2018年08月22日 12:40 公開

2016年の米大統領選でトランプ陣営の選挙対策本部長を一時期務め、脱税や銀行詐欺罪に問われているポール・マナフォート被告(69)の裁判で、バージニア州連邦地裁の陪審は21日、起訴された18の罪状のうち8つについて有罪の表決を下した。

一方、10の容疑については表決に至らず、判事は審理無効を宣言した。

大統領選でのトランプ陣営とロシアとの共謀疑惑をめぐるロバート・ムラー特別検察官による捜査をきっかけにした、初めての刑事裁判だったが、起訴された罪状は全てロシアとの共謀疑惑とは関連がない。

ドナルド・トランプ大統領はマナフォート被告への有罪表決について、大統領選後の「魔女狩り」の一環だと述べた。トランプ氏は21日夜、ウェストバージニア州で開かれた支持者集会に到着した際に記者団に対し、「とても悲しい出来事だ」と語り、表決は「ロシアとの共謀疑惑と全く関係がない」と付け加えた。

21日には、トランプ氏の顧問弁護士だったマイケル・コーエン被告がニューヨークの裁判所で、トランプ氏の愛人だったとされる女性への口止め料を支払ったことに関連し、選挙資金法違反などの罪を認めている

トランプ大統領はマナフォート被告の裁判が進められるなか、主要な側近の一人だった同被告から距離を置いていた。

陪審による審理が4日目に入り、判事は検察に対し、表決に至らなかった罪状について今月29日までに再審を求めるかどうか判断するよう指示した。

マナフォート被告のケビン・ダウニング弁護士は、同被告が表決を「残念に思っている」とし、「現時点での全ての選択肢を検討している」と語った。

量刑言い渡しの日程はまだ設定されていない。

(英語記事 Trump ex-campaign chief Manafort guilty of multiple fraud charges