櫻井よしこさんへエール!
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櫻井よしこさんへエール!

櫻井よしこさんは、あの優しい笑顔からは想像もできない、火のような怒りを持つジャーナリストである。また、どんな相手にも、どんなタブーに対しても、一度も怯んだことがない。あの優しい笑顔の奥に、どれだけの闘志と、正義感と、そして日本を愛する心を秘めているのか。

櫻井よしこさんは、あの優しい笑顔からは想像もできない、火のような怒りを持つジャーナリストである。また、どんな相手にも、どんなタブーに対しても、一度も怯んだことがない。あの優しい笑顔の奥に、どれだけの闘志と、正義感と、そして日本を愛する心を秘めているのか。

もっともっと櫻井さん

 櫻井よしこさんの忙しさを端で見ているとハラハラします。
 執筆、全国を飛び回っての講演、テレビ出演、自らが主宰する国基研の活動、そして「言論テレビ」……。いったい、いつ休んでいるのか。
 そんな櫻井さんが、唯一、ほっとくつろげるのは、庭の小鳥を眺め、餌をやる時だそうです。
 赤坂の御自宅にはたくさんの小鳥が飛んでくる。
 その鳥たちをのらねこたちがじっと狙っている。
 「窓を開けてコラッて言うと、慌てて脱兎のごとく逃げていくの。あ、ねこだから脱兎じゃなくてキャットね、アハハ」
 可愛い人なのです。
 もっともっと櫻井さんという人を大切にしなくてはと組んだ2015年12月号の特集
 けれど、また櫻井さんの仕事を増やしてしまったと、大いに反省してます。(「WiLL」編集長 花田紀凱)

タブーに怯まぬ勇気

国家が命を守るとは

ジャーナリストの仕事は「関心の継続」

 櫻井よしこさんが、家族や波乱の半生をつづった「何があっても大丈夫」(新潮社、税込み1575円)。家に寄り付かない事業家の父。どんな苦境に際しても前向きに生き、優しく子供を励まし続ける母親像は、現代にはみられない独特の力強さに満ちている。物静かで落ち着いた口調で、粘り強く取材対象に迫っていく櫻井さんの強さのルーツがうかがえる。櫻井さんが外資系新聞社から、テレビの報道番組のキャスターとなった経緯なども描かれている。現在フリージャーナリストとして活躍する櫻井さんだが、フリーになり、初めて書いた署名記事は「草魚の稚魚の放流」だった。
 ──硬派ジャーナリストの印象が強い櫻井さんですが、新著のタイトル「何があっても大丈夫」は柔らかいですね
 「母の口癖です。いつもそういって励ましてくれる母のことを書きたいと思いました。最近、母が昔のことをよく話すようになったんです。私が知らない母の感情、思いに驚かされることがあります。そのひとつが父のことです。事業家だった父は、別の女性と暮らしたりし、ほとんど家に寄り付かない人でした。高齢で病床についた父の看護を一時期母がしていたのですが、父を許せないという気持ちがあったようです」
櫻井よしこさん
櫻井よしこさん
 ──櫻井さん自身は、お父さんによい感情を持っていなかったのですか
 「それが逆。というのは、母は子供たちに、お父さんがいかにすばらしい人かということをあふれるほど言い聞かせていたのです。家にいないこともあり、父親像がよい方向に膨らんでいった部分もあるでしょう。しかし、思春期の兄が父を訪ねてから急激に態度が荒れていきました。それをみて、子供心に母のいっている父親像はちがうのではと気付きました。兄の荒れ具合がエスカレートし始めたとき、母は思わぬ行動をとりました。『環境が悪い』といって、あっという間に荷物をまとめ、実家のある新潟県に引越してしまったのです」
 ──この本を誰に読んでほしいですか
 「母は、子供を守るうえでは、信じられないような行動力を発揮し、常に前向きで子供を励まし続けました。子供には絶対の信頼があったようです。この本は、子供を持つ母親に読んでほしいですね。きちんとした愛情で包み、ほめることで信頼に応えようとする子供の心を引き出す。親の責任や、子のあり方とは何か。母の言動にはそのヒントがたくさん含まれているように思えるのです」
 ──ジャーナリストとしての歩みも書かれています
 「本当はジャーナリストになる気はなかったんです。外資系新聞社に助手として採用され、上司であったエリザベス・ポンドさんのサポートをしながら、徐々にジャーナリストの面白さを知るようになりました。韓国の民主主義の旗手として、西側メディアからの期待が大きかった金大中氏の拉致事件が起きたとき、ポンドさんは『日本の首相官邸が拉致事件が起きたのを知らなかったはずはない。金氏の安全を保証せよ』と、当時の田中角栄首相の秘書官、早坂茂三氏にまくし立てた。私も必死に通訳しました」
 ──ジャーナリストはこうあるべきだと思いましたか
 「自分のイデオロギーをぶつけるべきかはケースによるでしょう。ただ、韓国大統領に就任してからの金氏の北朝鮮寄りの姿勢は大変残念。現政権もそうですが、韓国には数百人もの拉致被害者がいるのですから、断固たる態度でその解決を図らねば…。ジャーナリストは時代の一片を切り取るだけでなく、関心を持ち続けることが大事だと思います」(ビジネスアイ 2005.3.3)


経済と軍事で政治と外交は成り立つ

凛とした女らしさがたのもしい

 時代をはっきり主張し、しかも姿のいいひとである。長年、海外でも仕事をしてきた私の理想とする日本女性の姿を感じる。櫻井よしこさんは、そんなひとだと思ってきた。
 さまざまな問題に、ジャーナリストとして、自分の考えを迷わず主張される。度胸がある。日本人の立場、それも女の感覚で書いている。
 身だしなみにも心を配られ、端正で女らしく年齢を感じさせない。
 男性でも勇気がいるようなことを、まっすぐ話したり書いたり…。この強さや潔さは、どこから来るのだろう。
 この本(編集部注:櫻井よしこ著『何があっても大丈夫』 新潮社刊)では、ジャーナリストとして書いているものとは違い、自分の半生をたどられている。
 ベトナム生まれ。戦後は、両親の故郷の大分県と新潟県で少女時代を過ごし、ハワイで大学を卒業する。平穏ではなかった暮らしの中で、「何があっても大丈夫」-このお母さんの言葉が、人生を支えてくれたとのこと。強く優しく、頼もしい母の言葉である。
 「チャンスが来たら、前向きの心は必ず、それを察知してとらえることが出来る」
 「人間ほど恵まれて生まれてきた存在はないでしょう。使えば使うほど知恵を出してくれる頭脳を与えられている。努力をすればするほど磨かれる才能も、ひとりひとりに与えられているでしょう」
 「泣いてもいいけれど、涙に溺れては駄目よ」と。
 16年間務めたテレビのニュースキャスターを辞し、言論活動に入ったときも、母は娘の背中を押した。
 いまは高齢で介護が必要な母、以志さんと暮らす闘いと努力の日々だが、静かな幸せに満ちている。
 スタイルのある生き方、凛(りん)とした女らしさがたのもしい。(森英恵 産経新聞 2015.5.9

怒りと繊細さと優しさ

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