2018年07月17日 14:34 公開

米アマゾンが有料会員向けに行うセール「プライムデー」で、16日の開始後にシステム障害でウェブサイトへのアクセスができない状況が、米国などで発生している。

「プライムデー」は、アマゾンが年間に実施するセールの中で最も大規模なイベントの一つ。ウェブサイトを開くと「申し訳ありません。当社側で何か問題が発生しています」という表示が出ると、多くの利用者が指摘している。

各サイトのシステム障害に関する情報を収集するダウンディテクター・ドット・コムによると、米国で午後3時に「プライムデー」が開始されてから間もなく障害が起きたという。

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アマゾン社はツイッターで、障害の解決に取り組んでいると述べた。「一部の顧客の買物に問題が生じていますが、問題を早急に解決するため取り組んでいます。多くの人の買物はうまくいっています。米国では、プライムデー開始後1時間で顧客からの注文品数は昨年の開始後1時間を上回りました。これから特売が何十万も出てきますし、プライムデーはあと34時間以上続きます」。

https://twitter.com/amazon/status/1018963427392348160

報道によると、問題はデスクトップ・パソコンと携帯端末の両方で起きている。一部の人はウェブサイトが開けず、アマゾンがエラーメッセージと共に出す犬の写真が表示された。また一部の人は特定の商品のページにアクセスできなかった。

一部の利用者はチェックアウト時にエラーメッセージが出た。「タイムセール」や「プライムデーセール会場へ」の表示が消えたという報告もあった。

多くの利用者は、ツイッターへの投稿で不満をぶちまけた。

「おいおい、プライムデーが始まってすぐアマゾンのサイトがクラッシュしたんじゃないの?」

https://twitter.com/rejoicinrebecca/status/1018933986264010752

「やってくれたねアマゾン。一日中待って、プライムデー・セールがやっと始まったかと思ったら文字通り1分でクラッシュした。アプリでもパソコンでも開けない」(太字部分は原文では全て大文字で強調)

https://twitter.com/DeanaD11/status/1018938056160653312

「アマゾン、まじで? プライムデー開始してすぐクラッシュする? 3つの違う端末や、接続(ISP)で試したけど、どれもだめだった」

https://twitter.com/Shadowman1212/status/1018937924518273024

ダウンディテクター・ドット・コムによると、問題が生じているのは米国が主だが、欧州やアフリカ、南米、ロシア、アジア、オーストラリアでも同様の報告がされている。

このほか、動画ストリーミングやAI(人工知能)アシスタント「アレクサ」でも一部障害が報告されている。

アマゾンは2015年に「プライムデー」を開始。昨年は、年末に実施されるセール「サイバーマンデー」に次ぐ売り上げがあった。

36時間に及ぶ「プライムデー」は今年も売り上げ記録を塗り替える見通しで、業界アナリストらはアマゾンの売上高は少なくとも34億ドル(約3820億円)に達する可能性があるとみている。

しかし一部では、今回の問題のために当初期待されていたような売上高には到達しないかもしれないとの指摘が出ている。

調査会社グローバルデータでリテール分野を担当するニール・サウンダース氏は米CNBCに対し、「プライムデーの特売は決められた時間の中で提供されるので、買物をしようとしていた人たちには非常に大きなフラストレーションを与える可能性があり、障害は特に問題になる」と語った。

(英語記事 Amazon faces web issues around the world on Prime Day