2018年10月04日 12:24 公開

ポルトガル代表のサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド氏(33)の強姦疑惑をめぐり、2009年にレイプされたと訴えている元教師キャスリン・マイヨーガ氏(34)の弁護士は3日、マイヨーガ氏はセクハラ被害者を支援する「#MeToo(私も)」運動に触発されて主張を公にしたと述べた。

レズリー・ストーバル弁護士は3日に記者会見し、「MeToo運動と、立ち上がって性的暴行被害を公表した女性たちに、キャスリンはたくさんの勇気をもらっている」と述べた。

ロナウド氏は、米ラスベガスのホテルで性的暴行を受けたとするマイヨーガ氏の主張を「断固として」否定するとしている。

イタリアのサッカーリーグ、セリエAのユベントスに所属するロナウド氏は3日、ストーバル弁護士の会見前に声明を発表。性的暴行について「はっきりとした」判断力を持って、「あらゆる全ての調査を」冷静に見守ると述べた。

イヨーガ氏の弁護士による説明

マイヨーガ氏は記者会見に同席しなかった。ストーバル弁護士は、メディアの監視から逃れるため、マイヨーガ氏がラスベガスから離れたと述べた。

ストーバル弁護士は報道陣に対し、「マイヨーガ氏はメディアの取材に応じず、公の場にも姿を現さないことを決めた。精神状態が理由だ。人前に立つのはマイヨーガ氏にとって心地よいことではない」と述べた。

マイヨーガ氏は訴状で、ラスベガスのカジノホテル「パームズ」内のナイトクラブ「レイン」でロナウド氏と会い、同ホテル最上階でロナウド氏に強姦されたと主張している。

10年近く前のこの性的暴行以来、マイヨーガ氏は深刻な鬱に苦しみ、自殺も考えたとストーバル弁護士は話した。

弁護士はさらに、精神科医がマイヨーガ氏を心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断したとも明かした。

弁護士によると、ロナウド氏には20日以内にマイヨーガ氏の訴状に回答するよう求めた。発生当時の警察調書や医師の診断書を含め、関連書類の公表も検討しているという。

ロナウド氏の反応

独週刊誌デア・シュピーゲルが最初に報じた性的暴行疑惑について、ロナウド氏は「フェイクニュース」だと否定している。

同氏は3日、ツイッターで声明を発表。「私への告発を断固として否定する。レイプは憎むべき犯罪で、私という存在と私が信じる全てに反するものだ。全力で汚名をそそぐ。私を利用して自分を売り込もうとする人間によって作り出されたメディアの見世物に餌をまくのは拒否する」、「私ははっきりとした判断力を持ち、あらゆる全ての調査結果を静かに見守る」と書いた。

https://twitter.com/Cristiano/status/1047490574687907841

https://twitter.com/Cristiano/status/1047490701137784832

マイヨーガ氏は性的暴行を受けたとされる直後、ラスベガス警察に被害届を出したとデア・シュピーゲルは伝えている。

しかし報道によると、性的暴行疑惑の翌年2010年、マイヨーガ氏は暴行について決して公にしないことを条件にロナウド氏と裁判外で和解し、マイヨーガ氏には37万5000ドルが支払われたという。

マイヨーガ氏の弁護士団は現在、この秘密保持契約を無効にするよう求めている。

ラスベガス警察は2日、2009年6月当時にマイヨーガ氏の申し立てを捜査したと認めた。ただ同警察は、この件について容疑者は浮上しなかったと付け加えた。

「当時、被害届は受理されたが、被害者は問題が発生した場所や容疑者の詳細について捜査員に情報を提供しなかった」と同警察は声明で発表した。

さらに声明は、「この件の捜査を2018年9月に再開した。捜査陣は提供情報を追っている」とした。

ロナウド氏の弁護士は9月、性的暴行疑惑を報じたデア・シュピーゲル誌に訴訟を起こすつもりだと明かしている。

(英語記事 Cristiano Ronaldo rape allegation: Accuser 'got courage from #MeToo'