明している。(田原総一朗公式ブログ 2015.09.24)

「無風」は珍しいことではない

  • 「安保可決」「安倍再選」で叫ばれる『自民党の劣化』は本当か

    「安保可決」「安倍再選」で叫ばれる『自民党の劣化』は本当か

    自民党総裁選で安倍晋三氏が無投票再選を果たした。これに対し、「自民党に多様性が失われた」と批判する声や「ポスト安倍」争いの混迷化を指摘する報道も見られているが本当はどうなのか。自民党の内情に詳しい常井健一氏に話を聞いた。

石破派旗揚げの舞台ウラ

 「ポスト安倍」と目される石破茂地方創生相が、自ら率いる新派閥「水月会」の旗揚げを正式に発表した。都内で会見した石破氏は「私のような者でも政権を担うことが望ましいということならば、それを目指したい」と述べ、次期総裁選への意欲を示したが、安倍首相の党総裁再選直後というタイミングでの新派閥立ち上げは、自民党内にくすぶる「反安倍」勢力にとっても「追い風」になるという見方が支配的だ。
石破派「水月会」結成を発表する
石破茂地方創生担当相=2015年9月28日、
東京都内のホテル(斎藤良雄撮影)
 石破派には、山本有二元金融担当相や鴨下一郎元環境相ら20人の国会議員が参加し、事務総長には古川禎久元財務副大臣が就任。党内の派閥としては6番目の規模となった。石破氏は今後、安倍首相の党総裁任期が満了する3年後を見据え、党内基盤を固めたい考えだ。
 ただ、石破氏は党幹事長時代に、各派閥事務所を党本部に集約する改革案を示すなど「脱派閥」を提唱しており、党内からは新派閥の立ち上げについて「言行不一致」と冷ややかに受け止める向きもある。
 こうした指摘について、石破氏は「政策集団のことを派閥というとすれば、これはそういうようなものだということであります」と認めた上で、「ただ、小選挙区になって、そういうものはなくなるだろうと思われていました。理論的にはそうだと言われていましたが、人が3人いれば派閥はできる。それが人間の性というか本性というか、そういうものだと思います。したがって、自由民主党の中にも多くの政策集団があるということだと思います」と理解を求めた。
 一方、自民党の「安倍一強」体制を公然と批判し、安倍首相の総裁任期途中での退陣を目論んでいるとされる古賀誠元自民党幹事長が28日、名古屋市内で講演し、来月に予定される内閣改造で「首相の求心力はどんどん下降線に入っていく」と述べ、閣僚に登用されなかった議員らの不満が噴出するとの見方を示した。
 理由について、衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚未経験の入閣待機組が約70人いると説明した上で「閣僚の交代はせいぜい10人だ。残りの人たちは『なぜ俺は閣僚になれなかったのか』と不満を持つ」と指摘。安倍首相に批判的な党内勢力の結集にも含みを持たせた。(iRONNA編集部)
■「石破派」旗揚げ会見詳報(上)(中)(下)(産経ニュース、2015.09.28)

 日本国を、政権を担うことがいかに困難なことか、議員を30年近く勤め、閣僚や党役員を多く経験させていただいて、それを痛感しています。10年先、100年先の日本を見据えたビジョンを作るのに費やすべき時間と労力はどれほどあってもこれで十分ということはありません。

 いま日本が抱えている課題、安倍政権が必死に取り組んでいる課題のほとんど全ては、「これを言っても理解してもらえない、これを言ったら票が減る」と言って課題を先送りしてきたものなのではないでしょうか。そしてその責任は、長く議員や政府・党の役職をお預かりしてきた私も当然負わねばならないものだと思います。 

 現政権を全力で支えつつ、10年先、100年先を見据えた、政策立案中心の本来の政策集団を、一人一人の国民や党員の方々にその軸足を置き、その納得と共感が頂ける自民党を作りたいと思っています。

 「明るく、楽しく、元気よく。地道に、愚直に、徹底的に。」私が敬愛するある企業経営者のスローガンを、とても共感を持って感じます。

 準備の動きが出始めたのは今週前半にも関わらず、報道が豪雨災害と重なったこともあり、「なぜこの時期に」などと各方面からのご意見・ご批判はそれこそ雨霰のように飛んできますが、新しいことを始めるときにはこのようなことはつきものなのでしょう。「棺を蓋って人の評価は定まる」そういうものだと改めて強く思っています。


もともと相思相愛

  • 「反安倍」制服向上委員会は共産党の〝御用アイドル〟になった?

    「反安倍」制服向上委員会は共産党の〝御用アイドル〟になった?

    7月18日、共産党本部で開かれた、志位委員長による党創立93周年記念講演会に筋金入りの左派アイドルグループ「制服向上委員会」のメンバー5人の姿があった。かくして10代の彼女たちは名実ともに「共産党御用アイドル」となった。

「アベ政治を許さない」という言い回し

衆院特別委でコピーを手に
質問する民主党の辻元清美氏=
2015年7月15日(斎藤良雄撮影)
 「アベ政治を許さない」という言い回しについて、なぜ「安倍」でなく「アベ」なんだろうか?とか「許さない」というぐらいでいいのかな?なんて、イチイチ疑問に思う自分を、なんだかちっちゃい人間だなと思っていたら、とびきり優秀な政治学徒赤杉康伸氏ががワタクシが感じた違和感を明確に書いていてくれて、ああ、そういうことなんだなと納得。

「安倍政権批判」「安倍内閣打倒」ならば分かるけど、「アベ政治を許さない」という言い回しは、個人的に嫌な感じを受ける。政権・政策批判というよりは、安倍晋三氏個人への悪意が感じられる点で。安倍氏の滑舌の悪さを揶揄したり小馬鹿にする人達から受ける印象と、同種の嫌な感じ。

 つまりは「アベ政治を許さない」という言葉に政権・政策批判より、安倍晋三氏個人や、岸信介氏以来の血族の支配に対する嫌悪の方が上回っているような印象を受けてしまうのだ。
 たぶんそれは本意ではないのだとわかっているのだが。そして何事も「広め」に取るべきだとも思うのだが。
 アベ政治を「許す」とか「許さない」ではないところにまで行き着いてしまっているような気がするので、なぜかこれを見るたび焦ってしまうのだった。(この「許さない」が「前に進めることを許さない」の意味であっても)
でも、わかりやすいのかな。これだけ広がっている、ということは。(ワタクシがこのキャンペーンに賛同しているには言うまでもない)(前衆院議員・井戸まさえ、2015.07.21

「安倍一強」に物申す

  • 憲法違反を恥じない安倍首相こそ本当の「ルーピー」ではないのか

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    6月、ドイツで記者会見した安倍晋三首相は「安保法制」について、憲法違反ではない、と釈明した。安倍首相が本当に憲法とか立憲主義とか法の支配などの概念を理解しているのか大変疑わしい内容だ。

  • 安倍首相を「サタン」呼ばわりする日本人

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    米軍辺野古移設に反対する市民団体が開いた国会での集会で、一部の参加者が「安倍はサタンだ」と叫んだという。サタン呼ばわりする日本人にウィーン在住ジャーナリストの長谷川良は驚きを隠せない。

  • 海自OBが予言する 反戦平和を唱える人々の向かう先

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    ユーザー投稿 著者 長尾勝男(海上自衛隊OB) 果たして日本で非軍事と話し合いによって民主主義と自由を徹頭徹尾保持しようと主張する人々にその覚悟があるのだろうか?

「反安倍」が勝てないワケ

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