何サマですか? 国連の上から目線が許せない
5346

テーマ

何サマですか? 国連の上から目線が許せない

国連とはいったい何サマなのか? 皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性差別と指摘した女子差別委員会の見解に多くの日本人が仰天しただろう。慰安婦問題でもそうだったが、日本の主権や尊厳をないがしろにする国連の無神経な介入と「上から目線」を許してはならない!

国連とはいったい何サマなのか? 皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性差別と指摘した女子差別委員会の見解に多くの日本人が仰天しただろう。慰安婦問題でもそうだったが、日本の主権や尊厳をないがしろにする国連の無神経な介入と「上から目線」を許してはならない!

小島新一のズバリ正論

 国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)が日本に関する最終見解案で、皇位継承権が男系男子の皇族だけにあるのは女性差別だと指摘していたというニュースに仰天した読者は多いだろう。見解案には、母方の系統に天皇を持つ女系女子にも「皇位継承を可能とするよう皇室典範を改正すべきだ」との勧告も記述されていたという。日本政府の抗議で3月7日に実際に発表された最終見解から削除されていたとはいえ、125代の今上陛下まで一度の例外もなく男系継承が続いてきた皇室の伝統、わが国の国柄の根幹に無神経に介入しようとしたCEDAWに「いったい何サマ?」との思いを禁じえない。
 月刊「正論」では約10年前、家族問題などに絡めて、このCEDAWの「何サマ?」ぶりを繰り返し取り上げた。当時「ジェンダーフリー」なる急進的フェミニズム思想に染まっていた政府・自治体の男女共同参画政策に、CEDAWの影響が色濃くみられたからだ。
 そこで分かったのは、CEDAWが「男女の社会的及び文化的な行動様式を修正せよ」などとうたった女子差別撤廃条約を盾に、各国の伝統や文化、慣習をまったく無視して、家族の在り方や個人の働き方に介入していることであり、それが制度化されているという事実だった。
「男女差別をなくす」という美名の下、特定の考え方に基づいて社会や文化の在り方を変えてしまえといわんばかりのこの傲慢さは、左翼全体主義ではないかと考えていたら、案の定だった。国連初代事務総長がソ連シンパで、「既存の伝統的家族は病理学的であり、破滅する運命にある」という極端な家族破壊思想の女性を国連内で重用した結果、国連の家族についての認識が急進的フェミニズムに染まっていったのだという。
 最終見解は、慰安婦問題で、日本政府代表団による「軍や官憲による強制連行は確認できていない」という説明を無視して「日本の軍隊により遂行された深刻な人権侵害」と断定したうえ、そうした政府の見解への当てこすりか「(日本の)指導者や政治家が、慰安婦の被害者を再びトラウマに陥れるような発言をしないよう」にと〝言論封殺〟にも及んでいる。皇室典範に介入しようとしてきた経緯については、「正論」5月号で作家の竹田恒泰氏が主張しているように、CEDAWの日本人委員長、林陽子氏の国会喚問も行ってでも徹底的に解明してもらいたいが、委員会の左翼全体主義的体質が改まらない限り、国家の主権や尊厳をないがしろにする介入は今後も繰り返されるだろう。(月刊『正論』編集長)

「捏造派」に負けない!

得体の知れない「妖怪」になった

政策を歪めたのは誰だ

国連は信用できない

潘基文国連事務総長と会談する元従軍慰安婦吉元玉さん
=3月11日、ニューヨークの国連本部
潘基文国連事務総長と会談する
元従軍慰安婦吉元玉さん
=3月11日、ニューヨークの国連本部
 国連の潘基文事務総長が3月11日、元慰安婦と会見した。昨年末、慰安婦問題での日韓合意発表後、彼は、歓迎するとの声明を出した。今回の会談でも、この合意が誠実に履行されるよう望むと述べたが、しかし、一方で「両国の努力を歓迎したが、内容を歓迎したものではない」と苦しい弁解もした。
 今、アメリカには合意の無効を訴えるため、挺身隊問題対策協議会など韓国の支援メンバーが訪米し、在米団体と組織的運動を行っているが、今回の会談もその一環だ。(注 女子挺身隊とは第2次大戦中創設された勤労動員組織で、慰安婦とは無関係、1991年ごろの朝日新聞が書き誤解を招いたが、後に混同したものと認めている。)
 公平中立であるべき国連の事務総長が、今(初めて)慰安婦と会う必要など全くない。彼は次期韓国大統領選挙に出馬を考えているからだと私は推察しているが、けしからん話ではないか。
 国連の女子差別撤廃委員会は、対日審査の最終見解で慰安婦問題を取り上げて、「日本の軍隊により遂行された深刻な人権侵害」と決め付けた。史実を無視した一方的な言いがかりである。おまけに金銭賠償や公式謝罪などを勧告しているが、こうした戦後補償問題は、昭和40年の日韓請求権協定で解決済みなのである。
 実はこの委員会、日本の皇位継承についてまで批判をし、皇位継承権が男系男子にだけあるのは女性への差別だとして、皇室典範の改正を求めようとした。日本が強く抗議してとりあえず削除されたが、日本国の象徴であり、事実上の元首である天皇のあり方についての内政干渉など、断じて許されることではない。  
 男系継承が続いた国柄、伝統など、知識ゼロの連中にとやかく言われる筋合いはないのである。こう不愉快な話が続くと、一体国連は信頼できるのかと疑問がわく。はっきり言って国連は信用できないというのが、かねてからの私の思いである。
 国連の中で重要な位置を占めるのが安全保障理事会だが、この中の常任理事国は、米、英、仏、とロシア、中国だ。明らかに第2次大戦の主要戦勝国で、拒否権など特権を持って国連を牛耳っている。中国は元中華民国、ロシアはソ連の解体後の国なのに相変わらず常任理事国だ。
 おまけに国連分担金は国民総所得等に基づいて決めるから、日本は米に次ぐ2位で、今日まで莫大な負担を強いられて来た。理不尽な話である。当然、日本は国連改革を主張しているが、今やるべきはもっと日本を正しく理解させるためのプロパガンダ、積極的なロビー活動ではないか。
 「遺憾である」程度の発言で事は解決しない。予算もしっかりつけて、国連を動かすぐらいの積極策はとれないものかと強く思っている。(深谷隆司元通産相「深谷隆司の言いたい放題」2016年3月13日

