「安倍チルドレン」はモンスターばかり?
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「安倍チルドレン」はモンスターばかり?

出るわ出るわの醜聞で「安倍チルドレン」の評判が今や駄々下がりである。秘書へのパワハラが週刊誌でスッパ抜かれた豊田真由子議員をはじめ、カネや不倫、失言といった問題行動が次から次へと明るみになり、身内からも追い詰められる安倍政権。「モンスター議員」は他にもいるのか。

出るわ出るわの醜聞で「安倍チルドレン」の評判が今や駄々下がりである。秘書へのパワハラが週刊誌でスッパ抜かれた豊田真由子議員をはじめ、カネや不倫、失言といった問題行動が次から次へと明るみになり、身内からも追い詰められる安倍政権。「モンスター議員」は他にもいるのか。

一人を吊るし上げても変わらない

「魔の2回生」だけが問題じゃない

あまりに低俗すぎる事件

議員を目指すキャリアは「挫折組」

政治家に絶対欠かせない「秘書」

 豊田真由子事務所はスタッフがとにかく罵詈(ばり)雑言を浴びて次から次へと居なくなり定着しないことで有名だそうです。
 過去に田中真紀子元外務大臣の事務所が、また噂では某政党の現三役(幹事長・政調会長など)の事務所もそうらしいですけれども、実は私も過去には秘書に「バカヤロー!」「ふざけんなー!」以上のことを言ったことは何度もあり、そういう意味で最近は“丸く”なりました。
 国会議員に関連して何かと話題になる「秘書」ですが、若手議員で少なくとも6〜7人、多ければ10人ぐらい居るのが通例です。
 内訳は国会事務所に3人前後、地元事務所が4〜5人、多ければもっと居て、人数の違いは選挙区が広大だったり行政単位が多いと行政ごとに秘書が担当するからです。公的には国会法により国費で雇える公設秘書が3人、それ以外が私設秘書となります。
 民間企業では、社長の日程管理や電話さばきをする秘書は1人から多くて3人ぐらいでしょうか。しかし国会議員の秘書は民間企業のいろいろな部門の人も全て「秘書」となります。
 民間企業には営業や経理・顧客管理・調査部門・お客さまセンターなどさまざまな職種がありますが、国会議員(事務所)の場合はこれらがみな「秘書」と呼ぶことになるわけです。
 議員秘書は政治活動で本当に大切です。私も秘書が居なかったら自分1人で活動はできません。その意味で今までも有名だったこの豊田真由子事務所はもう人が寄り付かなくなってしまうでしょう。(「中田宏公式ホームページ」2017.06.22

「このハゲーーっ!」

若手議員は劣化しているのか

早坂茂三の「金言」

 《井上靖の小説に『あすなろ物語』がある。明日は檜になろう。将来の栄光を求めて、艱難辛苦に堪え、営々と努力する。これがほんらい、男の生き方だ。男は明日に向けて励みがあると元気になる。
 ところが、世の中、何やら乱れに乱れて目標が探しにくくなった。意気盛んなのは女である。本質的に即物主義者、レアリストの女は、未来が見えなくても、いまが見えれば生きていける。女は強い。それはいいのだが、女は物事を統合し、強力に推進するのは得意じゃない》
田中角栄元首相(右)に寄り添って歩く秘書の早坂茂三氏。
左は小沢一郎氏=1979年10月30日、国会
 これは、田中角栄元首相の秘書だった故早坂茂三氏の自著『政治家は「悪党」に限る』(文藝春秋)の一節である。早坂氏と言えば、「今太閤」と呼ばれた田中角栄の側近として23年間も政務秘書を務め、「日本列島改造論」の名付け親としても知られる、わが国の政治史に名を残した政治家秘書の一人である。
 今や「パワハラ議員」の汚名を欲しいままにする自民党衆院議員、豊田真由子氏の醜聞を知り、筆者が駆け出し記者のころに読んだこの本をふと思い出した。二十数年ぶりに目を通してみたが、氏の金言は決して色あせてはいない。豊田議員をはじめ「安倍チルドレン」と呼ばれる二回生議員の相次ぐ不祥事や、それをことさら大げさに取り上げるマスコミの在り方について、今読んでも深く考えさせられる下りが多々ある。
 《今の日本の政治指導者を見れば、見てくれだけの品行方正、学術優秀、真面目、ちょっと見には格好がいい。しかし、度胸がなく、中身は空っぽ。場当たり主義。風の吹く方にあっち向き、こっち向きするだけで、およそ自分の信念、政策がない。政党人としての基盤もなければ、政策実現のプロセスにもズブの素人だ》
 言われてみれば、最近不祥事を起こした二回生議員はいずれも氏の指摘とぴったり合致する。むろん、「魔の二回生」に限った話ではないが、政権の足を引っ張るトンデモ議員たちはきっとこれに多く当てはまるのだろう。ただ、本著の中で早坂氏は政治家の質の低下を嘆くよりも、建前や偽善に乗っかって「小さな正義」を振りかざす日本のマスコミに対しても手厳しい。
 《日本のマスコミは成り上がってきた人や成功した人を見ると、彼あるいは彼女が、そこに至る道筋でどんなに多くの血の涙を流し、想像もできないほどの刻苦勉励を重ねてきたかを一切捨象して、やみくもに電子顕微鏡を百台も動員してアラ探しを始める。これは不思議な情熱としか言いようがない。そして、この国では今、マスコミが第一権力になってしまった》
 筆者自身、メディアにかかわる一人として、氏のダメ出しは頭の痛いところだが、田中角栄という不世出の政治家を間近で見た人間だからこそ、その批判は説得力に満ち溢れ、胸に突き刺さる。
 《人間、本当はクソもションベンもするのに、それは間違いなんだといったキレイ事を常にのたまって、まるで神様のような顔をする。私から言わせれば、世間知らずの子供が口にする幼稚な論理でしかない》
 昨今、メディアにネタを振りまく安倍チルドレンの素行は、それが例え政治家としての資質を疑うものであったとしても、上っ面だけを報じてイメージを作り上げるマスコミにだって非があるのではないか。氏がもしご健在だったら、きっとチクリと刺していたに違いない。(iRONNA編集長、白岩賢太)
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