「国防軍」創設から読み解く安倍総理の下心
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「国防軍」創設から読み解く安倍総理の下心

自民党の憲法改正草案は、9条2項を削除し「国防軍」の創設を明記する。先の参院選では、憲政史上初めて改憲勢力が衆参3分の2を超え、憲法改正はいよいよ政治スケジュールに上る。安倍首相の悲願でありながら、いまだ多くを語ろうとしない首相の本音と下心やいかに。

自民党の憲法改正草案は、9条2項を削除し「国防軍」の創設を明記する。先の参院選では、憲政史上初めて改憲勢力が衆参3分の2を超え、憲法改正はいよいよ政治スケジュールに上る。安倍首相の悲願でありながら、いまだ多くを語ろうとしない首相の本音と下心やいかに。

バカバカしい言葉遊び

「護憲の祭り」はもう終わった

やれることは山ほどある

「自衛隊は武力集団」

 自衛隊出身者として有名なヒゲの隊長、佐藤さんのブログに自衛隊を国防軍にすべきであるという趣旨のブログがありました。「国防軍」を憲法に明記すべきその中に自衛隊を国防軍等と言わずに災害救助隊とすればいいという事に反論されています。私の元上司も同様のことをおっしゃていました。「自衛隊は武力集団である。我々の任務は国防だ。災害救助はもちろん一番最初に現場に入る。しかし落ち着いたら一番最初に出て行く。それは国防という最大の任務をないがしろにすることは絶対におこなってはいけないからだ」。また、この上司は『英霊』についてもよくお話しされていました。「国のため尊い命を捧げていただいた英霊に対し尊敬の念を常に持ち続けるべきだ」
8月7日午後、沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国公船。背後には漁船も見える(第11管区海上保安本部提供)
 自衛隊の人達に力を与えるとすぐに戦争をはじめる。96条改正や軍という名前に変えさせたいのは戦争をやりたいからだとおっしゃる方がいます。でも自衛隊単独で他国に攻め入る事は今の戦力では不可能ということは理解すべきです。ある国に責められた場合、米軍の力がなければ数日しか持たない事も。自衛隊は東日本大震災の働きでみなさんにやっと認められるようになりました。災害派遣、救助として訓練をしていたわけではありませんが、警察、消防に負けない働きをした事はみなさんお分かりだとお思います。
 その意味で3年前の私の一つの目的は達成されてきています自衛隊、防衛軍。名前として国際貢献をする際において中途半端な名前より、軍で統一されたほうがありがたいのは自衛隊時代を考えると事実です。ただ日本における今までの教育において軍という名前に抵抗が多い事も十分承知しています。やっと自衛隊の意義が認められたこの時期、軍という名前の必要性をいかに国民に納得していただけるように行動し続けるのかが、政治家の役割です。
 今の国防、自衛隊、米軍、国連の関係、軍人を信じるのか信じないのか、その監視は。そのような事をみなさんに理解させることができた時、はじめて、米軍やエジプト軍(今少し問題ですが)みたいに日本国民に認められる国防軍になれるのでしょう。名前だけではあまり意味がありません。(中村幸嗣公式ブログ 2013.07.20

中国を抑制できるのは「力」

自衛隊、支援の条件

「封じ込め」は自分でやれ

「国防軍」は自衛隊を変質させる

 集団的自衛権ならぬ国際的集団的攻撃権を正当化するための憲法改正ならばちょっと待ったー、と声を張り上げるところだが、事実上合憲の存在と国民の大多数が認めている自衛隊を憲法の明文の規定で確認する程度の憲法改正というか憲法の修文程度ならやって結構だろう、合憲だとみんな認めているものを合憲だと言って何が悪い、と開き直るところだ。
 自衛隊の存在を違憲だと主張される憲法学者の方々からすれば、これは憲法の改悪で絶対に認められない、憲法改悪反対!ということになりかねないが、自衛隊を合憲の存在だと見做してきた普通の人たちからすれば、ノープロブレム、ということになる。社民党や共産党の方々には到底受け容れらないことだろうが、私は自衛隊は合憲の存在だということをしっかりと憲法に規定したいと思っている。
 自衛隊を合憲の存在だと見做すことに対する異論が憲法学者を中心に学会や世論に根強くあるからこそ、国民的合意を獲得するために、あえて確認的に憲法の改正手続きで自衛隊を憲法の明文の規定に書き込もうという試みである。自衛隊の存在を憲法の明文の規定で認めてしまえば、そこで自衛隊が変質する、それこそ、そこから日本の憲法法制や憲法秩序が大きく変質することになることになって、自衛隊の存在が危険なものになってしまう、などという議論は出てくるだろうが、私の意見はあくまで自衛隊は今のままの自衛隊であって欲しい、自衛隊の変質までは想定しない、という議論である。
 中身が変わらないのであれば今のままでいいじゃないか、という議論もあるだろうが、私は出来るだけ国民の現実の理解に即したような表現がいいだろう、という考えである。自衛隊を国防軍だとか自衛軍と言い換えるようになってしまったのでは明らかに自衛隊は変質してしまうが、私はそういうことには反対である。見当もつかないような未知の世界に何の備えもなく足を踏み入れるようなことはしたくない、させたくない、というのが私の正直な思いである。
 自民党の現在の憲法改正草案には、日本の国を見当もつかない未知の世界に導いていくような要素が感じられるから、私は賛成できない。
極めて制限的だとは言っても、集団的自衛権ならぬ国際的集団的攻撃権を内閣による憲法解釈の変更で容認する方向に舵を切ってしまった自民党安倍内閣に対して、私が時々苦言を呈しているのも似たような理由からである。このもやもやしたところを、いつかは解消したい、いつかは解消してもらいたいと願っている。誰がやってくれるだろうか、いつやってくれるだろうか、と思っているが、今はまだその時ではなさそうである。少なくとも、今の自民党ではない。 (早川忠孝公式ブログ 2016.02.27

対立する国防軍の是非

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