火種を海外に持ち込む人々

アフリカ票で国連機関のトップを狙う中国

 西アフリカのシェラレオネ出身のカンデ・ユムケラー氏が2期8年間(2005~13年)を満了し、国連工業開発機関(UNIDO)から潘基文国連事務総長が新設した「全ての人のための持続可能なエネルギー」(SE4ALL)機関の事務総長特別代表に就任した時、「悪評が絶えなかったUNIDOも、夜明けを迎えるかもしれない」と楽観的な声が職員の一部から聞こえた。
カンデ・ユムケラー氏(左)
カンデ・ユムケラー氏(左)
 欧米主要国、米国、英国、カナダ、オーストラリア、フランス、ニュージランドなどはUNIDOの腐敗と運営の非効率性に嫌気がさして次々と脱退していった。ユムケラー時代は最悪の状況だった。ちなみに、米国は1996年の脱退当時、「UNIDOは腐敗した機関」として分担金を払わず一方的にUNIDOから脱退した経緯がある。米国はUNIDOに対して1994年から96年まで約6900万ドルの分担金未払いだった。ユムケラー氏の後任に中国のエリート官僚、李勇財政部副部長が2013年6月、選出された後、UNIDO内でも中国人の登場に期待の声があった。しかし、李事務局長がトップに就任した後も加盟国の脱退は続いた。ベルギーが脱退し、ギリシャ、デンマーク両国は今年末までには脱退する、といった具合だ。
 李氏はここにきて事務局の機構改革に乗り出している。Chief of Cabinetと呼ばれるオフィスを新設するなど、事務局長の権限拡大、中央集権的機構に改革する意向という(1月27日付の「事務局長報告書」から)。李事務局長は、「昨年の国連総会で2015年以降の持続可能な開発目標が採択され、気候変動への対処など17の目標が設定された。UNIDOはその目標を担う重要な課題を担っている」と述べ、国連の新目標設定を契機にUNIDOの浮上を目論んでいる。
 ここまでは良かったが、「李事務局長が前任者の不法行為への調査を止めさせた」という内部告発文書が明らかになったのだ。それによると、ユムケラー氏がSE4ALL事務総長特別代表に就任後もUNIDOのコンピューター、携帯電話などを使用し、月平均1万ユーロの経費をUNIDO予算から捻出させていたというのだ。内部監視局が調査に乗り出そうとしたが、李事務局長がそれをストップさせたのだ。同内容が伝わると、「なぜ李事務局長は前任者の腐敗を隠蔽するのか」といった声が出てきたわけだ。
 国連外交筋は、「前任者のユムケラー氏と李事務局長の間でなんらかの取り決めがあったからだろう」と受け取っている。換言すれば、中国人のトップ選出を支援する代わりに、何らかの経済的援助を実施する、といった一種の闇取引だ。興味深い点は、国連機関で前任者がアフリカ人事務局長の場合、後任に中国人が選出されるケースが増えていることだ。アフリカ事務局長から中国人事務局長への人事はUNIDOだけではない。スイス・ジュネーブに本部を置く国際電気通信連合(ITU)の事務局長はマリ出身のハマドゥン・ㇳゥーレ氏から中国人の趙厚麟事務局長(Houlin Zhao)が今年1月1日から就任したばかりだ。
 その他、カナダのモントリオールに本部を置く国際民間航空機関(ICAO)は中国の柳芳(リウ・ファン)氏が昨年8月から事務局長を務め、世界保健機関(WHO)の陳馮富珍(マーガレット・チャン)事務局長を含めれば、国連機関の事務局長に4人の中国人が就任している。
 中国はアフリカ51カ国で2650余りの開発プロジェクト(総額940億ドルと推定)を進めている。中国は巨額な開発支援をアフリカに投入する一方、その引き換えにアフリカ諸国から国際機関のトップ選出で支援を受けるなど、強かな外交を展開させているわけだ。
 蛇足だが、ウィーンの国連関係者は、「日本はUNIDOでは中国の李事務局長の願い通りに資金を提供している。それも何の引換えも要求せずにだ。日中両国は歴史問題などを抱えて政治的には険悪な関係だが、UNIDOでは日本は中国の忠実な資金提供者となっている」と指摘する。先の国連外交筋は、「日本外務省の窓口ともなっているUNIDOのナンバー2、西川泰藏事務局次長と李事務局長との関係は不思議なほど良好だ」と述べ、中国側の得意の“裏外交”の成果と示唆した。(長谷川良「ウィーン発 『コンフィデンシャル』」2016年2月18日

反日団体の卑劣な妨害工作

何サマですか? 国連の上から目線が許せない

みんなの投票

皇位の男系継承を女性差別と指摘した国連女子差別委員会の見解についてどう思いますか?

  • 男系継承は女性差別である

    89

  • 男系継承は女性差別ではない

    5176

  • どちらでもない

    81