2018年09月24日 16:40 公開

独高級車大手ポルシェは23日、ディーゼルエンジンを搭載した乗用車の生産をやめ、ガソリン車や電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)に注力すると発表した。

親会社のフォルクスワーゲン(VW)が2015年に起こした排ガス不正問題を受けたもの。

ドイツでは汚染削減のため、複数の都市で一定の年式以前のディーゼル車の乗り入れが禁止されている。

ポルシェのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は、「ディーゼルを悪者扱いするつもりはない」と述べた。

「ディーゼルは重要な推進技術であり、これからもそうあり続けるだろう」と同CEOは説明した。

「しかしスポーツカー・メーカーにとって、ディーゼルは常に二次的な役割を果たしてきた。その上で、我々はディーゼルなしの未来に進む結論に至った」

「スポーツ・ドライビングの世界にはガソリンエンジンがより適している」

なお、現在同社のディーゼル車を保有しているオーナーは引き続きサービスが受けられるという。

ポルシェは自前のエンジンを生産せず、同じくVW傘下の高級車アウディのものを使う傾向にある。

しかしブルーム氏は「それでもなお、ポルシェのイメージは損なわれた」と指摘した。

「ディーゼル危機で、我々は多くのやっかいごとに巻き込まれた」

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ドイツの検察当局は今年初め、VWが2007~2015年に1000万台以上の乗用車に排ガス制御システムにソフトウエア不正装置を搭載して販売したとして、同社に10億ユーロ(約1300億円、当時)の罰金を課した。

VWはすでに罰金の支払いや賠償金、米国での買い戻しのために300億ドル(約3兆4000億円)を計上している。

ポルシェは数億ユーロを投じて高級EVを開発していると伝えられている。

1898年に創業者フェルディナント・ポルシェ氏が設計した自動車は電気式だった。このモデルは数年前、ガレージから発見された。

同社初となるディーゼル車は10年前に販売を開始したばかりだった。

(英語記事 Porsche to stop making diesel cars