竹元正美(元東宮侍従、国際文化教育協会理事長)

 昨年9月3日、宮内庁は、「眞子内親王殿下には、小室圭氏と御婚約が御内定になりました」と発表しました。そして、秋篠宮同妃両殿下は、天皇陛下のご裁可をいただき、婚約が内定した旨、および、二人の意思を喜んで尊重したとのご感想を表明されました。

 眞子さまと小室圭さんは、ご婚約内定について記者会見をされました。私もテレビで拝見し、とてもさわやかな印象を受けました。多くの皆さんも同様の印象を受けたものと思います。

 また同日、宮内庁長官は、「小室圭氏は、眞子内親王殿下のご結婚のお相手としてふさわしい、誠に立派な方であり、本日お二方のご婚約がご内定になりましたことは、私どもにとりましても喜びに堪えないところでございます」と発言しました。

 眞子さまは、国内外においてさまざまなご公務を熱心にされております。とりわけ、私がかつて大使として赴任しておりました中米のホンジュラスを訪問されるなど、国際親善の実をあげてこられました。私はご婚約内定の祝意を表明するため、翌日の4日、秋篠宮邸に記帳に伺いました。

 秋篠宮さまがご結婚される以前に、私は東宮侍従としてお仕えしました。日本人のブラジル移住80周年記念式典ご臨席のため、当時の礼宮さまがブラジルを訪問された際にお供いたしました。

 また、私がタイに赴任した後、宮さまがタイを訪問されました。タイの空港にお迎えに行ったとき、宮さまは「タイは暖かくてよいですね」とおっしゃいました。今年の日本の夏は暑くて大変でしたが、タイはもっと暑い国です。少々暑くても、暖かいと思えば暑さをしのげるものだと思うようになったことを覚えています。
日本人の移住110周年を記念する式典に出席し、あいさつされる秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さま=2018年7月21日、ブラジル・サンパウロ(共同)
日本人の移住110周年を記念する式典に出席し、あいさつされる秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さま=2018年7月21日、ブラジル・サンパウロ(共同)
 昨年11月22日、ご結婚に関する儀式、行事の予定が宮内庁より発表されました。納采の儀が本年3月4日、ご結婚式が本年11月4日と予定されました。私はその日を心待ちにしていたものです。

 ところが、当初予定された納采の儀の約1カ月前、本年2月7日に宮内庁は、ご結婚関係儀式等は後日に延期することになり、再来年になる見込みと発表しました。

 そして、眞子さまと小室さんのお気持ちが紹介されました。その中で、お二人は結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、十分な準備を行う時間的余裕がないことを認識したので、再来年に延期して、必要な準備を行うのが適切であると判断したと述べております。

 本年8月に小室さんは、国際弁護士の資格を取得するため、米国フォーダム大学ロースクールでの留学生活をスタートしたと承知しております。この留学については、ご結婚後の生活についての準備の一環と捉える向きもあります。