2018年11月02日 16:49 公開

サッカー豪Aリーグのセントラルコースト・マリナーズは2日、ウサイン・ボルト選手とプロ契約を交わさなかったと発表した。ジャマイカ人のボルト選手は夏季五輪で通算8度の優勝経験を持つ陸上短距離のスターで、「世界最速の男」の異名をとる。

ボルト選手は8月、「無期限の練習期間」を送るつもりだと、セントラルコーストに加入した

同選手はセントラルコーストの選手として初出場した親善試合で2得点を挙げたものの、公式戦の開始後は出場がなかった。

セントラルコーストは2日、ボルト選手を所属させ続ける「商業的な解決策」を確保する努力が実らなかったと発表した。

チームは先月、ボルト選手との契約について、「サッカー」と「商業」の2領域に分割した契約書の草案を作成したと発表した。しかし、契約がまとまるかは「第三者」の資金提供次第としていた。

チームによると、「複数の有望なパートナー候補」と話し合いが持たれたものの、合意に至ることはできなかったという。

同チームのオーナー、マイク・チャールズウォース氏は、8週間の練習生期間は成功だったとし、ボルト選手に感謝した。

「ボルト選手はとても良くチームに溶け込んだし、サッカー選手として素晴らしい成長をみせた」とチャールズウォース氏は語った。

陸上短距離の男子100メートルと200メートルで世界記録を打ち立てたボルト選手は、プロのサッカー選手になることが「夢」だと話していた。

ボルト選手は2017年、陸上競技から引退。これまでにサッカーチームの独ボルシア・ドルトムント、南アフリカのマメロディ・サンダウンズ、ノルウェーのストロムスゴセットで練習に参加してきた。

ボルト選手は2日、「ここで過ごした間、とても歓迎されていると感じていた。セントラルコースト・マリナーズのオーナー、マネジメント陣、スタッフ、選手、そしてファンに感謝したい」とコメントを発表した。

(英語記事 Usain Bolt leaves Australia's Central Coast Mariners football club