ベッキーは本当にゲスな女なのか

ベッキーは本当にゲスな女なのか

週刊文春が放ったスクープで好感度タレント常連のベッキーが窮地に立たされている。ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカルとの不倫騒動は「自業自得」とはいえ、このスキャンダルはどこまで尾を引くのか。彼女のバッシングはもう見飽きた感もするので、ここではあえてベッキーを擁護してみました(笑)。

優等生タイプの脳内変換

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    不倫のドツボにハマる女性は大概が真面目な優等生タイプで、ベッキーはまさに典型的だ。テレビ批評でおなじみ、ライター・イラストレーターの吉田潮がベッキーになんとなく激辛エールを贈る。

擁護がすべて仇になる

  • 良い子の代表「スキャンダル処女」ベッキーを無責任に擁護する

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事務所を批判できないメディアのバカさ加減

 タレントのベッキーの不倫報道とそのお詫び会見の話題が、先週来巷を賑わしています。私の職業的見地からはベッキーが不倫をしようが略奪を企てようが、全くどうでもいいことでコメントをする立場にありませんが、気になったのは企業と商品の関係。すなわち、彼女の所属事務所サンミュージックと同社の売れ筋商品としてベッキーの関係から見て、メディアは本来どう報道すべきなのかという点です。
 TVのコメンテーターや、ネット上でこの一件を報じるメディアの報道トーンを見るに、不倫そのものはともかく、ことこの会見に関しても質疑応答を拒否し一方的なメッセージを発しただけで終わりにした事を中心として、ベッキー自身が批判の核となっているように思えます。果たして批判されるべきはベッキーなのでしょうか。
 ベッキーはあくまで一タレントという商品です。会見そのものが個人としてのベッキーが開いたものであるのなら、ベッキーに対して批判をすることは的を射ているのかもしれませんが、この会見を開いたのはあくまで所属事務所のサンミュージックです。
 もちろん、一芸能人の不倫騒動などそもそも所属事務所が謝罪会見を開くほど重要性の高いことなのか、という議論もあるでしょう。普通であれば、タレントのプライベートでの色恋沙汰は本人の勝手であり、「プライベートは本人に任せています」の一言で事務所の手は離れるというのが常套でしょうから。しかし、今回は少しばかり状況が異なるのです。
 問題を起こしたのが当該企業一の売れ筋商品、しかもその商品イメージでクライアント企業のイメージ向上に資するビジネスの契約を多数とっていたとなれば、商品のイメージダウンはすなわち商品価値の大幅な下落につながるわけですから。「プライベートは本人に任せています」では済まないのです。
バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音とのスキャンダルについての会見で謝罪するベッキー=1月7日、東京・新宿区(撮影・山田俊介)
 すなわちベッキーは商品としての商品価値を大幅に下げかねない事件を起こし、商品販売元であるサンミュージックは商品価値の下落を最小限にとどめるべく会見に引っ張り出した。そして、商品ベッキーは用意されたコメントをしゃべらされ質疑応答はさせてもらえなかった、それが正しい理解ではないかと思うのです。
 すなわち、ことこの会見に関してはベッキーを批判するのはお門違いであるということなのです。一応念の為、誤解を受けませんように申しあげておきますと、私自身はベッキーのファンでも関係者でもありません。彼女を擁護するつもりは毛頭ございませんので、悪しからずです。
 となると評価対象とすべきは、企業の危機管理の観点からみたサンミュージックの対応のあり方であると思います。売れ筋商品に関する瑕疵発生という企業トラブル対応における危機管理、その基本に照らして同社の対応がどう評価できるかということです。
 サンミュージックの対応ですが、不祥事発生の危機管理広報の基本事項「迅速」「正確」「包み隠さず」から見て、「迅速」は守られていたものの、「正確」「包み隠さず」に関しては全くなっていなかったと言わざるを得ないでしょう。
 「正確」とは言いかえれば、「正確」な情報を提供することであり、ウソは論外です。雑誌の取材状況から見てどうみても「友達」ではない関係を、「友達」と言わせてしまったことは、原発事故で確固たる事実の積み上げで「漏れている」ことが確実であるのに「漏れていない」と平気でウソをつくのと一緒です。そんなことを平気で言うような早晩政権はつぶれてしまいます。すなわち本来ならそんなウソツキ会社はつぶれてしかるべきなのです。
 「包み隠さず」に関してはさらに論外です。企業の不祥事会見において、「質疑応答はお受けできません」という条件を付すなどということは絶対にあり得ない対応です。質問拒否ですから、「包み隠さず」どころか「包み隠し」を堂々とやっているようなもの。通常の企業不祥事対応なら、叩かれるだけ叩かれてその挙げ句に市場からの退場を命ぜられるのがオチでしょう。企業筋はこれは絶対にマネしてはいけない危機管理広報であると、覚えておきたいところです。
 これだけ常識外の不祥事広報を繰り広げたサンミュージックですが、なぜに大きな責めを負わないのでしょう。本当に不思議です。メディアが大手芸能プロダクションである同社の報復措置を恐れて、必要以上に責めないと言う暗黙の了解があるからなのでしょうか。ベッキーは不憫なものです。自分がまいた種とは言いながら、事務所の都合で中途半端な会見を開かされてしまい、本人だけが矢面に立たされることで必要以上に責めを負う羽目になってしまっているように思えます。
 広報対応の責任は所属事務所であるサンミュージックにこそあり、この一件を報じているメディアは同社の対応のまずさをしっかりと指摘すべきであると思います。報道メディアが昨年、東芝や、旭化成建材の広報対応のまずさを指摘し、危機管理広報のあり方を世間に知らしめたのと同じようにです。TVを含めた芸能メディアがもし、事務所の報復を恐れてサンミュージックへの正しい批判ができないのなら、今更ではありますが、彼らのメディアとしての価値はゼロに等しいのです。(企業アナリスト・大関暁夫「日本一“熱い街”熊谷の社長日記」2016.01.12

