2019年02月22日 18:11 公開

通常はテリーザ・メイ英首相に忠実な与党・保守党の議員団が22日、もし政府が欧州連合(EU)との合意のないまま離脱に突き進むなら、多数の閣僚が抗議辞任するとメイ首相に警告した。

EU残留派も離脱派も加わる議員団は、メイ首相がEUと再交渉した協定が下院で過半数の支持を獲得しない場合は、ブレグジットの延期などを求める代替案を支持するかもしれないと話している。議員団のアンドリュー・パーシー副代表はBBCに、30人以上の議員が合意なしEU離脱(ブレグジット)を阻止しようとするかもしれないと述べた。

イギリスは3月29日にEUを離脱する予定。

政府は、下院の懸念に対応するためのEUとの「生産的」な交渉が緊急性を帯びて続いていると話しているが、メイ政権は、合意のないまま離脱する可能性を否定していない。

いわゆる「合意なしブレグジット」となった場合、社会が大きく混乱すると多くの議員が懸念している。

下院は27日にあらためて、政府がEUと交渉中の離脱案を審議する。27日までに新たな離脱協定がまとまらなければ、下院は代替案について採決する。

ブレグジットを支持する議員団は、3月半ばまでにEUと離脱協定が合意できなければ、ブレグジットを延期し、合意なしブレグジットを阻止するため、与野党議員提出の代替案を支持する方針を示している。

オリヴァー・レトウィン議員(保守党)とイヴェット・クーパー議員(労働党)が提出したこの代替案については、閣内からも複数の閣僚が支持する可能性が浮上しており、その場合はメイ氏の首相権限に真っ向から挑戦する形になる。

(英語記事 Brexit: Theresa May warned dozens of Tories could rebel over no-deal