私が投稿したコンテンツが、出身民族だけの理由による差別が主目的でないことは、日本語を解する日本人が見れば必ず分かるはずである。もし、AIに判定させていたのなら、そのAIはまだまだ語学能力が低いといえよう。

 結局、私がユーチューブで配信していた『竹田恒泰チャンネル』は、この政治キャンペーンによりアカウントごと停止されたままである。しかし、以前から別に運用していたアカウントがあったため、直ちに『竹田恒泰チャンネル2』を立ち上げて、毎週の放送を継続することができ、事なきを得た。

 また、『竹田恒泰チャンネル』は平成24年11月1日にニコニコ動画で第一回の放送をして以来、毎週放送を続けてきた。後に平成26年4月にFreshとユーチューブでも同時配信するようになり、現在に至る。

 そのため、ユーチューブのアカウントが停止されても、それはいくつもある放送チャンネルの一つが止まるにすぎないため、大勢に影響はなかった。

 それどころか、ユーチューブのアカウントが停止された日の夜の放送では、私のチャンネルと攻撃していた何千人もの反竹田勢力が一斉にチャンネルを妨害しようと、生放送に乱入してきた。

 放送前から2000人以上の人が「Bad」ボタンを押していたが、まだ番組が始まっていないのに、どうやって「Bad」と評価したのか疑問である。普段「Bad」ボタン自体、ほとんど押されたことがないため、この政治キャンペーンに参加した反竹田勢力は少なくとも数千人はいることが明確になった。

 ところが、この日の放送は、反竹田勢力が一斉に流入した結果、平成24年から300回以上放送したなかで、歴代で最も多い視聴者数になり、大いに盛り上がった。

 しかも、番組を見ているうちに、面白くなって番組のファンになってしまった人も多かったようである。「こいつ意外と面白いなぁ」「なんだ、まともなこと言ってるじゃないか」「番組粉砕するつもりでしたがチャンネル会員になります」といった書き込みも相次ぎ、その日は有料のチャンネル会員登録数もかつてない数に及んだ。「ミイラ取りがミイラに」なるとはまさにこのことであろう。
(iStock)
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 これだけ会員制交流サイト(SNS)が発達した世の中にあっては、たとえそれが匿名の投稿であっても、正しい言論は必ず評価されるものである。言論の世界で通用しない者たちが、匿名で「言論テロ」を実行したというのが、今回の「ユーチューブアカウント停止祭り」だったのではあるまいか。

 その意味において、この政治キャンペーンの参加者たちは、戦わずして負けていることを、自ら曝(さら)け出したに等しい。「ペンは剣よりも強し」とは言論の力を語った言葉である。日本において、暴力で世の中が動かす時代は幕末の戊辰(ぼしん)戦争で終わった。今の日本は、正しい言論が世の中を動かす、理性ある社会を目指していかなければならない。私たちはこのような姑息(こそく)なテロリズムには屈しない。