インチキか本物か、水素水ブームを読む
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インチキか本物か、水素水ブームを読む

いま「水素水」が空前のブームだという 。愛飲する著名人らがこぞって美容効果や健康効果をうたい、ブームに拍車がかかっている。でも、この手の話に懐疑的な人もきっと多いはず。結局のところ、水素水の効能はインチキなのか、本物なのか。水素水ブームの「真実」を読み解く。

いま「水素水」が空前のブームだという 。愛飲する著名人らがこぞって美容効果や健康効果をうたい、ブームに拍車がかかっている。でも、この手の話に懐疑的な人もきっと多いはず。結局のところ、水素水の効能はインチキなのか、本物なのか。水素水ブームの「真実」を読み解く。

水素ブームに便乗商法

懐疑的から確信に

水素水はアルカリイオン水と同じ

過熱する水素水論争

 水素水の効果をめぐり賛否が過熱している。そもそも水素水とは水素分子が溶解した水のことで、ミネラルウオーターの3倍近くの値段で販売されている商品もあるという。これらを紹介するインターネットサイトでは「がんが好転した」「ダイエットにいい」といった効果をうたったものが目立つが、その真偽は定かではない。
 この水素水論争がこれまで以上に盛り上がりをみせているのは、今年5月、産経ニュースに「美容、ダイエットと何かと話題の『水素水』 実はかつてブームを巻き起こした『あの水』と同じだった…」との記事が掲載されたためだ。
 「今話題の水素水の多くは、電解還元水のことで、かつてアルカリイオン水と呼ばれたもの」、「高濃度の水素といっているが、それでも水素濃度が低過ぎる。飲んだ水素は胃の中で消えてしまうだろう。仮に、水素が血流に乗って体の組織に到達したとして、それがどのような作用を発揮して疾病治療につながるかの説明がない」
 こうした水素水の効果に懐疑的な専門家らによる評価が盛り込まれていたため、水素水研究の第一人者ともいえる日本医科大の太田成男教授が反論を寄稿。産経ニュースはこの寄稿も掲載した。太田教授は寄稿の中で以下のように反論している。
 「H2は水に溶けないという人もいるが、1気圧下では、水1リットルに1.6mgのH2が溶けることがわかっている。H2はこの80分の1の濃度で細胞に抗酸化効果を発揮したり、遺伝子発現を制御したりすることがわかっている」
 「最初は培養細胞を用いて研究され、次に動物実験、小規模臨床試験と進み、現在は人を対象とした研究論文が20報程度報告されている。少人数でも統計的に有意な効果が示されているので、水素は大きな効果を発揮することが明らかにされている」
 いずれにしても、あらゆる研究に対立や批判はつきものであり、水素水論争についても例外ではない。最近ブームの健康食品の一つであり、効果は人それぞれかもしれない。論争が過熱しているいま、水素水について改めて考えてみたい。(iRONNA編集部)

「効果ある」は法律違反

ピンからキリまで玉石混交

水素水ブームに思うこと

 今朝のツイッターのトレンドに、「水素水ブーム」というのがあったから、そのまとめを読んでみたら、おもしろかった。(http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65861627.html)私はもちろん懐疑派である。
  あれは2、3年前からだろうか。周囲でも、時々、「水素水というのがあってね」と目を輝かせて語る人を目撃するようになった。私は、話を聞いていて、「へえそうですか」と否定も肯定もせず、スルーしていた。アルカリなんとかとか、プラズマなんとかとか、健康にいい、というブームが起こる度に、私は、「へえ、そうですか」と聞き流して、本気にしたこともないし、やったこともない。なぜそうなのかと、今朝考えてみた。
  ひとことで言えば、「生命は複雑である」ということにつきるのかもしれない。水素水にせよ、アルカリなんとかにせよ、プラズマなんとかにせよ、たとえ少々の効用があったとしても(ないケースが多いのだろうが)、それだけで、健康の問題が解決できるとはとても思えない。生命という複雑で非線形なシステムに作用する時に、水素水とか、アルカリなんとかとか、プラズマなんとかというパラメータ設定が有効であると、直感的に思えない。むしろ、走ったり、眠ったりする方がよほど適切だと私には思える。
  私の健康維持法は何か、と言えば、無理せず走る、ということにつきる。走ることの効用についてはすでに多くの研究があるが、その生体に対する作用は複雑かつ多様で、単一の効用で記述しきれるものではない。水素水とか、アルカリなんとかとか、プラズマなんとかが、走ったり、あるいは眠って十分な休息をとる、ということ以上に生体にいいとは、とても思えない。だから、そのような「健康商品」について、私は絶対零度くらい、冷淡である。
  繰り返し、健康商品ブームが訪れるのは、人々の心の中にそのようなものを求める強い傾向があるからだろう。私は、そんなことより歩いたり走ったりすることをオススメするが、どうも、楽して健康になりたいという需要が世の中にはあるようだ。そんなの無理だと思う。以上は、あくまでの「個人の感想」です。もしよろしければご参考までに。(茂木健一郎公式ブログ 2016.05.09

賛否渦巻く水素水

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