どうするニッポンの針路 新政権に問う

どうするニッポンの針路 新政権に問う

事実上の安倍政権への信任投票となった第47回衆院選は、自民党が絶対安定多数を維持、圧勝した。「一強多弱」の構図はより強まり、安倍晋三首相の政権運営はこれまで以上に日本の針路を左右する。ニッポンはどこへ向かうのか。新政権に問う。

熱狂なき選挙に想う

 「熱狂なき選挙であり、熱狂なき圧勝だった」。自民、公明両党の圧勝で幕を閉じた第47回衆院選。自民党の小泉進次郎氏が当選後のインタビューで述べた言葉は、まさに今回の選挙を象徴した。
 「有権者は冷静に聴いていた。これから自民党にできないことがあった場合、すべて自民党の責任であり、言い訳はできない」
 神妙な面持ちで言葉を慎重に選ぶ小泉氏に、安堵や余裕といった感情はみられない。まるで安倍政権がこれから進む道が「いばらの道」であるかのように、終始厳しい表情を浮かべていたのが印象に残った。
 アベノミクスの是非を問うた安倍晋三首相のリーダーシップを国民は支持した。過去最低の投票率だったとはいえ、「一強多弱」の構図は、安倍首相の政権運営により大きな力を与え、今後は政治の安定が期待できる。半面、政治の「強権」は道を誤れば、国民を路頭に迷わす危険もはらむ。
 「2年間の政権の信任を得たと思っている。慢心せず、国民に丁寧に説明しながら政策を進めたい」。安倍首相もまた、言葉を慎重に選びながら記者の質問に答えた。
 今後、日本経済の好循環をどうもたらすのか。少子高齢化が進むわが国の社会保障政策は本当に維持できるのか。「国難」とも言うべきニッポンの山積した課題に立ち向かうのは容易ではない。国民の期待を一身に背負う安倍首相のさらなるリーダーシップが、日本再生の正しい針路であることを切に願う。
(iRONNA編集長 白岩賢太)

予想通りの圧勝

  • もはや出来ない言い訳は通らない

    もはや出来ない言い訳は通らない

    自公与党の圧勝である。だが、そこに「歴史的」と形容するような高揚感はない。野党や一部のメディアが言うように解散に「大義がなかった」と言いたいのではない。国民の信任を通じて得られた政治的エネルギーをどのように使うのかが、気がかりなのである。

逃げ切り世代と若者

  • 社会の分断を深めない政治を

    社会の分断を深めない政治を

    この十数年、日本社会はふたつの意味で分断されてきたと指摘する田中秀臣氏。新政権に求めることは、まず「社会を分断する」ものであってはならない、ことだという。

「振り子」4度目振れず

大きく揺れ動く振り子のように政界の勢力図が一変する「振り子現象」。過去3回の衆院選で繰り返されてきた現象は、14日投開票の衆院選で自民が勝利し、ストップした。自民党に大きな失政のないまま突入した今回の衆院選。選挙協力を完全にできなかった野党に対し、自民が堅調な戦いを見せ、振り子が揺れ動くことはなかった。「296→308→294」。この数字は、平成17年と21年、24年の衆院選で、第1党が獲得した議席数を示している。野党間の候補者調整が十分ではなかったことも自民に有利に働き、振り子現象に歯止めをかけた。「政界」勢力図一変する“振り子現象”(産経新聞 2014.12.14)

捲土重来

  • 野党であるために何ができるのか?

    野党であるために何ができるのか?

    この時点で国民から評価されたのは安倍政権であることを真摯に受け止め、与党は自信を持って国民のためになるであろう政策の実現と推進を、野党は敗因を見つめて必要な再編を行って国民の請託を受けられるような体制作りに邁進しなければなりません。

医療崩壊の危機

  • 政治的にはタフでも医療崩壊の危機に立ち向かえ

    政治的にはタフでも医療崩壊の危機に立ち向かえ

    安倍政権の医療に対する基本的な姿勢を、認識しなければならない。医療費抑制は必要だが、それだけでは医療システムは破綻してしまう。医療崩壊を防ぐには、循環する資金を増やさねばならない。そのための具体策が、混合診療の解禁である。

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安倍政権の長期化は望ましいと思いますか?

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