民主党は、党名を変える前にやることがある

民主党は、党名を変える前にやることがある

維新との合併に党名変更…。何をやってもだめな民主党。あ、民進党でしたね。今後も与党の揚げ足取りしか戦略は無いようですが、生まれ変わるための簡単な方法を教えます。

自民党は嫌いだけど、日本は守りたい

 「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」。先ごろ、彼らはこんなポスターを発表しましたが、自虐ネタはこのタイミングで使うものではありません。前田敦子さんの「私は嫌いでもAKBは…」のセリフも、「本当は嫌われていない」という自負があるからこそ言えたわけで、本当に嫌われていたら、笑いものにしかなりません。
民主党の新ポスター『民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい。そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください。』
民主党の新ポスター『民主党は
嫌いだけど、民主主義は守り
たい。そんなあなたへ。すぐに
信じなくてもいい。野党として、
止める役割をやらせてください。』
 例えば、「自民党は嫌いだけど、日本は守りたい」だったらどうでしょう。「そりゃそうだ。自民党にもおかしな議員は大勢いるし、すべての政策に賛成ではないけど、民主党に日本の安全保障は任せられない。消去法で自民党!」と思う人は多いと思います。
 そもそも政権与党を攻撃したいからと言って、世界的な常識である「集団的自衛権」すら認めず、あげくに左翼活動家と一緒にデモをするような政党に、いくら名前を変えようが再び国民が政権を任せるわけがありません。日本という国がしっかりと存立してこそ、経済や福祉などの政策が提案できるのです。
 “民進党”はこの際、外交、安全保障については自民党とほぼ同じ、いや「1ミリたりとも変えません」「憲法改正も自民党に従います」と宣言してみてはどうでしょうか。海外にも、「左派」「中道左派」などと呼ばれる政党がありますが、国防についての考え方は与野党で大きな違いはありません。過去に地続きの国などから何度も侵略された歴史もあるからでしょうが、少なくとも日本の左派のように、「軍隊そのものがよくない」、ならず者国家に対して「話し合いで解決しよう」などと言っているのんきな政治家はいません。
 もっとも「支持者が、そうした政策を望んでいる」というかもしれませんが、そのような支持者は、一部労組と左派系マスコミ、あとはシールズくらいのものですから放っておきましょう。「世論調査で国民の半数近くが集団的自衛権に反対している」などという反論もあるかもしれませんが、それは皆さん方が「戦争になる」などというデマで煽りまくったからです。国民もいつまでも騙されてはいません。
 一部支持者に気兼ねして、いつまでも現実から逃避しているくらいなら、この際、新しい支持者を増やすべきですし、本当は、そこに気付いている党員も多いのではないでしょうか。
 まずは、岡田克也代表以下、党幹部が揃って記者会見して「我々の安全保障政策はすべて間違っていました」「与党を攻撃するためには、ああ言うしかなかったのです」と国民に明確に謝罪した上で、左派系党員は公認を与えず切り捨てる。その上で、独自の景気対策や格差問題を含めた社会保障など、国民の生活に直結した問題で与党との違いを出すしか道はないと思います。
 もっとも、現在の不勉強な民主党が本当に中身を理解した上で外交や安全保障を「自民党と同じ」にできるかどうかはわかりませんが、国民の選択肢の幅は一見狭まるようで、実はこちらのほうが広がるのではないでしょうか。「自民党は嫌いだけど、消去法で自民党」という人を狙わない手はないですし、ようやく国会の議論もまともに噛み合うようになるのではないかと思います。(皆川豪志)

野合以外の何物でもない

  • 「選挙のためなら何でもする」民維合併、党名は社会党がふさわしい

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新進党の悪夢ふたたび

  • 名前も理念も決められない「民進党」では誰にも刺さらない

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    民主・維新の新党名に「民進党」が決まっても国民の盛り上がりもなく、名前からもメッセージが伝わらない。「民主党の研究」著者、ノンフィクション作家の塩田潮が新党名を聞いて思い浮かんだ懸念とは。

民主党の構造的な問題とは

  • 国民は2度目は騙されない、だから民進党にも騙されない

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    自らの政党も好きになれない人たちに期待はできない。日本を嫌いな人が日本を良くすることはできないのと同じことだ―。自民党政務調査会審議役の田村重信が国民から信用されない民主党の問題点を考える。

