五輪はドーピングの闇と決別できるか
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五輪はドーピングの闇と決別できるか

栄光と偉業。4年に一度、スポーツの頂点を競う五輪は世界を魅了する。ただ、その輝かしい光景を瞬時に暗転させるのがドーピングである。ロシアによる国家ぐるみの隠ぺいが発覚し、競技よりも注目が集まるリオ五輪。スポーツは誰のためのものか。ドーピングの闇とオリンピズムの意義を考えたい。

栄光と偉業。4年に一度、スポーツの頂点を競う五輪は世界を魅了する。ただ、その輝かしい光景を瞬時に暗転させるのがドーピングである。ロシアによる国家ぐるみの隠ぺいが発覚し、競技よりも注目が集まるリオ五輪。スポーツは誰のためのものか。ドーピングの闇とオリンピズムの意義を考えたい。

本音と建前の探り合い

「地獄へようこそ」

莫大な報酬を得る選手

五輪は「儲かる大会」なのか

 ブラジル大統領の弾劾やブラジル各地での抗議運動、聖火リレーの妨害など、開幕を前にしてさまざまな混乱状況が伝えられている。ロシアのドーピング問題も残されたまま、今やオリンピックの話題は「無事に開催されるのか」という懸念の声に満たされていると言っても過言ではない。
 聖火リレーの妨害で思い起こされるのは2008年の北京大会である。当時は開催国中国における人権問題への対応に懸念が広がり、抗議の意思表示の場として聖火リレーが利用された。日本の長野をはじめ、世界の多くの都市で聖火は妨害にあった。一方で、今大会のように、聖火が国内で妨害にあい、批判にさらされるのは珍しい。財政破綻寸前と言われるリオデジャネイロ州の給料未払い問題や、交通機関の不足など、行政に対する不満が原因とされる。オリンピックどころではないだろう、という意思表示である。
 報道されるところによれば、州と市をあわせた国の公的負債額は120兆円を越え、FIFA・W杯の開催を加えた2つのメガイベントの開催が、国の行く末に深刻な影響を与えている。また、開会式などの経費削減に取り組んできた組織委員会も、すでに約124億円を越える赤字に陥っていると報道されている。このことはオリンピックが「儲かる大会」なのか、ということに対する一つの答えを示している。そして忘れてはならないのが、オリンピック開催後に生じる施設の維持費や、建設費による負債の高止まりなど、ネガティブな影響である。問題は、たった17日間のイベントに対して実にアンバランスな経費が費やされることを、国民や市民にどのように納得させられるのかにある。
リオ、コルコバードのキリスト像と
開・閉会式が行われるマラカナン
競技場(甘利慈撮影)
 リオが開催権を勝ち取った最大のアピールポイントは南米大陸初のオリンピック開催というものであった。リオの招致委員会が立候補のために作成した申請ファィルをみると、「新しい大陸、ユニークなグローバルイメージをもった都市での開催が新しい地平を切り開き、オリンピックに関心と熱狂を生み出す」とうたわれている。オリンピックの歴史にとっては重要な、16年開催を勝ち取ったこの論理も、開催地の住民にとってはさしたる重要性はない。彼らにとっては、オリンピックが何をもたらすのか、何を犠牲にして開催されるのかの方が切実な問題だからだ。
 リオ大会のスローガンは「Live your passion」(情熱と共に、と訳される)である。オリンピック後のインフラ、都市の景観がもつトポグラフィー、そして都市の自然な美しさを一体化させるとの思いが込められている。このような抽象的な文言が評価に値するものか、競技者の祭典の裏で進行する、別の側面を見極める必要があるだろう。
 1964年の東京大会では、日本中を駆けめぐった聖火ランナーが、今ひとつ盛り上がりに欠けたオリンピックを熱狂に変えていったとされる。4年後の聖火リレーが東京でどのように迎えられるのか、それは開催理念を含む4年間の準備にかかっている。(石坂友司・奈良女子大准教授「スポーツから読み解く現代社会」2016.8.4

