2018年07月30日 9:09 公開

インドネシアの人気リゾート地、ロンボク島で29日午前7時(日本時間同8時)前、マグニチュード(M)6.4の地震があった。国家防災庁によると、少なくとも14人が死亡し、160人以上が負傷した。死亡した中には観光客も含まれている。

インドネシア当局によると、住宅数千戸が被害を受けた。リンジャニ山で山歩きをしていたマレーシア人観光客が死亡した。

バリ島から約40キロ東にあるロンボク島は、美しい砂浜やハイキング・ルートが観光客に人気。

米地質調査所(USGS)によると、震源はロンボク島北部のマタラムから北東50キロ。本震の後は60回以上の余震が続いている。これまでで最大の余震はM5.7に達した。

国家防災庁のストポ・プルウォ・ヌグロホ報道官は、死傷者の多くは、コンクリートのかたまりなど落下物に当たり被害にあったと話した。

報道官は、「今は非難と救助が主な課題だ。一部の負傷者については、医療機関で治療がまだ続いている」と述べた。

報道官はさらに、崩壊した建物やがれきが散らばる道路の写真をツイッターに投稿した。

https://twitter.com/Sutopo_PN/status/1023357416094613505


外務省の市民保護担当、ラル・ムハマド・イクバル氏はBBCインドネシア語に対して、「とても強い揺れだった(中略)観光客はパニックして怯えてホテルから逃げ出していた」と話した。

BBCマラティー語の記者、ビナヤク・ガイクワド氏は地震発生当時、ロンボクから7キロ離れたギリトラワンガン島にいた。「強い揺れで、ホテルのプールが波立ったのに気づいた。自分も含め数人がホテルから外に走って出ると、30分くらいして最初の強い余震があった。地元の人たちは、建物の多くが木と竹でできているから心配していたが、誰よりも観光客が怯えていた」と話した。

現地に住む1人はAFP通信に対して、「とても強い地震だった(中略)家にいた全員がパニックして、みんな走って外に出た。近所の人たちもみんな外に走り出て、いきなり停電した」と話した。

トレッキングの名所として人気のリンジャニ山国立公園は、地滑りのため、敷地内を立ち入り禁止にした。

ハイキングをしていたハイルル・アジさんはマレーシアの英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズに対して、「たくさんの道路が寸断されている」ため、複数のハイキング客がリンジャニ山周辺を出られずにいると話した。

「状況は混乱していて、マレーシアから来ているほかの登山客とまだ連絡がとれずにいる」

インドネシアは環太平洋火山帯に位置する地震多発地帯。2016年12月にスマトラ島北東沖で起きたM6.5の地震では、100人以上が死亡し、4万人以上が家を失った。

(英語記事 Indonesia earthquake: 14 dead on tourist island of Lombok