「あさが来た」がおもろいのはなんでだす?

「あさが来た」がおもろいのはなんでだす?

視聴率が連日20%を超えるNHK連続テレビ小説「あさが来た」の勢いが止まらない。大ヒットの理由はさまざまだが、同じ明治時代を舞台にした昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」と比較すると、やっぱり朝ドラの方が全然おもしろい。こんなにもハラハラする「あさが来た」の展開に、ほんまびっくりポンや!

絶好調4つのポイント

  • 歴史に残る傑作の予感 「あさが来た」は朝ドラ55年の王道である

    歴史に残る傑作の予感 「あさが来た」は朝ドラ55年の王道である

    『あさが来た』は高視聴率だけでなく、メディアで取り上げられる頻度も高く、支持層が広がっている。そんな『あさが来た』の絶好調の理由を朝ドラウォッチャー、上智大教授の碓井広義が探る。

わてやから分かるんだす

  • 大阪制作だからおもしろい! 「あさが来た」にNHKの意地を見た

    大阪制作だからおもしろい! 「あさが来た」にNHKの意地を見た

    「あさが来た」は大阪放送局が大阪で作っていることが大きい―。関西の放送局で番組制作をしていた同志社女子大教授、影山貴彦が朝ドラ「あさが来た」好調の理由を分析する。

敏腕のヒロインにダメ男

  • 明治のハンサム・ウーマン再び 「あさが来た」大ヒットの理由

    明治のハンサム・ウーマン再び 「あさが来た」大ヒットの理由

    日本の近代化における女性の役割に光をあて、主体的に社会貢献する「ハンサム・ウーマン」が活躍する『あさが来た』は、かくも画期的なドラマだ。女性文化史研究家の佐伯順子がその魅力を読み解く。

「あさが来た」に見る維新と金融

 NHKの朝のテレビ小説「あさが来た」が面白い。主人公のモデルは廣岡浅子という実在の人物であり、豪商三井家(のちに三井財閥となる三井家のひとつ)に生まれ、鉱山や銀行の経営に関わり、大同生命や日本女子大の設立に関わった人物である。
 浅子が嫁いだ先が大阪の豪商加島屋。加島屋は諸藩の蔵元・掛屋(米方両替)になり、大名貸で鴻池家と並び称された。この加島屋は普通の両替商ではなく、米相場の投資資金の供給も行っていた。
 大阪の米の取引といえば堂島である。着地取引として米の廻着を待たずに米切手が先売りされるようになり、米切手の保有している商人は米の価格変動リスクにさらされ、この米価の価格変動リスクのヘッジを目的として「売買つなぎ商い」という先物取引が考案された。この「つなぎ商い」が1730年に徳川幕府により公認され、堂島米会所が成立したのである。現在の金融先物取引の原型がここで形作られた。その米相場の清算機関(クリアリングハウス)のひとつが加島屋であった。
広岡浅子の実家、三井出水家があったあたり。跡地の一部にホテルが建っている=京都市上京区
広岡浅子の実家、三井出水家があった
あたり。跡地の一部にホテルが建って
いる=京都市上京区
 そして加島屋のもうひとつの仕事が大名貸しであった。全国の諸藩は大坂の蔵屋敷を通じて年貢米のほか特産物を売却し、その資金で必要な物資を購入していた。蔵屋敷ではこれらの売買業務を商人に委託しており、産物の搬入や保管の業務は蔵元と呼ばれたのに対し、売上代金の回収や為替の取り組みなど金融に関する業務は掛屋と呼ばれ、大手の両替商が行っていた。
 諸藩の財政は主に米で成り立っていたが、年貢米の売却による収入が秋から冬に集中するのに対し、諸費用の支払いは毎月あることで、収入と支出に期間のズレが生じる。この季節的な収支不足調整のためのつなぎ資金を供与したのが、掛屋と呼ばれた加島屋などの両替商であり、この一時的な資金の貸付が「大名貸し」と呼ばれたのである。
 江戸時代後期になると、大名の財政はより深刻化し、幕府も江戸時代には江戸や大阪の商人から半ば強制的に御用金と呼ばれるものを徴収していた。これが明治維新によって貸付金は返済されず、証文は紙切れ同然となる。加島屋も深刻な状況となり、この窮地を救ったのが、「あさ」こと廣岡浅子である。
 このような、幕末から明治にかけての金融の大きな変化をNHKの朝ドラでみることができる。これはなかなか貴重なものと言えるのではなかろうか。(金融アナリスト・久保田博幸「牛さん熊さんブログ」2015.11.02

