2018年08月10日 13:07 公開

ドナルド・トランプ米大統領の妻、メラニア夫人の両親が9日、米国市民となった。ニューヨークの宣誓式で正式に市民となったと、2人の弁護士が明らかにした。

スロベニア生まれのアマリヤ・クナウスさんとビクトル・クナウスさんは、メラニア夫人がスポンサーとなって永住権(グリーンカード)を取得し、米国で生活していた。

移民制度や移民に対する強硬姿勢を批判されているトランプ大統領は過去に、外国人が1人米国で暮らすようになると、その家族が次々と移民してくる「連鎖」移民を批判していた。在住資格は家族のつながりより個人の専門的能力を優先すべきだと主張する大統領は昨年11月にも、「連鎖移民は即刻中止を! 入国したら家族全員を連れてくる人間がいるが、中には本当に凶悪な人間がいることもある。認められない!」とツイートしていた(太文字は原文では大文字強調)。

https://twitter.com/realdonaldtrump/status/925860866767163393?lang=en


メラニア夫人が米国市民になったのは、2006年。モデルとして働いていた2001年に、「傑出した才能」の持主に与えられる通称「アインシュタイン・ビザ」を認められ、入国した。

米国の移民法では、グリーンカード取得から5年たたないと、市民権取得の申請ができない。

米市民権・移民局のウエブサイトによると、ニューヨーク州で市民権取得を申請した場合、手続きに平均11~21カ月かかり、在住期間や資格審査など様々な条件を満たさないと認められない。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、クナウス夫妻を担当するマイケル・ワイルズ弁護士は、宣誓式会場の外で報道陣に対して、最低5年の在住期間は満たしたと答えたが、それ以外の詳細については答えなかった。

ワイルズ弁護士は、移民が家族を呼び寄せて定住するやり方は「この国の移民手続きの根幹だ」と述べた。夫妻が通常手続きで市民権を認められたのかとの質問には、「おそらく」と答えた。

ビクトル・クナウスさんはスロベニア・セブニツァで自動車を販売していた。妻アマリヤさんは繊維工場で働いていた。2人とも70代になる。

義理の息子にあたるトランプ大統領はかねてから、米国の移民関連法を「世界で一番馬鹿な移民の法律」としばしば非難してきた。

(英語記事 Melania Trump's Slovenian parents become US citizens