亡命、急死…深まる疑念

最悪の状態で開幕

IOCも避ける本当の目的

もはやアマチュアの祭典ではない

 何を言っているんだか。IOCに魂とか良心とかあるわけないでしょう。ロシアが国家ぐるみでオリンピックでドーピング三昧していた。今度のオリンピックには参加させないぞ、ということらしいです。ドーピングぐらいで目くじら立てているのは幼稚なんじゃないのかね、と思うわけです。 IOCや各国のIOCの「子会社」が開催国の選定やら競技のルール変更で、賄賂とったり、売春接待受けているは今にはじまったことじゃないでしょう。
 こちらのカネまみれ、欲まみれの利権構造の方がよほど多いな問題じゃないですかね?どうせ金儲けの道具だし、体を壊しても勝ちたい連中ばかりなんだから薬物使用も無制限にして「人間の可能性」とやらを追求すればいいじゃないですか。実際骨粗しょう症になったり、骨折したり、生理が止まったりしても勝ちたい連中ばかりなんですから。
多くの観光客が集まるリオの
コパカバーナ海岸(甘利慈撮影)
 そもそもオリンピックというものはIOCなる民間の任意のヤクザな興行団体がやっているイベントに過ぎません。しかもアマチュアの競技会だったのが、だんだん国家の威張りを効かせて、国威発揚の場になってきたわけです。その嚆矢となったのはベルリン大会でしょう。ナチスの大宣伝大会。しかもこの時に始まったアテネからの聖火リレーなんて未だにやってます。アレだけナチがキライな欧州人もやめろとはいいません。不思議です。
 たかが怪しげな民間団体の怪しげな金儲けの三味線で国家が踊って膨大な税金を投入する。確かに前の東京大会のように、インフラ整備の起爆剤になれば利用することも是でしょう。ですが、今度の東京大会ではそれは期待できません。人口が減少し、国内マーケットが小さくなるのに、後で使い道ない、固定費用が延々かかる箱物をつくるわけです。そんなカネがあれば、地方の橋梁やら道路やらのインフラの維持の費用にあてるべきでしょう。今週の東洋経済の記事でも今の地方のインフラ全部は今後、全ては維持できないという記事がのっていますが、かなりのインフラを諦めないといけない。ところが不要不急な箱物を首都につくるわけです。どこにそんなカネがありますか。
 それに以前はアマチュアの祭典とか、行っていたのにプロばかり。アマチュアもプロ化しています。完全な金儲けです。であれば国家にたからず、IOCなりやりたい連中がてめえでカネを集めてやればいいだけのはなしです。しかもオリンピック目指して無理なトレーニングをして、けが人や病人を量産しています。そのくせ、スポーツの振興で健康の促進なんていう、たわ言をいいます。嘘も大概にして欲しいものです。
 健康の維持ならば、散歩とかヨガや太極拳でもやっていればいい。しかも我が国は政権が、メダル獲得のために役所を作り予算もつけたわけです。オリンピックでメダルとって国威発揚が必要なのは、国家にも国民にも自信がない、途上国とか独裁国家ぐらいなものです。で、オリンピックで金メダル集めて、どんなご利益があるんでしょうかね?日本人は優秀だとか、くだらない選民意識を鼓舞したいんでしょうか。安倍首相のオツムとメンタリティは金正恩と同じレベルです。
 今からでもいいから、東京オリンピックなんぞという怪しげな見世物に公費をつぎ込むのはやめるべきです。正直役人がキャバクラとか銀座で飲んで税金を浪費するとの大差ないでしょう。そんなカネがあるならば、待機児童解消やら奨学金とか、片親家庭対策とか、もっと将来のために使うべきです。やりたければIOCがテメエでカネを集めて開催すればいいんです。よく、国家の統治は「パンとサーカス」といいますが、本邦では将来のパンが怪しくなっているのに、サーカスなんぞにウツツ抜かしている余裕なんて無いでしょうよ。(清谷信一公式ブログ2016.07.25

華やかな五輪の影にあるもの

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