2019年02月04日 12:02 公開

イギリス南部では1日から広い範囲で雪が降り、場所によっては19センチの積雪があった。その影響で2日早朝には、自然が作り出した雪のロールケーキのような珍しい現象が、南西部ウイルトシャーで見られた。

森林作業員のブライアン・ベイリスさん(51)は日の出の直後に自分の牧草地で、珍しい「雪まくり」を6カ所で見つけた。最初は誰かが作ったのかと思ったが、周囲に足跡がなかったため、天然のものだと分かったという。

「雪まくり」は、風と雪の条件が合わさり、風が適量の雪を転がしていくとできると言われる。

ベイリスさんは「こんなものを見るのは初めて」で、近づくと「中心部から太陽がのぞいて見えたので、何なんだこれは」と不思議に思いながら撮影したと話す。

BBC天気のイアン・ファーガソン気象予報士によると、条件がぴったり合わさって「雪まくり」ができるのは「とても珍しい」。

「とても珍しい気象現象を撮影した、非常に美しい写真ばかりだ。雪まくりを実際に目にしたブライアンは、非常に幸運だ」とファーガソン気象予報士は言う。

「諸条件がぴったり重ならないと、雪まくりはできない。植生のないなだらかな斜面だと、発生の確率が高まる。今回の場合は、ウイルトシャー州モールバラの近くだ。その斜面に雪が薄く積もり、下の氷とくっつかず、特定の気温や湿度や風速がすべて合わさって初めて、この珍しい気象現象ができる」

風が強すぎても弱すぎても、あるいは雪が重すぎても、雪まくりはできない。

しかし条件がぴったり合えば、ドーナッツや空洞のロールケーキのような雪の造形物が出来上がる。

(英語記事 Rare snow rollers spotted in field near Marlborough