2018年11月30日 13:36 公開

米ジョージア州の女性が、車内にあった古い綿菓子を警察が覚せい剤と間違えたため、不当に逮捕・勾留されたと提訴した。

原告ダシャ・フィンチャーさん(41)は、2016年12月31日に車を運転中、ジョージア州モンロー郡の警官に停車させられたところ、その場での簡易薬物検査で車内にあった古い水色の綿菓子を覚せい剤だと判定され、薬物所持と密売の疑いで逮捕・訴追された。

フィンチャーさんは保釈金100万ドルが払えなかったため、翌年の4月4日まで勾留された。州の科学捜査研究所の検査によって3月22日の時点で、綿菓子に覚せい剤は含まれていないことが確認され、不起訴で釈放された。

訴えによると、フィンチャーさんはこうして逮捕・勾留されたことによって、双子の孫息子の誕生など家族にとって重要な出来事に参加することができなかった。また、流産した娘の世話もできなかったという。

さらに、無罪にも関わらず逮捕歴がいまだに記録として残っていると訴え、自分を逮捕した警官2人と、現場で使われた薬物検査の製造会社サーチーに損害賠償を求めている。

モンロー郡関係者や検査会社サーチーは、取材に回答していない。

米調査報道団体プロパブリカの2016年調査によると、道端で手軽にできる安価な薬物検査は「日常的に間違った陽性結果を出す」ため、米国で数万人が誤認逮捕されている。

米紙ワシントン・ポストがまとめた一覧では、こうした道端での薬物検査によって、クッキーやミント、消臭剤や紅茶などが誤って麻薬と判定されている。

(英語記事 Georgia woman jailed as 'cops mistake candy floss for meth'