民主党よ、どこへ行く
2190

テーマ

民主党よ、どこへ行く

民主党がまたも「お家騒動」に揺れている。共産党が提案した連立政権構想「国民連合政府」に党執行部が秋波を送ったかと思えば、今度は維新の党との合流を模索する「解党論」まで党内で浮上し、最大野党としての存在感は日に日に翳りをみせている。呉越同舟か解体的出直しかー。岡田民主党はどこへ行く。

民主党がまたも「お家騒動」に揺れている。共産党が提案した連立政権構想「国民連合政府」に党執行部が秋波を送ったかと思えば、今度は維新の党との合流を模索する「解党論」まで党内で浮上し、最大野党としての存在感は日に日に翳りをみせている。呉越同舟か解体的出直しかー。岡田民主党はどこへ行く。

今のリーダーではダメだ!

リベラルとて現実を直視せよ

「政治思想」という弱点

自民党に対抗できる政党が必要

 私と民主党の前原誠司さん、細野豪志さんとの先週の会合が憶測を呼んでいますが、たまたま、この会合が表沙汰になったので、マスコミがそこだけを見て「ああだこうだ」と騒いでいるにすぎません。
 もちろん、お二人から、野党再編に「肚をくくった」と聞いてお会いしたわけですが、私は、民主党との関係では、やはり、岡田克也さんが代表である以上、その岡田さんと向き合おうと、これまで何度も会合を重ねてきました。それが表に出ていないだけのことです。ここでは、お互いの問題意識は共有し、前に向かって良い話し合いができているということだけ、ご報告しておきます。
記者会見で解党論を退ける民主党の岡田克也代表‖日午後、東京・永田町の民主党本部(斎藤良雄撮影)
記者会見で解党論を退ける民主党の岡田克也代表
=11月12日午後、東京・永田町の民主党本部
 この会談を契機に、今になって「解党新党」という言葉が飛び交っていますが、何も目新しいことではありません。これまで維新の党の既定方針として、私もずっと訴えてきたことです。
 その「政治路線」とは、自民党に代わりうる、政権担当能力のある改革勢力、野党勢力の結集。具体的には、どこそこの政党と維新の党が丸ごと合併するとか、ましてや吸収されるとかではなく、互いの党を解党して、基本政策の合意(旗印)の下に、国会議員一人一人が集う、いわば「この指とまれ」再編をしていくということです。
 あくまで、既存の政党の「古い殻」を打ち破って、新しい、もっと大きな塊(かたまり)を政策中心に作っていく。例えば、今の民主党と維新の党が、互いの「傷を舐めあって」、丸ごと合併したところで国民の期待は得られない。「国民のために何をすべきか」という政策の旗印を掲げ、かつ、「解党」という覚悟を示さなければ、今の野党に国民は振り向いてくれないでしょう。
 この「政界再編」は、私の政治家としての原点です。私は長年、官邸勤めをしてきて、日本政治の最大の問題は、自民であれ民主であれ、基本的な考え方すら一致しない「寄合(よりあい)所帯」。どこが政権をとろうが、途端に議論が割れてなかなかまとまらない。そこに官僚が出てきて「この辺で如何ですか」と「足して二で割る」ペーパーが出てくる。結果、国民にとっては碌々(ろくろく)効果もない、当たり障りのない政策になり果てるのです。
 そうした官僚政治を散々見てきて、私は、政治理念や基本政策ぐらい一致させた「真っ当な政党」を作らなければ、いつまで経っても官僚につけ入るスキを与え、官僚主導の政治が続く、国民に政治を取り戻すことはできないと確信するに至ったのです。
 自民、民主、良い悪い、それぞれ皆さんにはあるでしょう。しかし、今の「安倍自民党一強の政治」ではなく、やはり、自民党に対抗できる、互いに競争して切磋琢磨できる政党をつくり、緊張感をもった政治にしないと、決して国民を向いた政治は実現できないのではないでしょうか。(維新の党前代表・江田憲司 夕刊フジ  2015.11.20) 

