震災の「自粛」と「不謹慎」がなんか変
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震災の「自粛」と「不謹慎」がなんか変

「不謹慎狩り」という行為がネット上で横行している。熊本地震でも、被災地への支援や激励に対し、すぐに「不謹慎だ!」といちゃもんをつける人が増殖しているという。過度な自粛ムードもなんか変だが、むやみやたらと揚げ足取りで騒ぎ立てる連中の方が、よっぽど不謹慎だと思いませんか?

「不謹慎狩り」という行為がネット上で横行している。熊本地震でも、被災地への支援や激励に対し、すぐに「不謹慎だ!」といちゃもんをつける人が増殖しているという。過度な自粛ムードもなんか変だが、むやみやたらと揚げ足取りで騒ぎ立てる連中の方が、よっぽど不謹慎だと思いませんか?

求められる「復興リテラシー」

いまこそ「豪遊」の宣言を

キーワードは「共感疲労」

標的は芸能人? 相次ぐ「不謹慎狩り」

 熊本地震の発生から一週間が過ぎたが、各地から届く被災地への支援や激励に水を差すかのような「不謹慎狩り」がネット上では横行している。特に「被害」が深刻なのは、有名人が被災地の支援を申し出たり、被災者への激励のメッセージを送ったりしたケース。有名人がSNSなどで発した言葉じりを捉えて、一部のネットユーザーがすかさず「不謹慎だ!」と攻撃するパターンだ。
500万円の寄付を明らかにした
紗栄子のインスタグラム
 モデルの紗栄子の場合、被災地に500万円寄付したことを銀行の振込受付書の画像つきでインスタグラムに掲載したところ、「自分の好感度上げたいだけだろ」「金額を言うのは下品。偽善と売名のにおいがする」などといった批判の声が殺到。中には「(前夫の)ダルビッシュ有からむしり取った月500万の養育費の一部だろ」と誹謗中傷する意見もあった。
 芸能人や有名人を標的にした「不謹慎狩り」は他にもある。歌舞伎俳優、片岡愛之助と結婚したばかりの女優、藤原紀香は16日のブログで「どうかこれ以上、被害が広がりませんように 火の国の神様、どうかどうか もうやめてください」とエールを送ったが、このブログを読んだ一部のネットユーザーから「自分に酔ってる」「地震は天罰と言いたいのか」と反発を招き、ブログの一部を削除した。
 熊本県在住のタレント、井上晴美も同様の「被害」に遭った。熊本地震で自宅が全壊した井上は、被災後にブログで状況を報告。「もう食料がなく、機嫌が悪くなりケンカが多くなってきてる。泣き叫ぶ子どもたち…無力だ」「ひどい揺れです ずっと揺れてこわい…泣 救急車も消防車もサイレンが」などと被災地の現状をリポートし、ブログを更新し続けていたが、心ないネットユーザーから「愚痴りたいのはお前だけではない」と非難され、井上は「これで発信やめます」とブログの更新を中止した。
 最後のブログには「ここblogで書いてることが私がよくないとかわかりませんが、ネットで悪くかかれてるとか一切見てませんが聞こえてました。ただ私が感じてること書いてることがなぜそんな風になるのかよくわかりません残念です」と心境もつづり、最後は「これ以上の辛さは今はごめんなさい。必死です」と窮状を訴えた。
 熊本地震後に多発している「不謹慎狩り」だが、中には「正論」で切り返し、多くの賛同を得た有名人もいた。お笑い芸人、ウーマンラッシュアワーの村本大輔は、ツイッターで被災地ライブの開催を提案したところ、ネットユーザーから「熊本地震が終息するまでは熊本と大分の仕事は控えなきゃダメ!」と指摘されたことに対し、「熊本以外の人が『不謹慎といい』 熊本の人は『きてきて』と言ってくれる。体感した。勘違いの代弁者ぶるやつは黙っとけ」と切り返した。
 この書き込みを見たユーザーからは「勘違いの代弁者じゃなく、ただ有名人を叩きたいだけなんですよね」「被災者ですが、なんでもかんでも自粛しなくてよいと思います。他の方は普通にいつも通りにしてくれた方がいいです」「自分だけの正義ふりかざすゴミですね。村本さんは熊本に日本に笑いを思う存分ふりまいてくださいな」と賛同する意見の方が多く寄せられている。(iRONNA編集部)

東日本大震災で何を学んだのか

出来ないことを見極めよ

バラエティ番組も麻雀も、自粛なんて必要ない

 サイバーエージェント×テレビ朝日で始まったばかりのネットTV放送局「AbemaTV」で予定されていた、「坊主麻雀」が放送延期になったことによって、出演予定だったホリエモンがお怒りの模様です。
 まぁ、仰る通りですね。限りある公共の電波枠を使用する地上波局はまた別の社会的使命があるとしても、マルチチャンネルのネット放送局においてはバラエティ番組に「枠」を使ったところで、災害報道が滞るなんてことはないワケで、何の為に自粛をするかといえば、結局、そこから予見される社会的批判を避ける為の保身でしかないんですよね。
ただ、いわゆる「良識のある人々」から批判を受けることを承知で申し上げますと、我が国では例えば競馬ですらこのような災害時に自粛する必要性がないどころか、寧ろ積極的にそこから上がった 収益を災害復興の為に拠出することが法律上定められております。以下、競馬法からの転載。

(収益の使途)

第二十三条の九  都道府県は、その行う競馬の収益をもつて、畜産の振興、社会福祉の増進、医療の普及、教育文化の発展、スポーツの振興及び災害の復旧のための施策を行うのに必要な経費の財源に充てるよう努めるものとする。

(注:下線は筆者)

 賭博業界に身を置く私がこのような「言い回し」をするのは本来は不本意ではあるのですが、この局面なのであえて申し上げれば、この国では公営の賭博事業、すなわち世間的には最も「不謹慎」批判を受けるであろう事業である競馬「すら」も、むしろこういう局面で積極的に事業を開催し、その収益を災害に振り向けるべきものとして法律で定められているワケです。であるのならば、なぜバラエティ番組の放送や、麻雀も含めて、民間が行う様々な事業活動の自粛を行う必要があるのでしょうか。
 ちなみに本日4月17日は、中央競馬において最も格式のあるレースの一つ、皐月賞の開催日です。当然ながら、中央競馬会はレースの自粛なんてすることなく、粛々とレースの開催準備を進めているワケで、何か文句を言ってくる人間が居たら「行政機関である中央競馬ですらギャンブルやってるんだぞ。何で民間が事業の自粛をする必要があるのか」って言ってやれば良い。
寧ろ、幸いにも被害を受けなかった人々はどんどん経済を廻して、稼いで、その分を被災地に向かって振り向けましょう。それが、地震大国たる我々日本が、過去の数々の災害を経験しながら学んだ教訓であったはずです。(木曽崇「カジノ合法化に関する100の質問」 2016年04月17日

もはや自粛ファッショ!?

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