若者は政治に何を望んでいるのか

若者は政治に何を望んでいるのか

「若者と政治」。私たちの世代の政治観は、他の世代の方々にまで届いていない気がする―。そんな疑問を抱くのは、iRONNA特別編集長の山本みずき。今の若者は政治に何を望んでいるのか。投開票を明日に控えた衆院選を前に、改めて「若者と政治」というテーマを考えたい。

総選挙を明日に控えて

 「若者と政治」――私たち世代の政治観は、他の世代の方々にまで届いていない気がする。年配の方とお話すると「KAZUYAくん」の名前をよく耳にするが、むしろ私たちの世代でKAZUYA氏を知る者は少ない。都知事選でみたネットと現実社会の乖離が、今回問題視した点である「若者の政治観の認識」においても同様に起こっているのだろう。2014年11月21日に衆議院が解散して以来、政治家が私たちの不満や問題意識にも目を向けてくれるよう、若い世代のリアルな声を社会に届ける術はないかと考えた。

 私は19歳であり、未だ選挙権は持っていない。さらに、未成年者(年齢満20歳未満の者)は、選挙運動をすることができない(公職選挙法第137条の2)。選挙運動とは、「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」である。

 選挙権は付与されず、選挙運動も認められていない立場ではあるが、それでも私は、周囲の選挙権を持っている友人たちの声が国政に届くよう、またより意義のある選挙を実現して欲しい思いから、「若者は政治に何を望んでいるのか」と題して本企画を監修した。

 高い意識を持ちながら政治と関わってきた22歳の斎木陽平氏からは、民主主義の意義を大いに語っていただいた。末尾にある動画は、東大・上智・早稲田・慶應の学生たちの討論企画である。独特な切り口で人気を誇る著述家の古谷経衡氏の進行により、彼女ら彼らの社会に対する率直な主張が伝わる内容だ。

 第47回衆議院議員総選挙を明日に控えた公開となったが、各世代の皆様に、若い世代の社会に対する切実な想いを知る場にしていただければ本望である。(山本みずき)

山本みずきが直撃

  • それでも、若者の政治参加って必要ですか?

    それでも、若者の政治参加って必要ですか?

    山本みずきさんが慶大の先輩、AO義塾塾長の斎木陽平氏に「若者と政治」について直撃。政治関心や政治教育まで民主主義の意義を大いに語り合った。

若者の充足と焦燥

  • デフレ世代からみる解散決意の違和感

    デフレ世代からみる解散決意の違和感

    安倍首相の解散表明会見は“デフレあたりまえ世代”の28歳には腑に落ちなかった。若者と政治をつなぐべく奔走する筆者は今回の選挙をどう見ているのか。

現実的な政治関心って?…特別討論会

若者は本当に関心がないのか

 公益財団法人「明るい選挙推進協会」が昨年の参院選後に有権者に行ったアンケートによると、20歳代後半の投票率は35.41%。20歳代前半は31.18%とさらに低く、50歳代後半(63.18%)の半分以下だった。

 参院選の関心度についても「非常に関心あり」と答えた20歳代は11.2%で、政治関心度でも「あまりない」「全くない」を合わせると半数近くに上った(40.4%)。

 東北大学の吉田浩教授は若年世代(20歳から49歳まで)の投票率低下が若者の損失につながるとの仮説を立て、試算をしたところ1%の投票率低下で年間13万5千円の損になるという。

古谷経衡が斬る

  • 「若者の政治離れ」のウソ

    「若者の政治離れ」のウソ

    2月の東京都知事選でも昨年の参議院でも中・高年と比べ明らかに低かった若年層の投票率。このことを踏まえて、「若者の政治離れ」とか、「若者の政治意識の希薄化」が叫ばれて久しい。まずこの前提が本当なのかどうか、疑ってみよう。

若者は政治に何を望んでいるのか

若者は政治に何を望んでいると思いますか?

  • 136

    景気の浮揚

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    生活の向上

  • 23

    政治の安定

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