浮上した維新合流構想

空回りに終わった櫻井氏との論争

 民主党の岡田克也代表は集団的自衛権の行使が必要との認識なのかどうか―。ジャーナリストの櫻井よしこ氏がNHK番組で「かつて必要と言った」と発言したことに民主党が抗議の質問状を送り、双方で2往復する論争となった。きっかけは9月27日のNHK番組での櫻井氏の発言。櫻井氏は、岡田氏が民主党政権の外相時に「集団的自衛権は必要だ」と言っていたと指摘。6月17日の党首討論で「集団的自衛権は要らない」と明言したことを挙げ、「180度変わった」と批判した。これに対し民主党は9月28日、近藤洋介役員室長名で、櫻井氏の発言は事実無根だとして「国民に重大な誤解を与える」と抗議する質問状を送った。「集団的自衛権が必要と明言したか、していないか」のレベルの論争となったが、「今は認めないが将来は分からない」という民主党のあいまいな見解の問題点は以前から指摘されていた。(産経ニュース 2015.10.19 

浮上はなるのか

菅元首相「否定からは何も生まれない」

 恒例の秋の臨時国会を開かない代わりに、新年早々の1月4日から通常国会を開くという異例の国会日程は、何を狙っての事なのか。衆参同時選挙を行うためではないかという見方が広がっている。安倍総理のこれまでのやり方を見ると十分ありうる。野党、特に民主党としては衆参同時選を想定して準備を急ぐ必要がある。
 今度の国政選挙は①安保法制廃止のための野党共闘、②18歳選挙権スタート、というチャンスにできる二つの大きな課題がある。
街頭演説する(右から)社民党の吉川元政審会長、共産党の山下芳生書記局長、民主党の枝野幸男幹事長、維新の党の今井雅人幹事長、無所属クラブの水野賢一代表、生活の党と山本太郎となかまたちの玉城デニー幹事長=11月10日午後、東京・有楽町(松本学撮影)
街頭演説する(右から)社民党の吉川元政審会長、共産党の山下芳生書記局長、民主党の枝野幸男幹事長、維新の党の今井雅人幹事長、無所属クラブの水野賢一代表、生活の党と山本太郎となかまたちの玉城デニー幹事長=11月10日午後、東京・有楽町(松本学撮影)
 議会制民主主義の下での政党の役割は、国民が政党を選ぶことで政策実現に参加できる場を提供すること。逆に言えば、国民は自分の考えを政治に反映するためには、選挙で政党を選ぶか、さらに積極的には自分の考えの沿った政党に参加し、支持拡大の運動を行うかである。今回の安保法制を巡る市民の動きは、政党を選挙で選ぶという消極的行動ではなく、一歩踏み出して街頭行動などを通して直接主張を政権にぶつける行動であった。この先にあるのは自らの主張を実現するため政党に参加するか、参加に足りる政党が無ければ自らで政党を作るかだ。
 私が1976年のロッキード選挙の時に「革新系無所属」として衆院選に立候補した時の気持ちがまさにそうしたものであった。つまり参加するに足りる政党がないから無所属で出るが、政党を否定するのではなく、自分の考えに沿った政党を作りたいという気持ちだ。そうした考えを書いた「否定論理からは何も生まれない」と題する私の論文を当時人気のあったの朝日ジャーナルが、1976年12月の選挙の真っ最中に掲載してくれた。そして翌年、江田三郎さん、江田五月さんたちと社会市民連合と言う政党を立ち上げ、合併を繰り返して社民連、そして民主党となり、政権交代を実現した。
 現在の政治状況は私にとっての1976年の状況によく似ている。安保法制反対や脱原発で行動を起こしたシールズの若者や若い母親など多くの市民が、自分たちの気持ちを代表してくれる政党を求めている。(菅直人オフィシャルブログ 2015.11.21
民主党よ、どこへ行く

みんなの投票

自民党への対抗軸として民主党の再浮上に期待しますか?

  • 期待する

    22

  • 期待しない

    345

  • もうウンザリ

    1823