2018年10月18日 11:59 公開

ドイツ政府は17日、ブルガリア人記者ビクトリア・マリノワさん(30)を殺害した疑いの男を、ブルガリアに強制送還した。

マリノワさんは10月6日、ブルガリアの地元ルセの公園でジョギングしていたところを襲われ、強姦され、暴行され、窒息により死亡した。

ドイツ警察は9日、ハンブルクに近いシュターデで、ブルガリア人セベリン・クラシミロフ容疑者(21)を逮捕し、17日にブルガリアへ送還した。

ブルガリアのムラデン・マリノフ内相は、クラシミロフ容疑者のDNAが、現場から採取されたものと一致したと話した。

ブルガリアの検察は、マリノワ記者の仕事と事件の関連を示す証拠は得られていないと話している。

マリノワ記者は最近、欧州連合(EU)予算と政財界の有力者が関わるとされる詐欺事件について、調査報道記者2人が話し合うテレビ番組を司会していた。

今年に入りEU域内で殺害された著名記者は、マリノワ記者で3人になる。

NGO国境なき記者団(RSF)が毎年発表する「報道の自由度ランキング」で、ブルガリアは180カ国中111位と位置づけられ、EU加盟国の中では最低。

(英語記事 Viktoria Marinova: Suspect in journalist murder extradited