2019年01月08日 11:25 公開

北朝鮮の国営・朝鮮中央通信(KCNA)は8日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、中国・北京に到着したと伝えた。中国の習近平国家主席の招待で中国を訪問しているという。委員長が鉄道で中国に向かっているのではとの憶測が、前日から流れていた。

中国と北朝鮮のメディアが8日朝、金委員長訪中を報道した。金委員長は妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏と共に、今月10日まで訪中する予定という。

同日午後には、委員長の特徴的な緑と黄色の車両が北京に到着した。警護付きの車列が北京市内の中心部を通過する様子も、確認された。

金氏の中国訪問は、この1年足らずで4回目。金氏は複数の北朝鮮政府高官と共に、装甲付き専用列車で中国に向かった。

8日には金委員長の35歳の誕生日とも言われているが、北朝鮮政府はこれを正式に認めてはいない。

北朝鮮をめぐっては、金氏とドナルド・トランプ米大統領の2度目の首脳会談について交渉中だという報道もある。

トランプ大統領は昨年6月、現職の米大統領としては初めて北朝鮮の元首と会談した。

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中国は北朝鮮の外交的な友好国で、貿易相手国としても支援元としても主要な国の一つ。

金委員長は2011年に最高指導者となってから6年以上、習国家主席と会談しなかったが、昨年は中国を3回訪問し、習氏に敬意を表している。

BBCのローラ・ビッカー・ソウル特派員によると、昨年の訪中のうち米朝首脳会談と南北首脳会談の直前に行われた2回は、戦略調整の機会だったと見る向きもある。

今回の3日間の滞在で、2回目の米朝首脳会談が近く実現するのではと憶測が強まる見通しだ。

トランプ大統領は6日、次の米朝首脳会談の予定地をそう遠くない将来に発表すると発言した。

トランプ氏はワシントンで記者団に、北朝鮮とは「良い対話」が行われていると話した一方、同国への制裁は継続すると述べた。

(英語記事 North Korea's Kim takes train to China