次に巨大地震が起きるのはここだ!
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次に巨大地震が起きるのはここだ!

最大震度7を観測した熊本地震は、2日後に阪神大震災に匹敵するマグニチュード7・3の「本震」を記録した。最初の地震に誘発され、新たな地震や余震が次々と発生、震源域も阿蘇から大分へと北東に移動を続ける。不気味なつながりをみせる「巨大地震の連鎖」。次に備えるべき危険エリアはここだ!

最大震度7を観測した熊本地震は、2日後に阪神大震災に匹敵するマグニチュード7・3の「本震」を記録した。最初の地震に誘発され、新たな地震や余震が次々と発生、震源域も阿蘇から大分へと北東に移動を続ける。不気味なつながりをみせる「巨大地震の連鎖」。次に備えるべき危険エリアはここだ!

異常列島、9世紀に酷似

「西日本大震災」は必ず起こる

次に危険な3地域はここだ

中部電力が南海トラフ巨大地震の津波対策のため、浜岡原発に建設していた全長2.4キロの防潮堤が完成=2015年3月31日午前10時8分、静岡県御前崎市 (中日新聞社ヘリ「まなづる」から)
中部電力が南海トラフ地震の津波対策のため、浜岡
原発に建設していた全長2.4キロの防潮堤が完成
=2015年3月31日、静岡県御前崎市
 3・11以来となる最大震度7を記録した熊本県の巨大地震。夕刊フジで数々の地震を予知してきた電気通信大名誉教授で、日本地震予知学会会長の早川正士氏は、今回もその予兆をとらえることに成功。現在、九州地方のほか、全国3地域で新たな揺れが起きる恐れがあると警鐘を鳴らした。
 早川氏は12日にインターネット上の地震予測情報サービス「地震解析ラボ」で「4月8日から19日の間に、伊予灘から日向灘にかけて内陸でM5・0前後、海底で5・5前後、最大震度4程度」と予測していた。実際に14日に熊本県で発生した地震と比べると震源は西にそれたが、今回も発生する時期を言い当てたといえる。「ただ、震源は地下50キロ程度を想定して震度を予測していたので、ここまで揺れるとは考えていなかった」(早川氏)
 早川氏は、地震が起こる約1週間前に前兆現象として起きる地殻のヒビ割れに着目。このヒビが発生させる電磁波が地球上空の電離層に与える影響を分析し、発生場所と地域を予測している。現在、早川氏が九州地方のほかに予測を出しているのは、次のとおり。
 (1)17日までに北海道東部から千島列島以北にかけて、内陸でM5・5前後、海底でM6・0以上、最大震度4程度(2)24日までに茨城沖から房総沖にかけて内陸でM5・0前後、海底でM5・5前後、最大震度4程度(3)24日までに伊豆小笠原・沖縄・南方にかけて、海底でM5・5前後、最大震度3程度。
 早川氏は「注意してほしいのは、今回のように想定以上の揺れが起こる場合がある点だ。茨城沖から房総沖で予想される地震でも、都心部で被害が発生する恐れがある」と話す。警戒を新たにしたい。(zakzak  2016.4.15

巨大地震の爪痕

3・11が変えた

地震速報も慣れると「狼少年」

古文書に記された「恠異」

浅くても強い 首都直下型の恐怖

 11月は日本の内陸で起きた地震としては最大の人的被害を生んだ安政(あんせい)江戸地震が起きた月だ。1855(安政2)年に起きて、江戸(いまの東京)を襲ったこの地震の死者数は、阪神淡路大震災(1995年)を超える1万人以上だったのではないかと考えられている。
 地震のマグニチュード(M)や震源の場所や深さは正確に分かっているわけではない。日本で地震計による観測が全国をカバーして始まったのは1926年だから、それ以前の地震の震源の位置や深さ、Mを決めるのは多くの地震史料を集めて推定しなければならないので大変なことなのだ。
建物が密集している東京・大田区の大森中地区。首都直下型地震の都内の被害想定では被害者数が最も多いと予想されている=2012年4月18日、東京都大田区(三尾郁恵撮影)
建物が密集している東京・大田区の大森中地区。首都直下型
地震の都内の被害想定では被害者数が最も多いと予想されている
=2012年4月18日、東京都大田区(三尾郁恵撮影)
 震源は被害の広がりから決めた。安政江戸地震では被害が大きかったのが江戸城の外堀に囲まれた区域で、老中や大名の屋敷が立ち並んでいたところだった。液状化の被害もあった。研究では、震源は隅田川の河口付近とされた。被害は直径20キロほどの狭い範囲に集中していたが、そこにちょうど江戸の下町があったのが不幸だった。
 安政江戸地震のMは以前は6・9とされてきたが、近年の研究ではMはもっと大きく、7・1~7・2クラスではないかと考えられるようになっている。つまり阪神淡路大震災よりわずかに小さいだけの、直下型地震としては大きな地震だった。
 首都圏は北米プレートに載っているが、そこに東から太平洋プレートが潜り込み、その2つのプレートの間に南からフィリピン海プレートが潜り込んでいるという複雑な構図になっている。つまり「地震を起こす理由」が多い。
 このうちのどのプレートが安政江戸地震を起こしたのかはナゾだった。震源の深さを正確に知らなければそのナゾがとけない。
 一般には震源が深いほど、遠くまで強い震度が伝わる。70キロ離れたところでも震度5相当の揺れだったことや、震度4相当の揺れだった地域が500キロ以上も離れたいまの宮城県、新潟県、岐阜県、愛知県といった範囲に広がっていたことから、震源は深かったという説が強かった。
 また歌舞伎役者の中村仲蔵の手記に、地震動の初期微動の継続時間が数秒以上と長かったと読み取れるような記載があったことが、震源が深い説を補強した。
 他方、この地震では、地下水の異常や地鳴りや発光など、当時は地震の前兆とされていた現象が多く記録されている。これらの現象は震源が浅いために起きると考えられていた。史料とその読み方によって、震源のデータが違ってきてしまっていたのだ。
 しかし最近の研究で、この地震は震源が浅かったことが明らかになった。震源が浅くても強い揺れが遠くまで伝わる新しいメカニズムが発見されたのだ。
 こうして、首都圏が直接載っている北米プレートのごく浅いところでも内陸直下型地震が起きたことが分かった。震源が浅ければMのわりに揺れが大きくなり、被害も増える。
 昔起きたことは、将来も起きる可能性がある。今後首都圏を襲う直下型地震を知るために大事なことが分かった。(島村英紀・武蔵野学院大学特任教授 zakzak 2015.11.27
■首都直下地震等による東京の被害想定(概要版、平成24年4月18日東京都公表)

地震予知の権威が警告

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