清水富美加「出家騒動」を考えまする。
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清水富美加「出家騒動」を考えまする。

女優、清水富美加が突然、宗教団体「幸福の科学」に出家した騒動をめぐり、波紋が広がっている。「今日、出家しまする。」と記した暴露本は飛ぶように売れ、これがさらなる火付けになった感は否めない。芸能界を震撼させた宗教スキャンダル。iRONNAが総力特集でお届けする。

女優、清水富美加が突然、宗教団体「幸福の科学」に出家した騒動をめぐり、波紋が広がっている。「今日、出家しまする。」と記した暴露本は飛ぶように売れ、これがさらなる火付けになった感は否めない。芸能界を震撼させた宗教スキャンダル。iRONNAが総力特集でお届けする。

なぜ「覚悟」を求めたのか

オウムよりも「ゆるい」

霊言も暴露も飛び出した

宗教は医療を越えているのか

 巷で幸福の科学が話題です。実は総本山が宇都宮にありますが、今回の事務所(あの能年玲奈と同じ)、教団どちらの言い分が正しいということではなく、宗教と医療について書いてみたいと思います。
会見で経緯を説明する幸福の科学グループの広報担当と弁護士
=東京・東五反田、2017年2月12日
会見で経緯を説明する幸福の科学
グループの広報担当と弁護士=
2月12日、東京・東五反田
 「この2月には、医師による診断の結果、ドクターストップがかかり、現在は芸能活動を中断しています。しかし、心身ともに厳しい仕事が続き、演じることに大きな葛藤を抱え、体調を崩し始めた。親などの周囲に『死にたい』とこぼし、マネージャーに相談すると、『あまり言うと本当に死んじゃうじゃないかと思うので、もう言わないでほしい』などと言われ、真摯に対応してもらえなかった」
 自殺をほのめかす発言、そしてその言葉に対する事務所と教団の捉え方、何が正解かは正直わかりません。今ある間違いない事実は①清水さんが精神的に落ち込んでいた時期があった、②それに対し事務所はそこまでとは考えず普通?の対応をした、③教団はその対応が間違いと判断し、医師の診断書を持って出家させた。これ以外の仕事内容、給料などはどちらの言い分もあるでしょう。ただこの②と③の違いは精神的に落ち込んだ状態の時の医療対応、精神科領域における捉え方の違いと言っていいのかもしれません。
 医療、生活などで改善しない症状、人は宗教に助けを求めます。いや自分のことを本当に心配してくれていると思う人間に近づくのです。それを周りは洗脳という言葉を使います。いやこの宗教を考えるととんでもない授業を那須の高校でしているとのことですのでそう感じても不思議ではないのですが、彼女には自分を事務所から守ってくれる唯一のものになってしまったのでしょうか。
 宗教の自由、勤労の自由は守られるべきです。ただ会社の雇用契約など本当に今のブラック企業のようなものではなかったのか、少なくともこの精神状況を作るようなものはなかったのか。芸能社会についてさまざまな情報が今後出てきて、能年さんや清水さんのような方が出なくなることを期待します。その中で医療に何ができるのか。いろいろ注視していきたいと思います。(「中村ゆきつぐのブログ」2017.02.13

「ハイブリッド」な幸福の科学

世間の印象は「芸能プロ=悪」

芸能界は堅気の世界じゃない

水着姿の清水富美加さん=2010年
水着姿の清水富美加さん=2010年
 清水富美加さんが出家し、幸福の科学の布教活動に専念するそうです。幸福の科学の広告塔になるのでしょう。出家なんていう言葉が使われていますが、本来の「出家」とはほど遠いものです。
 もっとも、それまでの境遇ですが、一方的な主張とはいえ、所属事務所に搾取されているんだろうなということは想像がつきます。電通がブラック企業として叩かれていましたが、こうした芸能界こそ電通顔負けのブラックです。幸福の科学も所属事務所もどっちもどっちというレベルですので、どちらに非があるのかという議論には深入りしません。
 先日も芸能界を目指した女の子たちの被害報道がありました。断れない方が悪いなどという開き直りの誹謗中傷などは論外ですが、こうした堅気ではないブラックなやり方を社会が許容するのかどうかが問われています。今回の騒動の中心の清水さんは、水着の仕事など嫌なものまで事務所に入れられたと主張しています。これについて、芸能界の本音を語っている人がいました。

 井上公造氏(60)は事務所に所属後、「8年間、ずっと悩んでいた」という清水の主張について「ずっと悩んでいたなら、なぜ毎年毎年、契約を更新してきたんだろう」と疑問を呈し、「宗教活動をしながら、芸能活動をしている人もいっぱいいますから。なぜ、5月(の契約更新)まで(出家を)待てないのか」と続けた。
 さらに「水着などの仕事がいやで仕方なかったのに、事務所にそういう仕事を入れられた」という主張についても「年頃の女の子は水着いやがるものなのはわかるけど、いろんな仕事をくぐり抜けて、大きくなって、スターになっていくんだと思うんです」と井上氏は持論を展開。

 この井上公造氏の持論にははっきりと不快感があります。水着仕事をするとことで大きくなりスターになる? 本当に品がありません。裸になれ、と言っているのと同じレベルの品のなさです。芸能界でも女優が裸になるだけで一皮むけて大人になったみたいな表現で言われますが、要は手っ取り早くカネになるからというだけのものです。それを芸術だ、大人になったなどと持ち上げたりしていますが、そこにある発想は「カネ」と「性欲」だけです。これが芸能界だということでもありますが、その意味では、芸能界とはこういう世界だということの自覚も必要です。
 そういえばこの井上公造氏のような芸能レポーターの需要もなくジリ貧のようですが、もうこういった芸能界の論理もいずれ通用しなくなるということでもあります。
 芸能界に入りたいという青少年の夢を悪用した悪質な事務所もあります。芸能界とはどのような世界なのか、よくよく考えなければなりませんし、一部のスターがいるということは多くの埋もれた存在があるということ、そして結局はその他大勢の中の埋もれた存在になるということです。スターになれるなんていうのは幻想に過ぎません。(「弁護士猪野亨のブログ」2017.02.17

父娘に何があったのか

清水富美加「出家騒動」を考えまする。

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