2018年11月05日 11:11 公開

詩集「悪の華」などで知られる19世紀フランスの詩人シャルル・ボードレールが自殺する意志をつづった手紙が4日、競売にかけられ、23万4000ユーロ(約3000万円)で落札された。

1845年6月30日に書かれたこの手紙は、恋人のジャンヌ・ドゥバル宛てのもの。当時24歳だったボードレールはこの日に自殺を図ったが、一命を取り留めた。

フランスの競売サイト「Osenat」によると、手紙を落札したのは個人で、予想価格の3倍の値が付いたという。

ボードレールは手紙の中でドゥバルに、「あなたがこの手紙を受け取る頃には私は死んでいるだろう」とつづった。

「これ以上生きられない、眠った後に再び目が覚めることにもう耐えられないので、命を絶つ」

遺産を浪費して経済難に陥っていたボードレールは胸を刺して自殺を図ったが、命に別状はなかった。

ボードレールはその後46歳まで生き、詩集「悪の華」で名声を確立した。

ボードレールの作品は後世のフランスの詩人に大きな影響を与えた。1867年に梅毒で死亡した。

(英語記事 Baudelaire suicide letter sold at auction