どうなる? 総選挙後の日本の近未来
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どうなる? 総選挙後の日本の近未来

消費増税の先送りを表明し、ついに「伝家の宝刀」を抜いた安倍晋三首相。列島は師走の選挙モードに突入した。首相の決断はポピュリズムとの批判も根強いが、総選挙は今後の行方を左右する重大な審判でもある。選挙後の日本の近未来はどうなるのか。 

消費増税の先送りを表明し、ついに「伝家の宝刀」を抜いた安倍晋三首相。列島は師走の選挙モードに突入した。首相の決断はポピュリズムとの批判も根強いが、総選挙は今後の行方を左右する重大な審判でもある。選挙後の日本の近未来はどうなるのか。 

「解散表明」首相はなにを語ったか

解散で問われることとは

宮田一雄の視線

 衆議院が21日に解散し、世の中は選挙に向けて一気に走り出す。いや、もう何日も前からすでに走り出しているというべきか。なんで選挙なの?という疑問は依然、残るとしても、風は吹き始めたら止まらない。

 政治の門外漢の感想で恐縮だが、解散に至る最近の急展開におろおろしながらも、「ん? 似たようなことは最近もあったぞ」という印象を受けた。エボラ出血熱をめぐる国内の報道ぶりだ。日本国内で感染事例が報告されているわけではなく、病原ウイルスの感染経路やわが国の保健基盤を考えれば、国内で流行のレベルにまで感染が拡大することはありえないにもかかわらず、西アフリカからの入国者が発熱を訴え「念のために」(塩崎恭久厚労相)とエボラウイルスの感染の有無を調べる検査を行ったら、もうそれだけで報道陣が大挙して空港や入院先の病院や厚労省に押しかけ、現場からのレポートを行う。

 いったい何の現場なんだ。少しは立ち止まり、胸に手を当てて考えてみた方がいいのではないか。1987年に国内でエイズパニックと呼ばれる混乱が起きて以来、27年間にわたって感染症の流行と社会の対応を取材してきた(それしかしてこなかった)ロートル記者としては、そんな印象を持たざるを得ない。恐怖、不安、あるいは不信や疑心暗鬼。そうした理屈に合わない感情に対し、高度に情報化された21世紀の社会はどう対応できるのか。多少の無理は承知の上で、感染症報道を通して解散総選挙について考えてみたい。

吹き始めたら止まらない 風の行方

どうなる? 総選挙後の日本の近未来

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