LINE画像 暴露

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賞賛から非難の手のひら返し

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精進していただきたい

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ベッキー報道に公益性はあるか

 ベッキーさんの問題は、4日発売の週刊誌が2人の行動を写真とともに、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)交信内容まで入手して報道した。となると、その事実は否定はできないということになり、ベッキーさんの所属事務所は2日後の6日、記者からの質問なしとの条件で会見を設定。「ファン、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを謝罪します」などと、本人にしゃべらせることになった。
 芸能人やセレブ(著名人)につきまとい、私生活を撮影したりする人を「パパラッチ」(イタリア語で「うるさいハエ」)というが、ここイタリアだけではなく、欧米全体にもそうした取材法で成立しているメディアは少なくない。パパラッチで稼いだ金を、危険な戦争や難民問題の現場取材費に充てているフリーの記者たちもいる。
 ただ、欧米では不倫問題などが主流メディアで取り上げられることはあまりない。セレブの性的スキャンダルなどを扱うののは、芸能専門の新聞や雑誌だけで、販売方法にも配慮がなされている。パパラッチの本場イタリアでも例外ではない。
イタリアのベルルスコーニ元首相
 一方で、政治や経済問題がからんでくると、ジャーナリストたちから厳しい追及を受けることになる。たとえば、クリントン元米国大統領は女性秘書との不倫問題で騒がれ、議会の特別検証委まで設けられたが、この問題の本質は大統領執務室で「個人的行為」を行ったことにある。イタリアでも、新聞・放送業界のドンで首相を3期にわたって務めたベルルスコーニ氏のスキャンダル報道は、政治家としての資質を問うフリー記者たちの追及から始った。ベルルスコーニ氏は未成年者買春で法的に起訴され、「愛に生きるイタリア人」では済まなかったわけだ。
 一方、日本の大手メディアの現場幹部は40~50代が中心で、視聴者・読者である20~30代の若い層とくに女性たちの感覚とはかけ離れている。
 彼女たちの多くは冷静で、「結婚制度を壊すのはよくないが個人の恋愛は尊重されるべきだ」「ベッキーさんの問題は個人レベルのことで、報道すべきではない」という意見が多い。
 「タレントに人権はあるか?」と問いへの答えは道徳的にも法律的にも「イエス」である。ベッキーさんの場合、大きく騒がれた理由の一つに、その清純派イメージを評価し多くの企業がCMに起用していたことがある。多くのファンもベッキーさんのそんなイメージに恋していた。今回の騒動は、「福山ロス」(最後の大物独身といわれた歌手の福山雅治さんの結婚ショック)にも似た、一時的ショックにすぎない。要は、ベッキーさんが個人的な恋愛によって、自らの商品価値を失っただけの話である。
 名誉毀損(きそん)は、それが事実であっても当事者が知ってほしくないことだと考えれば、法的には成立し得る。メディア報道の場合、それが取材段階で真実であると信じられ、その内容に社会的公開の意義つまり公益性があれば免罪される。その意味では、ベッキーさんやSMAPに関する報道は、多くの国民の世俗的関心を高めただけで、本来私たちが有益な情報として心に刻む作業に使うべき時間が、どうでもよいことに使わせられてしまっていることにこそ問題がある。(同志社大学名誉教授、渡辺武達 産経ニュース2016.01.20

独走が止まらない

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ベッキーは本当にゲスな女なのか

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