2018年07月24日 9:20 公開

北朝鮮が、北西部・東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル発射施設「西海(ソヘ)衛星発射場」を解体し始めたと見える様子が明らかになった。米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」が23日、衛星写真からの分析を発表した。事実ならば、6月の米朝首脳会談で合意した非核化の約束実現に着手した可能性がある。

エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社が22日に撮影した衛星写真では、発射台が完全に解体され、燃料と酸化剤の倉庫が部分的に解体されているほか、レールに載ったシェルターが解体・撤去されている様子が見えると、「38ノース」は解説している。

発表に先駆けて23日、ドナルド・トランプ米大統領はツイッターで、北朝鮮関係の進展に「とても喜んでいる」と書いた。大統領は、「9カ月の間、北朝鮮はロケットを発射していない。同じように、核実験もない。日本は喜んでいる。アジア全体が喜んでいる。なのにフェイクニュースは、僕に一度も聞きもしないで(いつも匿名ソースばかりだ)、進展が遅いから僕が怒っていると書いたりする。違う! すごく喜んでいる!」とツイートした。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1021380986452545537

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6月12日にシンガポールで開かれた歴史的な米朝首脳会談の後、トランプ大統領は北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がミサイル実験場の解体を約束したと発表したが、具体的にどの実験場かは言明しなかった。

北朝鮮は、西海はあくまでも衛星発射場だと主張してきたが、米政府は弾道ミサイルの発射実験だと疑っていた。

米朝会談で両首脳は、「朝鮮半島の完全非核化」に向けて努力すると共同声明に署名した。ただし、合意内容については、具体性を欠いているとの批判が相次いでいた。

北朝鮮は昨年9月までに合計6回、核実験を繰り返した。

(英語記事 N Korea 'begins dismantling' rocket launch site