2018年08月14日 12:52 公開

韓国と北朝鮮は13日、南北軍事境界線上の板門店で南北高官協議を開き、南北首脳会談を9月に北朝鮮の平壌で行うことで合意した。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する。実現すれば、10年以上ぶりの韓国大統領による訪朝となる。韓国と北朝鮮は最近、文化面やスポーツ面での交流を活発化させていた。

文大統領と金委員長の会談は、今年で3度目となる。

韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)統一外交安保特別補佐官によると、韓国は、非核化に向けて着実な手続きを踏むよう北朝鮮の説得を試みるという。

「我々の政府は、仲介役を果たそうとしている」と文補佐官は述べた。

金委員長が新年の演説で、核ミサイル実験の中断を約束して以降、韓国と北朝鮮は関係改善を進めてきた。

この関係改善は、6月の金氏とドナルド・トランプ米大統領による米朝首脳会談の実現と、朝鮮半島非核化への合意を後押しした。

しかし、非核化に向けた急速な進展はまだ見られていない。

北朝鮮は、非核化への要求がギャングのようだと米政府を非難している。また、米国が主導する制裁へ「無批判に服従」し加わっているとして韓国も批判した。

文大統領の訪朝はいつ

南北高官協議の終了後に発表された首脳会談だが、具体的な日程は示されなかった。

北朝鮮の代表団責任者を務めた李善権(リ・ソングォン)祖国統一委員会委員長は報道陣に対し、報道陣がこのまま推測を続ければ面白いと述べた。

4月と5月にあった過去2回の南北首脳会談は、軍事境界線上の板門店が開催場所だった。

米国の動向は

マイク・ポンペオ米国務長官が早ければ来週にも平壌を訪れると考えていると、文補佐官は述べた。

「北朝鮮と米国は何らかの譲歩を生み出せると考えている」と文補佐官は話した。

「ポンペオ長官が北朝鮮側と何か妥協策をまとめられるよう、我々は期待している。また、非核化に向けた着実な行動をある程度実施しなくては、北朝鮮の立場を米国に認めさせるのはとても難しくなるとも、我々は北朝鮮に伝えている」

今月初めには、国連安全保障理事会が委託した報告書が、北朝鮮は核開発とミサイル開発を停止せず、結果として国連制裁決議に違反していると指摘した。

報告書はさらに、北朝鮮が、洋上で船を横付けし、荷物を違法に船から船に積み替える「瀬取り」方法による石油製品の取引を「大幅に増加」させたほか、海外への武器販売も試みていたとしている。

(英語記事 Korea talks: Moon to visit Pyongyang in September