2018年07月18日 10:38 公開

過去1年で最も稼いだ俳優は、米国のジョージ・クルーニー氏(57)だった。米フォーブス誌が毎年発表している最も稼ぐ著名人ランキング「セレブリティ100」で明らかになった。

友人たちと立ち上げたテキーラ企業の売却が貢献し、2017年6月1日からの12カ月に税引き前で2億3900万ドル(約268億円)の収入を得たとフォーブスは推定している。高額所得の著名人として、クルーニー氏はプロボクサーのフロイド・メイウェザー選手に続く2位に着けた。

タレントのカイリー・ジェナー氏が1億6650万ドルで3位となり、女性トップになった。

フォーブスは先に、ソーシャルメディアで人気になったジェナー氏が、間もなく「自力で資産を作った最年少ビリオネア(保有資産額10億ドル以上の富豪)」になると指摘していた。

トップ10にはU2やコールドプレイ、エド・シーランといったミュージシャンが名を連ねたほか、サッカーのリオネル・メッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手も食い込んだ。

フォーブスの「セレブリティ100」は、世界中の「カメラの前にいる」著名人について、2017年6月1日から2018年6月1日までの税引き前のい推定年収をランキング付けしている。

トップ100組のうち女性は15組と、昨年から1組減っている。一方、100組全体の年収は63億ドルと、昨年から22%増加した。

また、年収1億ドル超えの著名人は11人で、過去2年間を合わせた人数の倍以上となった。

トップ10は以下の通り。

1. フロイド・メイウェザー- 2億8500万ドル

「マネー」という異名を持つメイウェザー選手は、過去1年に2億8500万ドルを稼ぎ、今年20回目となる「セレブリティ100」でトップを飾った。

2017年8月のコナー・マクレガー選手との対戦で5億5000万ドルを獲得し、うち2億7500万ドルを自分の収入にした。

メイウェザー選手がこのランキングで1位となったのは、2015年以来2度目。


2. ジョージ・クルーニー - 2億3900万ドル

クルーニー氏の巨額所得は、テキーラ企業「カーサミーゴス」を10億ドルで世界的な飲料企業ディアジオに売ったことによる。

「カーサミーゴス」は2013年、クルーニー氏が友人のランディ・ガーバー氏、マイル・メルドマン氏と共同で立ち上げた。


3. カイリー・ジェー- 1億6650万ドル

カーダシアン姉妹で一番若いジェンナー氏は、化粧品ブランドの立ち上げによって3位に食い込んだ。

カダーシアン家のリアリティー番組と、ソーシャルメディアのフォロワー1億1000万人も収入に貢献した。フォーブスは、ジェンナー氏は姉のキム・カーダシアン・ウェスト氏(9億ドル)の3倍近くを稼ぎ、自力で資産を作った最年少ビリオネアへの道を歩んでいると説明した。

20歳のジェンナー氏は昨年初めてランキング入り。59位から3位へ大きく飛躍した。


4. ジュディ・シェインドリン - 1億4700万ドル

冠番組「ジュディ判事」で知られるジュディ・シェインドリン氏が4位に着けた。「ジュディ判事」は22シリーズを数え、1日に平均1000万人が視聴している。

シェインドリン氏は2017年にこの番組の権利を1億ドルで売却しており、今回のランキング入りにつながった。


5. ドウェイン・ジョンソン - 1億2400万ドル

レスリング選手から俳優に転向したドウェイン・ジョンソン氏(46)は「ザ・ロック」の異名を持つ。

ジョンソン氏の年収の大部分は本業の俳優業によるもので、俳優としての収入は過去20年間の「セレブリティ100」の歴史の中で最高額となった。


6. U2 - 1億1800万ドル

アイルランドのロックバンドU2は、2017年の世界ツアー「ジョシュア・ツリー」による収入で大きく順位を上げた。

人気バンドの地位を固めるきっかけになったアルバム「ジョシュア・ツリー」の発表30周年を記念したツアーには、観客270万人が詰めかけ、昨年1年のあらゆるアーティストのツアーとして最高収益だった。


7. コールドプレイ - 1億1550万ドル

英国出身者ではコールドプレイが最高位の7位に入った。コールドプレイは5大陸を股にかけた2年がかりの「ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームス」ツアーで、5億ドルの収益をあげた。

ミュージシャンのコンサートツアーの収益としては、U2の「360」ツアーとザ・ローリング・ストーンズの「ア・ビッガー・バン」ツアーに続く歴代3位につけている。


8. リオネル・メッシ -1億1100万ドル

2017年11月、サッカーのリオネル・メッシ選手はFCバルセロナとの契約延長に合意した。年俸とボーナスは合わせて8000万ドル超となり、世界で最高年俸のサッカー選手となった。

アディダスとの生涯契約や、ゲータレードやペプシ、華為技術などとのスポンサー契約も含めれば、メッシ選手は相当な額を手にしていることになる。

2020年には、中国・南京にメッシ選手を題材にしたテーマパークがオープンする予定だ。


9. エド・シーラン -1億1000万ドル

シーラン氏(27)は9位で、ソロ・ミュージシャンとしては首位になった。

2017年には世界で最もストリーミング配信されたミュージシャンとなった。アルバム「÷」は昨年最も売れたアルバムとして、世界中で31億回再生された。音楽ストリーミングサービス「スポティファイ」では、シーラン氏の「シェイプ・オブ・ユー」が総合再生回数で1位になった。


10. クリスティアーノ・ロナウド - 1億800万ドル

サッカー・ワールドカップ(W杯)で繰り返し得点しているロナウド選手は、サッカー界の年間最優秀選手に贈られる国際サッカー連盟(FIFA)のバロンドールを、昨年12月に獲得。5回目の受賞だった。

9年間のレアル・マドリード在籍中にも高額年俸を得ていたが、7月に9920万ユーロ(130億8000万ドル)でイタリアのユベントスとに移籍した。

ロナウド選手はナイキと生涯契約を結んでおり、10億ドル超と報じられている。


「とてつもない」金額はソーシャルメディアが鍵

高額年収の著名人に今年ランク入りした大勢は、ソーシャルメディアでの強力な存在感を生かして、一気に順位を上げた。

フォーブスのザック・グリーンバーグ・メディア・エンターテインメント担当上級編集長はBBCニュースの取材で、「今年のエンターテインメント界で最も話題になっているのはカイリー・ジェナー氏とドウェイン・ジョンソン氏。2人とも、大量のフォロワー数をとてつもない額の収入に変えた」と話した。

「ジェナー氏は新しいビジネスを立ち上げ、ジョンソン氏は次から次へと出演映画を見るよう、フォロワーを映画館に呼び込んだ。おかげで2人の資産価値は非常に魅力的だ」

「2人ともソーシャルメディアでのフォロワー数は世界のトップ10に入っている。その2人がセレブリティ100で5位以内に入っているのは偶然ではない」

同様に、キム・カーダシアン・ウェスト氏も昨年の47位から30位へと躍進したが、これは2017年6月に立ち上げた化粧品ブランドKKWビューティーによるところが大きい。

グリーンバーグ氏は、「ソーシャルメディアは大きな役割を果たしているが、それが全てでは決してない。ジョージ・クルーニー氏はほとんどソーシャルメディアを使ってないが、2位に入っている」と付け足した。

(英語記事 George Clooney highest paid actor ever