イケメン「五代様」語る

  • 「あさが来た」の五代様 “逆輸入俳優”ディーン・フジオカの素顔

    「あさが来た」の五代様 “逆輸入俳優”ディーン・フジオカの素顔

    NHK朝ドラ「あさが来た」で、「近代大阪経済の父」と呼ばれ、主人公・あさの“実業の師”として登場する五代友厚に、女性視聴者たちの熱い視線が注がれている。演じた俳優のディーン・フジオカさんにたっぷりと語ってもらった。

知られざる大阪の恩人

 維新か非維新か-。選択を迫った大阪ダブル選挙が雌雄を決した。これから問われるのはリーダーの実践力だが、ことさら経済は待ったなしである。150年ほど昔の話だが、明治維新後の大阪で、その実践力に優れ、今も「恩人」と呼ばれるリーダーがいたことをご存じだろうか。
 薩摩藩出身のその人は、東京で亡くなったのに、わざわざ大阪で葬儀が営まれた。経済界から市民まで、約4300人が会葬してその死を悼んだという。また、知る人ぞ知る有名人でもあった。
 例えば、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」によると、坂本龍馬の大切な友人だった。織田作之助に至っては、「明治の大阪の指導者として、右に出る人は一人もいない」と書いたほど。ともに大阪で新聞記者をしていた作家らの目には、この人、つまり五代友厚(1835~85年)という薩摩人は、なかなかの傑物と映ったのだ。
「大阪経済発展のため、今、自分がやるべきことは」と、砂時計を見ながら深く考える五代友厚(ディーン・フジオカ)
「大阪経済発展のため、今、自分がやるべきことは…」と、砂時計を見ながら深く考える五代友厚(ディーン・フジオカ)
 実はその五代、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あさが来た」で、毎日のように画面に登場している。主人公・白岡あさ(モデルは女傑と呼ばれた三井家出身の実業家・広岡浅子)の師、メンター的存在として描かれ、女性ながら銀行や鉱山事業を手がけていくあさに、知識や発想を与え示唆する人物…という役どころだ。
 とはいえ、実際に2人が出会ったという史実はないらしい。ドラマはあくまでフィクションだが、五代が敷いた近代経済インフラの上に、あさの事業が成り立っていったのは事実である。そう広くもない大阪財界の有名人同士、広岡浅子と五代に面識があった…と想像するのも楽しい。では五代の何がどうすごいのか。その実績を挙げてみよう。
 まずは、大阪商工会議所を創設して初代会頭を務めている。春の風物詩「桜の通り抜け」で知られる大阪造幣局や現在の大阪取引所、大阪市立大学の前身を創設したのも五代だ。企業では、大阪製銅会社や阪堺鉄道(現南海電気鉄道)を設立、大阪商船(同商船三井)の開業にも尽力した。これこそが、五代が「近代大阪経済の父」と呼ばれるゆえんである。
 さて、くしくも今年は、五代の没後130年にあたる。大商の「大阪企業家ミュージアム」では企画展「大阪の恩人・五代友厚」を開催中だ(12月18日まで)。「五代友厚の先進的で幅広い業績を再評価してもらえれば」と認知度アップに意気込む。
 企業家のミュージアム自体珍しいが、商都大阪を象徴する企業家105人を顕彰している。1人目はもちろん五代なのだが、新しいメンバーを見ると、インスタントラーメンを発明した安藤百福(日清食品創業者)や佐治敬三(サントリー2代目社長)の名があった。おもしろいのは、大阪出身者は20人にすぎず、鹿児島の五代や、台湾の安藤など、出身地が30以上に及んでいる点である。
 時代性もあるだろうが、大阪という都市がそれらの才能を集め、花を咲かせる土壌となったのは間違いない。同族経営から脱却し、資本と経営が別の「株式会社」という概念を持ち込むのは、難しかったはずである。それでも五代は旧態依然とした大阪商人らを説得し、新しい合弁事業の可能性を説いたそうだ。宮本又郎館長によれば「近代大阪経済のインフラを整備した」のである。
 さて、盛大だった五代の葬儀。当時、街のおかみさん連中までが「五代はんは大阪の恩人や」と語りついで、その死を悼んだそうだ。死後残ったのは100万円の借財だったというから、私利私欲なく大阪のために働いた。財閥もつくらず企業に名も残さなかったゆえの、知られざる恩人である。(産経新聞大阪特派員・山上直子 産経ニュース、2015.11.24

ドロドロ愛憎劇 ついに幕

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商いドラマが面白い

  • NHKあさが来た ハゲタカ全盛時代に光る大阪人の「商い」魂

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  • 玉木宏演じる『あさが来た』新次郎 女性に大人気の理由とは

    玉木宏演じる『あさが来た』新次郎 女性に大人気の理由とは

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「あさが来た」がおもろいのはなんでだす?

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