2018年09月20日 12:52 公開

ニック・トリグル健康担当編集委員

ヨーグルトというと健康的な食べ物と思われがちだが、実は多くの場合、砂糖が豊富に含まれている。そのため消費者は、健康的なものを食べていると勘違いしない方がいい、と科学者は警告している。

英国のスーパーマーケットで売られている900点近いヨーグルト製品を調査した結果、ヨーグルトには砂糖が豊富に含まれているという結論となった。

英リーズ大学主導の調査によると、砂糖の含有量が特に高いものの中には、オーガニック・ヨーグルトも含まれていた。100グラムあたりの糖分が、コーラ飲料より多いものもあった。

低糖と呼べるのは、ナチュラル・ヨーグルトとギリシャ・ヨーグルトだけだった。

論文は、英医師学会誌「BMJオープン」に掲載された。英政府の保健当局は現在、消費者の砂糖摂取を減らすよう食品メーカーに働きかけており、この調査は政府の取り組みが始まって間もなく開始された。

英イングランド公衆衛生局(PHE)は、ヨーグルト製品についても改善を求めている。

最も砂糖が多かったのは予想通り、ヨーグルト・デザートという分類の製品で、100グラム当たりの砂糖量は平均16.4グラムだった。

この分類には、チョコレート・ムースやカスタード・プリンなど、ヨーグルトが含まれていない食品も入っていた。

次に砂糖が多かったのはオーガニック・ヨーグルトで、一般的なもので100グラム当たり13.1グラムだった。

子ども向けヨーグルトには多くの場合、100グラム当たり角砂糖2個分以上に当たる10.8グラムの砂糖が含まれていた。

比較すると、一般的なコーラ飲料には100グラムあたり、9グラムの砂糖が含まれる。

英国の国民医療保険制度、国民保健サービス(NHS)が推奨する1日当たりの砂糖の摂取量は、4〜6歳の子どもで19グラム(角砂糖5個)以下、7〜10歳は1日24グラム以下としている。

低糖と分類されるには、100グラム当たり5グラム以下でなくてはならない。

今回調べたヨーグルトのうち、この基準値を下回ったのはわずか9%しかなかった。

今回の実地調査は2016年末に実施された。それ以降、ヨーグルトによる砂糖摂取を減らす取り組みが前進している。

今年5月に発表された報告書によると、政府が働きかけた取り組みの1年目でヨーグルト製品に含まれる砂糖は6%減っていた。目標値の5%減を達成した品目は、ヨーグルトのみだった。

PHEの主任栄養士アリソン・テッドストーン博士はこの成果について、「前向きな対応」が実施された証拠だと評価する。

調査を主導したバーナデット・ムーア博士は、「削減分を考慮に入れたとしても、ほとんどのヨーグルトがまだ糖分が低いとは言えない」と指摘している。

「ヨーグルトにどれだけ砂糖が入っているかを知ったら、親も含めみんなが驚くと思う。ナチュラル・ヨーグルトを買って、自分で果物を混ぜるのをお勧めする」



ヨーグルトに入っている砂糖の量は(100グラムあたり)

デザート・ヨーグルト―16.4グラム

オーガニック・ヨーグルト―13.1グラム

味付きヨーグルト―12グラム

フルーツ・ヨーグルト―11.9グラム

子ども向けヨーグルト―10.8グラム

乳製品以外のヨーグルト―9.2グラム

ヨーグルト飲料―9.1グラム

ナチュラル・ヨーグルトとギリシャ・ヨーグルト―5グラム


(英語記事 Yoghurts (even organic ones) 'full of sugar'