石田純一の出馬騒ぎは結局何だったのか
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石田純一の出馬騒ぎは結局何だったのか

4年後の五輪ホスト都市の「顔」を決める東京都知事選の投開票が目前に迫った。選挙戦は事実上の三つどもえとなり、都民の選択に注目が集まる。話題に事欠くことがなかった選挙戦でしたが、そういえば俳優の石田純一の出馬騒ぎも小ネタの一つになりましたね。あの人は結局、何がしたかったんでしょうか?

4年後の五輪ホスト都市の「顔」を決める東京都知事選の投開票が目前に迫った。選挙戦は事実上の三つどもえとなり、都民の選択に注目が集まる。話題に事欠くことがなかった選挙戦でしたが、そういえば俳優の石田純一の出馬騒ぎも小ネタの一つになりましたね。あの人は結局、何がしたかったんでしょうか?

バブル世代の根拠なき自信と情熱

欲しいのは抜群の知名度だけ

気にしているのは自分の見せ方だけ

沈黙を続ける石田純一

 「(芸能界に)未練はない」。俳優の石田純一氏が記者会見でこう語り、東京都知事選に出馬の意向を示したのは参院選が終盤を迎えた7月8日。参院選は与党の優勢が色濃くなっていただけに、知名度が群を抜いている石田氏に注目が集まり、野党共闘による「勝てる候補」の可能性が高い人物として盛り上がりをみせた。
記者会見で、野党統一候補を条件に出馬の意向を表明した俳優の石田純一氏。会見の場でも「素足に靴」を実践した ‖8日午後、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
記者会見で、野党統一候補を条件に出馬の
意向を表明した俳優の石田純一氏。会見の
場でも「素足に靴」を実践した=7月8日、
東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
 「五輪は前向きに明るく考えたいが、都民の生活を圧迫しないものにしなければならない。原発が動かなくても実際は経済活動が止まるということはなく、メタンハイドレードなど自然エネルギーを使って、世界を引っ張っていける東京にしたい」
 野党の統一候補としてなら出馬するという条件付きだったものの、こうした政治的な発言を重ね、意欲を見せていた。
 ところがわずか4日後の7月11日、再び記者会見を開いた石田氏は出馬断念を表明した。「退路を断って臨んだというと矛盾するところもありますが、自分の事情もあり…。新しい風を巻き起こせたかどうかはわかりませんが、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と態度を一転させた。
 これまでにも石田氏は、安全保障関連法案が参院特別委員会で採決されたことを受け、昨年9月に国会前で行われたデモで「戦争は文化ではありません」と演説。さらに12月には安保関連法の廃止を求め学生団体「SEALDs」などが主催した集会にスペシャルゲストとして参加しており政治的発言を繰り返してきた。
 政治的な発言をする芸能人は何も石田氏に始まったことではない。国民的女優の吉永小百合氏や俳優の菅原文太氏などはよく知られている。また、実際に政治家に転向したのは元都知事の青島幸男氏、元大阪府知事の横山ノック氏、参院議員の三原じゅん子氏や山本太郎氏のほか、今月の参院選で初当選した元SPEEDメンバーの今井絵理子氏など少なくない。
 iRONNAは今回騒動になった石田氏本人に、一度は見せたあの覚悟や決断の真相を確かめるべくインタビュー取材を申し込んだ。だが、石田氏の個人事務所の担当者から届いたのは「大変残念ですが、11日の不出馬会見をもちまして政治に関するお話は出来ない状況でございます。申し訳ございませんが、また別の機会がございましたら、是非お声掛け下さいませ」とのメール。石田氏が沈黙を破るのはいつの日か。(iRONNA編集部)

与党の圧力があったのか

知名度だけ気にしたご都合主義

干される危険も顧みず

何より雄弁に語るべきこと

 いろんな知名度のある人にオファーをしているが、東京都知事の立候補のポジションは、とてつもなく大変。自民党は舛添さんを推してしまったから、なんとか汚名を返上する候補者を擁立しなければならない。しかし、既存政党のしがらみのある首長には改革はなにも望めない。そこで野党の統一候補がいるかというと、いない。そこで、石田純一さんは考えた。石田純一さんの記者発表はすべて、参議院選挙投票へのオマージュだった。
 そう、そんな候補者がいないからだ。自らが野党から選ばれることは万が一にもない。しかし、政治の世界に、「まさか」という言葉はない。独自調査で、石田純一さんに勝ち目があれば一気に担ぎ出すのが政治の世界だ。
 これだけメディアを含めて、耳目を集めた都知事選挙は珍しい。そのおかげで、参議院選挙の話題は吹き飛んでしまった。舛添要一さんが、あと2週間でも早く、潔い決断をしていれば、7月10日の投票で東京都知事も一緒に決められたのだ。
 石田純一さんは、野党一致という言葉を使ったが、なぜ、野党が一致しないとダメな理由をもっと雄弁に語るべきだった。

「憲法というのは国民を縛るものではなく、権力者を縛る。それを(自民党の憲法改正草案は)国民を縛るように変えていっている。(中略)笑われ、バカにされ、生活も厳しくなるかもしれないが、立ち上がったほうがいいと思った」

http://lite-ra.com/2016/07/post-2400.html

 「都知事選挙」というイシューだから取材陣は集まる。もう少し、都知事選挙に野党のチカラがなぜ必要だったのかを解き明かしてほしかった。しかし、芸能人がここまでリスクを犯して、発言するのは覚悟がいることだ。「都知事になっても裸足ですか?」 このような質問しか、日本のメディアはあがってこない。(ITジャーナリスト・神田敏晶、2016.07.09

政治利用される芸能人

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