2018年12月31日 15:21 公開

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は韓国への異例の親書で、2019年に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と「頻繁」に会談し、非核化を協議したいと伝えたという。韓国大統領府が30日、親書を受け取ったと明らかにした。

韓国大統領府の報道官によると、金委員長は南北両国の平和を追求したいと述べ、「半島の非核化の問題を一緒に解決したい」と伝えてきたという。

親書で金委員長はさらに、2018年にソウルを訪問できなかったことが「とても残念」だと書いた。今年9月に文大統領が平壌を訪れた後、ソウル訪問の意向を示していた。

<関連記事>

文大統領は平壌でマスゲームに出席した際、両国が朝鮮戦争以前のように「1つになる」べきだと演説していた。

韓国大統領府は、金委員長の親書がどのように届けられたか明らかにしなかったが、温かな内容で、金氏は「今後の状況を注視しつつ、ソウル訪問の強い意思」を書き伝えてきたという。

韓国と北朝鮮は国際法上は戦争状態にあるが、金委員長による今年1月の「新年の辞」を機に、お互いの融和姿勢が具体的な緊張緩和策の積み重ねにつながっている。

金委員長は今年6月に史上初の米朝首脳会談に臨んだものの、米朝の関係改善は停滞。米政府は北朝鮮が非核化の約束実現に消極的だと非難し、北朝鮮は米国の追加制裁が自分たちの経済を痛めつけ、特定の政府関係者を標的にしていると反発している。

ドナルド・トランプ米大統領は今年9月の時点で、金委員長から「温かな」書簡を受け取ったと明らかにし、2度目の米朝首脳会談が「そう遠くない将来」に開催されると述べていたが、まだ具体的な日程は示されていない。

(英語記事 Kim Jong-un letter to Seoul asks for more summits in 2019