2019年01月11日 13:05 公開

テニスのアンディー・マリー選手(31)は11日、今年7月のウィンブルドンを最後に引退する予定だが、体調不良のため今月の全豪オープンが現役最後の大会になるかもしれないと記者会見で述べた。

14日からの全豪大会に先駆けて記者会見したマリー選手は、涙ながらに「今後さらに4、5カ月、この痛みを抱えながらプレーできるか分からない」と話した。「ウィンブルドンにはたどり着きたいが、それが確実にできるかも分からない」。

英スコットランド出身で元世界ランキング1位のマリー選手は、慢性的な故障を抱える臀部(でんぶ)の手術を昨年1月に受けたものの、回復が遅れて苦しんできた。昨年6月に復帰して以来、出場した試合は14回。

昨年9月にシーズン半ばで試合出場を切り上げた後は、リハビリに専念していた。しかし、10日に世界1位のノヴァク・ジョコヴィッチ選手と公開練習に臨んだ際には、本調子でない様子がうかがえた。

記者会見の冒頭で「調子はどうですか」と質問されると、マリー選手は「あまり良くない」と絞り出すように答え、帽子で顔を隠してから涙を流した。

いったん退出した選手は会見室に戻り、「調子は良くない。ここしばらく、苦労してきた。もう20カ月ほどずっと、ひどい痛みを抱えてきた。できることはほぼ全部やったが、あまり効果は出ていない」と認めた。

「半年前よりは改善しているが、まだ痛みはかなりひどい。ある程度はプレイできるが、かつてのレベルではできない」

「痛みは耐えがたい。この痛みがいつなくなるのか分からないままプレイしているので、区切りが必要だ」

「ウィンブルドンまでは続けたい。やめる時には、ウィンブルドンでやめたい。でもそれができるか、はっきり分からない」

「再手術を受けるという選択もある。そうすれば生活の質は向上して、痛みもなくなる。真剣に検討している。この手術を受けて再起した選手もいるが、再起できる保証はない」

マリー選手はさらに、ダブルス転向は考えていないと述べた。

マリー選手は2012年の全米、2013年と2016年の全英と四大大会を3回優勝し、2012年と2016年のオリンピックで金メダルを獲得。通算37週間、世界ランキング1位だった。

(英語記事 Andy Murray says Australian Open could be his last tournament