関ジャニ∞がいまひとつ伸び悩む理由
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関ジャニ∞がいまひとつ伸び悩む理由

人気アイドルグループ「関ジャニ∞(エイト)」がいまひとつ伸び悩んでいるという。最近は彼らが出演するテレビ番組の視聴率やCDの売り上げを批判的に取り上げる週刊誌もちらほら。お笑いとアイドルの「融合」という新たなカテゴリーを生み出した彼らは、SMAPや嵐をしのぐ「国民的アイドル」になれるか。

人気アイドルグループ「関ジャニ∞(エイト)」がいまひとつ伸び悩んでいるという。最近は彼らが出演するテレビ番組の視聴率やCDの売り上げを批判的に取り上げる週刊誌もちらほら。お笑いとアイドルの「融合」という新たなカテゴリーを生み出した彼らは、SMAPや嵐をしのぐ「国民的アイドル」になれるか。

成果が出せないもどかしさ

嵐の背中が遠のいていく…

数字が獲れないジャニーズ?

SMAP騒動で見えたもの

ジャニーズWESTと対照的な関ジャニ∞

 関西発の「笑いもとれる」アイドルとして2004年にデビューした関ジャニ∞。多数のレギュラー番組を抱え、主演映画『エイトレンジャー』の大ヒットなど、飛ぶ鳥を落とす勢いをみせていたが、最近異変が起きているようだ。
 昨年3月、冠番組だった『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)が放送終了になり、同年5月にスタートした『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)も視聴率は3~5%を行き来(今年3月時点)、さらに『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)は、最低視聴率が4.7%(今年2月まで)と低迷している。
 CDの売り上げも伸び悩んでいる。昨年12月に発売された関ジャニ∞のシングル「侍唄(さむらいソング)」の初動売上は14.8万枚にとどまり、前作比で半分近く落ち込んだ。これに対し『日経エンタテインメント!」が1月号で発表したアーテイストトータルセールス年間売上トップ10では、嵐が137.7億円で1位、Kis-My-Ft2は48.1億円で4位にランクイン。関ジャニ∞は27.2億円で10位と、大きく水を空けられる結果となった。
 この一方で、2014年にデビューした関西出身の「ジャニーズWEST」が急成長。昼の情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では5年間レギュラーを務めた村上信五の降板後にジャニーズWESTの桐山照史と中間淳太がレギュラーに加わったほか、丸山隆平がラジオ番組『レコメン!』(文化放送)のパーソナリティーを3月に卒業したが、その後任に同じく中間と桐山が抜擢されるなど、対照的な状況になっており、関ジャニファンの心境も複雑だ。
 今後、国民的アイドルグループに成長し、SMAPや嵐に肩を並べることができるのか、それとも世代交代の波でこのまま後退してしまうのか、関ジャニの真価が問われている。(iRONNA編集部)

ジャニーズ成長の陰にこの人あり

関ジャニは「国民的アイドル」になる!

 今やバラエティー番組の人気MCとしても活躍する関ジャニ∞の村上信五さんに、一度インタビューでお会いしたことがある。
 月並みな表現だが、画面に映るイメージ通り、彼の受け答えには全く嫌味がない。それどころか、新聞記者にとってはおいしいエピソードや、自虐ネタを交えたリップサービスも忘れない気配りに、むしろこちらが「人気アイドルなのに大丈夫?」と恐縮してしまうほど、感じのいい好青年だった。
 テレビに映る彼の姿を見ていつも思うのは、共演者からいじられても、どんなに突っ込まれても、決して場の雰囲気を壊さず、軽妙なトークでかわすノリの良さ。人気アイドルというイメージとかけ離れた親しみやすさは、いったいどこから来るのだろうか。
 「今になって思えば、駆け出しのころは確かに『僕たちはアイドルやから』と背伸びしていたような気がします。でも最近は『アイドルやのに何やってねん!』って言われるのが楽しくて仕方がないんです。僕らはメンバー全員が関西出身やし、みんな笑いの経験値が高いというか、誰とでもすぐに打ち解けられるというか…。でもそれって、僕らの中にある笑いのDNAみたいなものがすごく関係していると思うんですよね」
(イラスト・不思議三十郎)
 言われてみれば、関ジャニは7人のメンバーが全員集まっても、それぞれがボケとツッコミを変幻自在に操り、テレビや舞台の上でまるで「集団漫才」を演じているかのような空間をつくり上げる。ともすれば、関ジャニの方が本職の「芸人」よりもおもしろいと思うことさえある。これはもう、アイドルの常識を破る「才能」というほかに表現のしようがない。
 彼らの個性を決定づける「笑いのDNA」は、確かに他のジャニーズアイドルとも一線を画している。とはいえ、四半世紀にわたりトップアイドルとして君臨するSMAPや嵐、TOKIO、V6といった先輩グループをも上回る笑いのセンスを持ちながら、関ジャニだけがいまひとつ伸び悩んでいるように映るのは筆者だけだろうか。
 解散騒動で揺れたSMAPは、グループとしてだけではなく、個々のメンバーがそれぞれドラマや舞台、バラエティー番組など活動の幅を広げ、成功を収めた。SMAPが「先駆者」となったグループの「バラ売り」モデルは、事務所の戦略として、関ジャニにも引き継がれてはいるが、メンバーの平均年齢もグループの結成時期もほぼ同じ嵐と比べると、勢いの差は歴然である。
 ハワイで華々しくデビューを飾った嵐とは異なり、関ジャニはどちらかと言えば「遅咲き」のアイドル。当然、事務所の売り出し方だって違うだろうし、評論家でもない筆者が単純に比較するのは無意味とも思う。なのに、40を超えたこんなオッサンでも彼らのことはなぜか応援したくなる。
 「僕らはほんま苦労しましたからね…」。そういえば4年前のインタビューの最後に、村上さんがこんな本音を吐露する瞬間があったのを思い出した。あのときは苦労話をじっくり聞く時間はなかったが、いま思えば、初対面の人間にも飾らず「素」をさらけ出すアイドルなんて他にいるのだろうか。
 今や国民的アイドルの地位を確立したSMAPだって、デビュー当初は苦労の連続だったと聞く。これは私見の極みだが、彼らにはぜひSMAPや嵐をしのぐ国民的アイドルになってほしい。いや、彼らなら近い将来、そう呼ばれる日がきっと来る。(iRONNA編集長、白岩賢太)
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