6年前は嫌われていなかった

 民主党の新しいキャッチコピーの一つが話題を呼んでいます。「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」。確かに、自虐的な要素があり、これまでの民主党のイメージからすると惹きつけるものがあります。その後、「そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください。」と続きます。
 う~~~ん。確かに自虐的で、注目を集めるものではありますが、中途半端という感じはします。なぜ、民主党を嫌いになったのか、について全く触れられていません。6年前は、嫌われていなかったのです。国民の大きな期待を背負って、鳩山・菅民主党丸は前途洋洋の船出をしたのです。「止める」役割ではなく、「新しい日本を作る」役割を担っての船出でした。
 しかし、その時の民主党政権は幾つもの決定的な間違いを犯したと国民の多くは感じたのです。だから嫌いになったのです。単なる自虐コピーなら、優秀なコピーライターが作ればいいもの。野党第一党のキャッチコピーなら、党の方向性をも明確にするようなものであってほしいと思います。
1996年9月、民主党結党大会で結束を誓い合う菅直人(左から2人目)、鳩山由紀夫(中央)両代表ら幹部 =東京・一ツ橋
民主党結党大会で結束を誓い合う菅直人(左から2人目)、鳩山由紀夫(中央)両代表ら幹部=東京・一ツ橋
 「民主党は多くの過ちを犯しました。国民の皆様に謝ります。その反省から生まれ変わりつつある民主党をみてください。すぐに信じなくてもいい。行動で信頼を回復できるよう全身全霊で取り組んでいます。」とかの踏み込みがほしいです。
 そもそも、民主党は3年間の民主党政権をどのように評価しているのでしょうか。 ちぐはぐな経済政策、方向が定まらない安全保障政策、全体の戦略の見えない行き当たりばったりの事業仕分けなど、反省すべき点はたくさんあります。その総括があまり具体的に見えてこないのです。民主党のその当時のキャッチコピーは「コンクリートから人へ」でした。しかし、行き当たりばったりの事業仕分けによって、人と人のつながりを大切にするような事業もどんどんと切られていきました。日本が世界から集めていた信頼と期待をも「事業仕分け」してしまいました。
 まずは、過去の反省と過去からの脱却を明確にする必要があります。3年以上が経った今も、まだその作業が必要です。民主党がなぜ嫌われているのか。政党支持率やこれまでの選挙結果をみても厳しい状況はわかるはずです。「野党として、止める役割をさせてください」というのは旧社会党に戻るということです。そんな役割だけの野党には魅力がありません。もう一度、新しい日本の創造を任せられるような政党にならない限りは、「とにかく一度政権を担当させてください」といいながら政権をとり、失敗した民主党に支持は帰ってこないと思います。
 確かに、「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」のキャッチコピーは悪くない。しかし、これだけでは物足りません。自民党一強時代です。民主党のもう一つのキャッチコピーは「一強打破」。でも一強による時代の難題の打破、のようにもとれるのが今の政治情勢です。完全に生まれ変わった民主党をみてみたいですね。それまでは、どうやら一強時代が続きそうです。(児玉克哉 Yahoo!個人 2016.1.28

まず代表を変えたら?

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「上から目線」で躓く

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「元サヤ」では民主党の延長にすぎず

 民主党と維新の党が先月26日、新党結成を目指し3月中に合流することで合意した。岡田克也代表は「政権交代の受け皿になる」と訴えた。与党に対抗し、国民に健全な選択肢を示そうという試みは否定しない。競い合うのが民主主義の基本でもある。
 しかし、維新の党が解党して民主党が実質的に吸収合併するとなると、維新の党は民主党出身者が多いので、「元のサヤでは。民主党の延長にすぎない」との印象になる。その民主党は政権運営に失敗し、国民にソッポをむかれた後、どれほど変わったのだろうか。
 選挙が近づくなかで党名や綱領を変えても、「看板を付け替える」だけでは、有権者の不信を改めることはできない。
 民主党の失敗は「決められない政治」に象徴される。もともと選挙互助会といわれていたから、政策の一致がみられず、合意形成の知恵も未熟だった。下野して深く反省し、課題を克服できたのだろうか。
 維新の党と民主党では、憲法改正や安全保障、公務員制度改革やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など、当面する政策課題でも不一致と思える点がある。果たして、合流で国民に一致点を示せるのだろうか。
 政権転落後の地方議員選挙では、党勢は後退しているのではないか。本当の支持層はどこなのだろう。海外にも、これらのことを冷静に分析しているメディアがある。
民主党の岡田代表(右)と、維新の党の松野代表は新党結成で合意したが=2月26日、国会内
民主党の岡田代表(右)と、維新の党
の松野代表は新党結成で合意したが
=2月26日、国会内
 さらに問題なのは、民主党と維新の党は先月19日、共産党と社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党5党で、安全保障関連法を廃止する法案を共同提出したことである。
 北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を強行したことを受け、かつてない強力な制裁決議が国連安全保障理事会で近く、採択される。東シナ海や南シナ海でも中国が軍事的行動を強めている。野党の廃止法案提出は、国民の募る不安に応えるものではない。
 共産党幹部は昨年11月、「北朝鮮はリアルな危険ではない」と言っていたのに、核実験をやるや「現実の重大な脅威だ」と認識を変えた。北朝鮮を非難する決議は全会一致であった。安全保障環境が厳しくなり、非難決議をしておきながら、安保関連法を廃止して、どうやって国民の生命と財産を守ろうというのだろうか。
 民主党と維新の党は廃止に伴う対案を出したが、とても現実的な内容ではない。共産党と社民党は対案もなく、自衛隊すら違憲として認めていない。このような基本政策がまったく違う野党5党が、廃止で共闘することそのものが、国民に対して無責任と言わざるを得ないのである。
 野党5党は選挙協力でも協議することで一致している。無責任な安保法廃止で一点共闘しても、その他の政策がバラバラでは、有権者はとても納得できないであろう。与党には、有権者の声に耳を澄まし、国民の期待に応える真剣さが求められている。(山口那津男・公明党代表 夕刊フジ 2016.3.2

最後のチャンスも逃した?

  • 民維合併問題 政党合流の方式の例は?

    民維合併問題 政党合流の方式の例は?

    吸収合併か、解党しての新党結成か。民主党は「98年方式」という民主の党名を残し維新を吸収合併するやり方を探る一方で、維新や民主保守派はいったん党を解散して合流するやり方を主張した。

  • 新・民主党は最後のチャンスであることを心に留めておいた方がいい

    新・民主党は最後のチャンスであることを心に留めておいた方がいい

    新党には期待出来ないが、自民一強体制の政治はあまり歓迎できないところなのは事実だ。フリーアナウンサー、長谷川豊が民主党から変わる新政党の主軸を本気になって考える。

  • 民主出戻り維新議員が4年前に語った離党時の宣言をどうぞ

    民主出戻り維新議員が4年前に語った離党時の宣言をどうぞ

    「民主党と維新の党が合流へ」。そう聞いても期待する気が全く起きない。もともと民主党への期待が低い上に、合流する維新の党の中枢メンバーは、民主党を批判して飛び出した面々である。

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