2018年11月07日 12:08 公開

今回の米中間選挙は記録的な数の期日前投票を記録した上、11月6日当日の投票率は過去50年間で最高になるのではとみられている。多くの投票所では、若年層の投票が例年になく目立った。では、投票した人たちは何を重視していたのか。米CBSニュースの出口調査から、BBCのアンソニー・ザーカー記者がまとめた。

出口調査によると、投票した65%が、ドナルド・トランプ米大統領は重要な要素だと答えた。その内、39%がトランプ氏に反対だと答え、26%が支持していると答えた。大統領は選挙戦終盤、精力的に全米各地を回り、民主党を攻撃し、共和党候補への支持を呼びかけた。

中間選挙は政権2年目の審判となり得るだけに、従来の大統領はあまり目立った選挙運動をしなかったが、トランプ氏は自分が候補になっていないこの選挙でも自分を主役に据えることに成功したようだ。

全体として、トランプ氏の現在の支持率は約44%。先例にならうなら、そのレベルの支持率に留まる大統領の政権与党は、中間選挙で苦戦するのが通例となっている。

CBS出口調査で特に目を引くのが、今回の有権者の43%が、最も重要な課題は医療保険だと答えたことかもしれない。民主党は医療問題を重視した選挙戦を展開し、共和党が昨年、医療保険制度改革法(オバマケア)を廃止しようとしたことを激しく非難した。

一方で、トランプ氏が選挙終盤でさかんに強調した不法移民問題について、最重要だと答えた人は23%しかいなかった。普通なら有権者にとって最も重要な経済の状態を、今回も最重要だと答えた人は、21%にとどまったという。

両党がそれぞれ強調してきたテーマが、最終的にどう票に結びついたかが注目される。

さらに出口調査では、80%が女性候補の当選が重要だと答えた。今回の選挙で民主党の女性候補は約200人なのに対し、共和党は59人にとどまっている。

CBS以外の出口調査も同様の結果を示している。開票が進むなか、最終的な結果はまだ不透明だが、全国的な傾向は民主党に有利と言えるかもしれない。

(英語記事 Key takeaways from election results so far