「非のある人を正義の名の下に攻撃する」というのは、彼らにとって、正義を執行することで社会のためであり、自らも快楽が感じられるという一石二鳥だったりするわけです。

 というわけで、そんな彼らは、ネットで「非のある人」を探してたりするので、ネット上で不謹慎なことだったりを見つけては攻撃する「不謹慎狩り」と呼ばれるようなことが起きたりします。

 世の中にはもっと面白い娯楽や、エンターテインメントがいっぱいあったりします。異性と楽しい時間を過ごすとかでもいいですけど。ただ、そういったことには、コミュニケーション能力やお金が必要だったりします。でも、そういったお金や能力のない人でも「楽しめる娯楽」が他者を責めることだったりするわけですね。

 金融広報中央委員会が2017年に、日本全国の20歳以上で、2人以上で暮らしている8000世帯に調査をした結果、銀行や証券会社の口座を持ってない人たちと口座はあるけど、残高が0円という「金融資産ゼロ世帯」が全体の31・2%もいることが分かりました。ちなみに収入がないという世帯が9・9%です。10世帯のうち1世帯は無収入だったりもするわけです。

 収入や財産がある人は別のもっと楽しい趣味にお金を使えるわけですけど、そうじゃない人が世の中にいる限りはこういった「不謹慎狩り」のような行為は続くんじゃないかと思います。
※画像は本文と関係ありません(GettyImages)
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 昔は、インターネットはそれなりに高い金額のパソコンを買った人が、プロバイダーと電話代を払ってインターネットにつないでいたりしたのですが、今やインターネットは無料の娯楽なので、お金のない人ほどインターネットが趣味ってことになっているようです。

 ということで、「不謹慎狩り」の解決策は景気が良くなって、みんながそれなりに余暇にお金が使えるようになることが対策になるはずなんですけど、来年は消費税が増税らしいので、他者を責める人がますます増えるんだろうなぁ、と思います。